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┃ ■ほっ都マガジン■ ひきこもり支援情報メールマガジン
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┃ -ひきこもり支援情報と、ホッとする「安心」をお届けします-
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第180号:2022年5月2日発行
□ ひきこもり支援情報メールマガジン「ほっ都マガジン」の第180号
です。
京都府家庭支援総合センターがある五条坂周辺では、最近、修学旅行
生と思われる学生の姿をよく見かけるようになりました。この光景を見
るのは、久しぶりのような気がします。
市バスで移動している時、「次、どこのバス停で降りるの?」という
修学旅行生の会話は面白いですよ。京都の人にとっては、馴染みのある
地名、バス停も、他府県から来る修学旅行生には難読のようです。
「烏丸丸太町」に近づいた時です。「次、降りるよ。からすまる まる
たちょう」とリーダーが叫んだんです。しばらくすると、「次は、から
すま まるたまち~」というアナウンスが流れました。読み方の正解を
知ったリーダーが照れくさそうにしていたのを見て、思わず笑ってしま
いました。
以前のような、ありふれた日常が少しずつ戻ってきているように感じ
た、今日この頃です。
▽▼▽▼ 目次 ▽▼▽▼
1.はじめに
2.リレーコラム
『話を聴く』ということ
京都府家庭支援総合センター
ひきこもり支援担当
相談員(臨床心理士)米田 岬
3.イベント等情報
4.京都府からのお知らせ
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┗■ 1.はじめに
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□ ひきこもり支援情報メールマガジン「ほっ都マガジン」は、月刊でひ
きこもり支援についてのいろいろな情報をお届けしています。
お役に立ちそうな情報があれば、お知り合いの方などに、広く紹介して
ください。
□ バックナンバーはポータルサイトで!
「ほっ都マガジン」は、「ひきこもり支援情報ポータルサイト」
(http://www.kyoto-hikikomori-net.jp/)にバックナンバーを掲載し
ています。
□ 京都府ひきこもり支援情報ポータルサイトの
「インターネット相談」「掲示板」をご利用ください!
相談は、問題解決のための第一歩です。ひきこもりで困っておられる
ご本人・ご家族の方は、ぜひ「インターネット相談」を利用してみてく
ださい。インターネット相談は24時間受付で、専門のスタッフが対応
します。
また、「掲示板」では、ひきこもりに関するトピックについて、他の
閲覧者の意見を募る等の交流をができます。ぜひご活用ください。
○ ひきこもり支援情報ポータルサイト
http://www.kyoto-hikikomori-net.jp/consul/
┗■ 2.リレーコラム
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『話を聴く』ということ
京都府家庭支援総合センター
ひきこもり支援担当
相談員(臨床心理士)米田 岬
私は、話を聴く時に、「否定しない」、「相手が話をしている最中に自分
の意見をはさまない」といことを大切にしています。これは、私が話す側だ
ったらと考えると、必死に伝えようとしているところに、否定の言葉や相手
の意見を言われると、上手く話せずに、「この人に言っても仕方がない」、
「自分のことばかり話す」と思ってしまうからです。それが毎回になると、
反応がパターン化して、相手の反応が読みやすくなって結果が見えてしまい、
そもそもその人には話さなくなるだろうなと思うからです。
ひきこもり相談の場面で、当事者の方が親に対して、「どうせ○○って言
うに決まっている」という台詞を言われるのをよく耳にし、親御さんとの面
接でお話を聴いていると、子どもの行動や発言に対しての否定的な意見を持
っておられると感じることも少なくありません。
親が当事者に対して、形式上意見を聞いているだけの、「どうしたいの」、
「何でこんなことをしたの?」は、ほぼ見透かされていると思います。それ
は話の流れであったり、意見を言った後に「でもね」や「え~」と意見を反
転させたりするようとする言葉、それが醸し出す雰囲気や表情が教えている
のです。当事者は、ただ単純に親に反発しているのではなく、根本的に意見
を聴こうとしてくれない姿勢への不満をぶつけているのです。お互いに、「
どうせ○○って言うに決まっている」、「どうせ○○だから、こんなことし
たんだろう」と決めつけてしまっては、相互理解は一向に進んで行きません。
