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┃ ■ほっ都マガジン■ ひきこもり支援情報メールマガジン
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┃ -ひきこもり支援情報と、ホッとする「安心」をお届けします-
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第178号:2022年2月18日発行
□ ひきこもり支援情報メールマガジン「ほっ都マガジン」の第178号
です。
暦の上では春ですが、まだまだ寒い日が続いていますね。
先日、あまりにも足先が冷えるので、以前テレビでやっていたことを思
い出し、台所からアルミホイルを取り出して足に巻いてみました。
「え、アルミホイル?」「余計に冷えるんじゃない?」と思われた方もお
られると思います。もちろん、最初は冷たく感じますが、その後、10分
も経たないうちに温かくなっていきました。アルミホイルで冷え性が改善
した、肩こりが治ったという方もおられるようですよ。アルミホイルにも
いろいろな使い方があるんですね。
常識にとらわれると、この発想はなかなか生まれません。私たちは日常
生活の中で、「これが普通」とか「これが常識」という感覚が知らず知ら
ずの内に根付いているのかもしれませんね。
日常に潜んでいる「普通」、「常識」を見直してみると、新たな発見が
できるかもしれません。
▽▼▽▼ 目次 ▽▼▽▼
1.はじめに
2.リレーコラム
ほっこりスペースあいのスタッフになって思うこと
ほっこりスペース あい
相談支援員 市田 康直氏
3.イベント等情報
4.京都府からのお知らせ
△▲△▲△▲△▲△▲△▲
┗■ 1.はじめに
└──────────────────────────―――――
□ ひきこもり支援情報メールマガジン「ほっ都マガジン」は、月刊でひ
きこもり支援についてのいろいろな情報をお届けしています。
お役に立ちそうな情報があれば、お知り合いの方などに、広く紹介して
ください。
□ バックナンバーはポータルサイトで!
「ほっ都マガジン」は、「ひきこもり支援情報ポータルサイト」
(http://www.kyoto-hikikomori-net.jp/)にバックナンバーを掲載し
ています。
□ 京都府ひきこもり支援情報ポータルサイトの
「インターネット相談」「掲示板」をご利用ください!
相談は、問題解決のための第一歩です。ひきこもりで困っておられる
ご本人・ご家族の方は、ぜひ「インターネット相談」を利用してみてく
ださい。インターネット相談は24時間受付で、専門のスタッフが対応
します。
また、「掲示板」では、ひきこもりに関するトピックについて、他の
閲覧者の意見を募る等の交流をができます。ぜひご活用ください。
○ ひきこもり支援情報ポータルサイト
http://www.kyoto-hikikomori-net.jp/consul/
┗■ 2.リレーコラム
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「ほっこりスペースあいのスタッフになって思うこと」
ほっこりスペース あい
相談支援員 市田 康直
「ほっこりタイムで出会った青年たち」
それは、ほっこりタイムに参加した時のフリートークでの話です。
一人の青年がネットの世界のひどさに憤って口火を切られました。阪神ファンの
彼は、ヤクルト戦での小さなトラブルから、「阪神はひどいチームだ」という非難
の嵐がネット上に流れていることを悔しそうに語っていました。「問題に思うこと
を自分がつぶやくのは自由だが、それをおもしろおかしく広めて、全員の意見のよ
うに拡散する仕方は卑怯だし、許せない。」と。
すると、それに続けていくつかの犯罪に意見が移っていきました。
ある青年はその頃起きた事件で、京王線の電車内で、乗客が襲われ17人が負傷し
たという話に自分の意見を述べられました。映画「ジョーカー」にあこがれたとい
う容疑者が、逃げられない電車内で乗客を刺傷し、火を放ち、誰もいなくなった車
両で一人平然とたばこを吸って次の駅で捕まるまで座席に座っていた異常な光景。
その事件について、青年はこう語ったのです。
「ジョーカーもまた、孤独な優しい少年が人を笑わせたくて大道芸人になろうと
したが、社会の理不尽さから悪の道へと挫折していき犯罪者となった。京王線の容
疑者がやったことは絶対に許すことができないし、自分は絶対にしようとは思わな
いが、この社会の生きづらさから逃れたいと思った彼の気持ちはちょっとだけ分か
る気がする。」と。
「この青年たちはなんという美しい心を持っているのだろうか」と私は感心させ
られました。現代社会で「正解か間違いか、正義か悪か」といった二者択一の切り
捨てる物の見方でなく、正しさの中にある間違い、だめなことの中にある良いこと
を見つけようとする柔軟さが、この青年たちにはきちんと育っているということを
知らされました。
これは、学校などで得る知識ではなく、自分の中で自分と向き合いじっくり育ん