反応がパターン化された関係では、なかなか話を聴くという姿勢は持ちに
くいものです。ただ、同じように見えても、毎回全く同じ事態になることは
ないと考えます。全く同じではないということは、少し違う理由があるかも
しれません。その少しの変化をしっかりと捉え、毎回、新鮮な「何でだろう」
をぶつけて聴くと、いつもと違う話し合いの場が生まれるかもしれません。
┗■ 3.イベント等情報
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◎令和4年度 ひきこもりを支える家族教室の開催について
京都府家庭支援総合センターでは、ひきこもり状態にある方を支える御家族を
対象とした家族教室を実施しています。家族教室では、ひきこもりについての理
解や対応方法を学ぶだけでなく、様々なプログラムを通して、御家族の不安や孤
立感を和らげることにも取り組んでいます。また、同じ悩みや不安のある参加家
族の方々に、意見交換をしていただく家族交流も行っています。
新型コロナウイルス感染症予防の観点から、昨年度に引き続き、以下の点に留
意し、家族教室を開催することとします。ただし、状況に応じて、延期または中
止する可能性があることをご承知置きください。
*1テーマにつき2回開催し、参加者の分散を図ります。そのため、完全予約制と
します。
*1グループは3~4名の少人数で実施します。最大5グループ、1回で最大20名と
します。
*参加者には、会場に入る前の検温、手指の消毒、マスクの着用に御協力をお願
いします。
*会場のこまめな換気、家族教室終了後の消毒を徹底します。
参加をご希望される方は、必ず事前に、ひきこもり相談専用電話までお電話い
ただき、参加の予約をお願いいたします(京都府在住の方、ひきこもり当事者が
京都府在住の御家族の方に限らせていただきます)。
電話:075-531-5255(平日の午前9時から午後4時)
注※参加には事前予約が必要です。
◇令和4年度ひきこもりを支える家族教室プログラム
<日程>
(第1回)5月24日(火)、5月27日(金) オリエンテーション、ひきこもりの基本的知識
(第2回)6月21日(火)、6月24日(金) マインドフルネスについて学ぶ
(第3回)7月26日(火)、7月29日(金) 家族療法の考え方を学ぶ
(第4回)8月30日(火)、9月 2日(金) 子どもの自己肯定感を高めるために親ができること
(第5回)9月27日(火)、9月30日(金) 支援事例(不登校からのひきこもり支援)から
子どもへの接し方を考える
(第6回)10月25日(火)、10月28日(金) 作業療法士会の取り組み、支援事例の紹介
(特別編)11月11日(金) 精神科医の話を聴く
(第7回)11月15日(火)、11月25日(金) 経験者の体験談とトークセッション
(第8回)12月13日(火)、12月16日(金) ご自身の考え方を知る~認知行動量方の視点~
(第9回)令和5年
1月24日(火)、1月27日(金) 発達障害がある方の支援事例
(第10回) 2月21日(火)、2月24日(金) 振り返り、まとめ
▼各回とも事前に電話でご予約いただき、参加希望日をお伝えください。なお、両日参加は
できません。どちらか1回とさせていただきます。
▼日時:毎回13時30分~15時15分
▼内容の詳細については、京都府家庭支援総合センターホームページにも掲載しています。
会場は京都府家庭支援総合センターです。特別編(11月11日)、第7回(11月15日、11月
25日)開催分については、会場を変更して実施します。
注1)プログラムの内容については、変更される場合があります。
注2)北部地域での家族教室については、開催方法、内容等も含め検討中です。詳細が決定
次第、ポータルサイトなどで御案内いたします。
◎令和4年度ひきこもり北部相談の実施について
京都府家庭支援総合センターでは、毎月2回、京都府中丹西保健所を中心に、
ひきこもり北部相談を実施しています。「今の状態を変えたい」、「自信が持
てない」と悩んでおられる当事者の方、「どう接していけば良いかわからない」、
「本人の状態をどう捉えたらよいかわからない」と困っておられるご家族の相
談をお伺いします。
また、令和4年度も、北京都若者サポートステーションと連携し、「働きた
いけど、どう進めてよいかわからない」、「働く自信が持てない」、「自分の
得意なこと、苦手なことがわからず、何が向いているのかわからない」、「働
こうと思っている本人をどのようにサポートすればよいかわからない」といった、
ご本人やご家族の就労に関する相談をお聴きします。どうぞ、お気軽にご相談
ください。
なお、相談は事前予約制になっています。相談をご希望される方は、ひきこ
もり相談専門電話(075)531-5255(平日の午前9時~午後4時)までお電話くだ
さい。また、「遠くて行けない」、「交通手段がない」等、ご家庭の事情があ
る場合も、お気軽にご相談ください。
<日程>