だ知恵ではないだろうかと思うのです。
「ゆっくり歩くことの大切さ」
先日、残っていた街路樹の「トウカエデ」が紅く紅葉した葉を、すべて落としま
した。ほかの木がどんどん紅葉していたとき、この一本だけは遅々として紅くなら
ずに残っていたのです。毎日の散歩中、いつ見ても変わらぬ姿でした。
けれども、その一本が本当に見事でした。ほかの全ての木が葉を落としていく中、
たった一本ずっと紅葉したまますっくと立っていたのです。見上げたその木のなん
と自立した神々しい姿だったことか。その木は一人ゆっくり紅葉を成し遂げたので
す。
「全ての命にひとつずつの育ちがある。」
ゆっくり散歩する度にその命に出会う。今日も、私は「サザンカ」の咲いている
「あい」への小道をゆっくり歩いています。ゆっくり自分のペースで歩いて行こう。
また、3月になれば、あの家の角に黄色い「ミモザ」の花がきれいに花を咲かせる
でしょう。
その同じ時、彼らもまた、窓の内側から、「あい」の生け垣に「サザンカ」の花
が咲いている事に一人一人で思いを寄せていることと思います。
┗■ 3.イベント等情報
└────────────────────────────――――
◎令和3年度「ひきこもりを支える家族教室」の開催について
京都府脱ひきこもり支援センターでは、ひきこもり状態にある方を支えるご家族を
対象とした家族教室を実施しています。家族教室では、ひきこもりについての理解や
対応方法を学ぶだけでなく、様々なプログラムを通して、ご家族の不安や孤立感を和
らげることにも取り組んでいます。
現在、新型コロナウイルス感染症感染拡大に伴い、蔓延防止等重点措置が発令され
ておりますので、家族交流会(意見交換会)については実施しておりません。講義の
みの開催とさせていただいております。ご承知おきください。
・参加者には、会場に入る前の検温、手指の消毒、マスクの着用に御協力をお願いし
ます。
・会場のこまめな換気、家族教室終了後の消毒を徹底します。
参加をご希望される場合は、下記の電話にお申し込みください。
電話:京都府脱ひきこもり支援センター
075-531-5255(平日の午前9時~午後4時)
※参加には事前予約が必要です。
*令和3年度ひきこもりを支える家族教室
日程 (第10回) 2月22日(火)、25日(金)振り返り、まとめ
時間 13時30分~14時30分
(令和4年度「ひきこもりを支える家族教室」について)
令和4年度「ひきこもりを支える家族教室」につきましては、4月下旬に京都府家庭
支援総合センターホームページ、京都府ひきこもり支援ポータルサイトイベント情報、
メールマガジン等で案内させていただく予定をしております。
現在、次年度に向けた準備をしております。今しばらくお待ちいただきますよう、
お願い申し上げます。
◎ひきこもり北部相談の実施について
京都府脱ひきこもり支援センターでは、中丹西保健所を中心に、ひきこもり北部相
談を実施しています。
また、第1水曜日の午前中を基本に、北京都若者サポートステーションと連携し、
「就労を目指していきたいと思っているが、どのように進めていけばよいかわからな
い」「働く自信がない」等と悩んでおられる当事者の方や、「就職してほしいけれど、
どう働きかければよいか、悩んでいる」「ひきこもっている子どもを、どう就労に繋
げればよいかわからない」等と困っておられるご家族の相談をお聞きし、一緒に考え
ていける場にしていきたいと考えています。
開催日は、下記の日程をご参照ください。毎月第1、第3水曜日を予定しています
が、新型コロナウイルス感染症等の状況により、日程を変更する場合があります。ご
承知おきください。
北部相談は予約制になります。相談をご希望される場合は、脱ひきこもり支援セン
ター相談電話(電話(075)531-5255)までご予約ください。また、「遠くて行けない」、
「交通手段がない」等のご事情がある場合も、ご相談ください。
○日程 令和4年
・3月 2日(水)、16日(水)
※なお、お一人の1回のご相談は1時間です。
○お問合せ 京都府脱ひきこもり支援センター
電話:(075)531-5255 午前9時~午後4時
(令和4年度ひきこもり北部相談について)
京都府脱ひきこもり支援センターでは、令和4年度も中丹西保健所(福知山)を中心に
北部相談を開催する予定です。
日程等、詳細が決まり次第、京都府家庭支援総合センターホームページ、京都府ひきこ
もり支援ポータルサイトイベント情報、メールマガジン等で案内させていただく予定です。
今しばらく、お待ちいただきますよう、お願い申し上げます。
◎チーム絆地域チーム「乙訓もも」令和3年度第2回乙訓地域(2市1町)支援者交流セミ
ナーの開催日時と開催方法変更のお知らせ
改正社会福祉法が施行され、地域で生きづらさを抱える人たちを重層的に支援する仕組み
が必要とされています。地域で重層的な支援を構築するためのネットワークづくりを行うに
はどうすればよいのでしょうか。
今回はすでに支援のためのネットワーク会議の仕組みを作られている南丹地域の事例を学