令和4年 5月11日(水)、18日(水)
6月 1日(水)、15日(水)
7月 6日(水)、20日(水)
8月 3日(水)、17日(水)
9月 7日(水)、21日(水)
10月 5日(水)、19日(水)
11月 2日(水)、16日(水)
12月 7日(水)、21日(水)
令和5年 1月11日(水)、18日(水)
2月 1日(水)、15日(水)
3月 1日(水)、15日(水)
<場所>京都府中丹西保健所(京都府福知山市篠尾新町1丁目91)第4会議室他
<お問い合わせ> 京都府家庭支援総合センターひきこもり支援相談電話
電話:(075)531-5255(9時~16時)
◎新型コロナウイルス感染症予防について◎
新型コロナウイルス オミクロン株の新たな変異がみられるという報道も
あり、1日の感染者数もなかなか減少しない状況が続いています。
家庭支援総合センター、チーム絆地域チームにおける相談、イベント等に
つきまして、状況に応じて、変更する場合があります。もし、変更があった
場合等につきましては、臨時のメールマガジンを送信する等して、ご案内を
させていただきます。ご理解の程、よろしくお願い申し上げます。
皆さまにおかれましては、すでに実践いただいているところですが、今後
も引き続き、ご協力の程、よろしくお願い申し上げます。
*感染を防ぐために*
~3つの基本~
・正しいマスクの着用
・こまめな手洗い
・外出先での手指消毒設備の活用
~ディスタンス~
・人と人との距離を確保して、大声での会話を控える
~換気~
・正しく換気
・こまめに換気
~リスク回避~
・感染リスクを回避
人混みを避ける
基本的な感染対策等の実践
┗■ 4.京都府からのお知らせ
脱ひきこもり支援センター&チーム絆の取り組み
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京都府では、ひきこもり状態にある方とその御家族を支えるため、京都府
家庭支援総合センター内に「脱ひきこもり支援センター」を設置しています。
また、ひきこもり状態にある方やその御家族が、身近な地域で訪問・相談
等の支援を受けられるよう、民間団体と連携し「チーム絆・地域チーム」を
府内に設置しています。
脱ひきこもり支援センターと地域チームが「チーム絆」として協働し、ひ
きこもり状態にある方が社会とのつながりを強めていけるよう支援していき
ます。
☆☆ 脱ひきこもり支援センター(京都府家庭支援総合センタ-内)☆☆
電話相談:月曜~金曜 午前9時~午後4時 ※祝日・年末年始を除く
来所相談:予約制(まずは電話でご連絡ください。)
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│ひきこもり相談専用電話:075-531-5255 │
│問合せ等メールアドレス:team-kizuna@pref.kyoto.lg.jp │
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★★★ 乙訓地域チーム★★★
NPO法人乙訓障害者事業協会 『乙訓もも』
住所:長岡京市開田1丁目5-5
電話:075-952-2890
受付日時:月~金 9:00~16:00
★★★ 山城北地域チーム ★★★
ほっこりスペース あい
住所:宇治市木幡赤塚47-12
電話:0774-32-6187
受付日時:月~金 10:00~17:00
★★★ 山城南地域チーム ★★★
社会福祉法人南山城学園 京都府「チーム絆」山城南相談室
住所:木津川市木津雲村111-1三浦ビル2F 211-1
電話:080-4682-8032
受付日時:月~土 10:00~17:00
★★★ 南丹地域チーム★★★
京都府チーム絆 学びの森
住所:亀岡市南つつじヶ丘大葉台2-44-9
電話:0771-20-4829
受付日時:月~金 10:30~17:30
★★★ 中丹地域チーム ★★★
NPO法人ニュートラル
住所:福知山市厚中町206
電話:090-7363-8530
受付日時:月~金 9:00~16:00
★★★ 丹後地域チーム ★★★
企業組合労協センター事業団『ひととわ』
住所:京丹後市峰山町杉谷29-4
電話:080-2507-9010
受付日時:月~金 9:00~18:00(水曜日午後は閉館)
────────────────────────────────☆
▽▼▽▼あとがき▽▼▽▼
ひきこもり支援情報メールマガジン「ほっ都マガジン」第180号は
いかがでしたでしょうか?
次号は、5月下旬に配信予定です。
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┃○ 発行:京都府ひきこもり支援情報ポータルサイト
┃ (事務局:京都府 脱ひきこもり支援センター)
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