び、乙訓地域で支援ネットワークを作るためにはどのような課題があるのか、皆さんと一緒
に考えていきたいと思います。
当初は、2月23日(祝)に開催予定でしたが、新型コロナウイルス感染拡大予防の観点
から、やむを得ず、開催日時と開催方法を変更しましたので、御理解いただき、御参加いた
だきますよう、お願いいたします。
*内容
第1部 活動紹介
学びの森について(チーム絆地域チーム南丹地域担当)
<講師> 有限会社グローバル教育研究所代表
一般社団法人学びラボ理事 北村 真也氏
第2部 事例紹介
不登校ひきこもりに関する南丹地域の事業所ネットワーク
<講師> 有限会社グローバル教育研究所代表
一般社団法人学びラボ理事 北村 真也氏
総合生活支援センターしょうかえん
センター長 和田 誠司氏
第3部 ワークショップ
乙訓地域に支援ネットワークづくりにおける課題の洗い出し
日時:令和4年3月10日(木) 午後1時30分~午後4時
会場:Zoomによるオンライン開催
参加費:無料
申込〆切:令和4年3月4日(金)
定員:100名(事前申し込み制です)
申込・問合せ:NPO法人乙訓障害者事業協会乙訓もも
TEL:075-952-2800
FAX:075-874-7008
メール:otokuni.momo@gmail.com
※オンライン開催のため、メールアドレスを必ずご記入ください。
開催時に必要なURL等、メールでご連絡させていただきます。
◎NPO法人若者と家族のライフプランを考える会(LPW)2022年3月のイベ
ントのお知らせ
NPO法人若者と家族のライフプランを考える会から将来設計支援業務等のお知らせ
です。ご興味のある方は、是非、ご参加ください。
* 京都府「ひきこもり将来設計支援業務」常設相談・個別相談
日時:毎月 第1・第3木曜日11時~16時
会場:LPW事務所
(京都市左京区下鴨梅ノ木町17-1、市バス「洛北高校グラウンド前」下車すぐ)
内容:ひきこもり当事者と家族のライフプランに関する専門家相談
(ファイナンシャルプラン、法律、年金、社会参加・就労、福祉)
* 「Kyoto こころつながるプロジェクト」(京都市社会福祉協議会 主催)
日時:3月5日(土)10:30~15:00
会場:ゼスト御池河原町広場 (京都市営地下鉄「京都市役所前」)
内容:地下街でのイベントに参加し地域の支援団体と交流
ひきこもり相談ブース、アート・ワークショップ、バンド演奏等
お問い合わせ:「NPO法人若者と家族のライフプランを考える会」まで
電話・ファックス:(075)212-2437
e-mail: mypath@lpw-kyoto.org
URL: https://lpw.kyoto/
◎東山区「不登校・ひきこもりを考える親の会」シオンの家からイベントのお知らせ
京都市北区紫野にある「TAMARIBA」におきまして、「僕らの音。僕らの色。」
を開催します。心温まるメロディーとアートをお届けし、ホッとできる時間を、参加者の
皆さんと共有できればと思っています。
ご興味のある方は、是非、ご参加ください。
○日 時 令和4年3月5日(土)11時30分~15時
○場 所 TAMARIBA
京都市北区紫野西御所田町16-2風良野?番館1階
(市バス 北大路堀川バス停前)
○メニュー ・音楽
(演奏会は11時30分~、13時~、14時~の3回予定)
曲目「アゲハ蝶」、「スカボロ・フェア」
「カントリーロード」、「時の傷痕」
・アート
○問合せ先 電話:(070)5506-8293 担当 上坂
○備 考 *マスクの着用、手指の消毒等、新型コロナウイルス感染防止対策に
ご協力をお願いします。
*新型コロナウイルス感染状況等により、急遽イベントが中止となる
場合があります。御了承ください。
◎厚生労働省ひきこもり支援ポータルサイト「ひきこもりVOICE STATION」開設のお知らせ
このたび、厚生労働省ひきこもり支援ポータルサイト「ひきこもりVOICE STATION」が
開設されました。ひきこもりに関する基礎情報や全国の相談窓口、イベント情報等が掲載
されています。随時更新されていきますので、是非、ご覧ください。
https://hikikomori-voice-station.mhlw.go.jp/
【主な掲載内容】
・ひきこもりに関する基礎情報
・全国の相談窓口
・イベント情報(シンポジウム/サミットなど)※イベント動画も後日掲載します
・当事者経験のある著名人・専門家によるインタビュー記事
・当事者や家族、支援者の声を集めたラジオ風音声コンテンツ など
◎新型コロナウイルス感染症予防について◎
皆さまもご存じのとおり、全国的に新型コロナウイルス変異株が猛威を振るい、感染者
が急増している状況が続いております。
脱ひきこもり支援センター、チーム絆地域チームにおける相談、イベント等につきまし
て、状況に応じて、変更する場合があります。もし、変更があった場合等につきましては、
臨時のメールマガジンを送信する等して、ご案内をさせていただきます。ご理解の程、よ
ろしくお願い申し上げます。
皆さまにおかれましては、すでに実践いただいているところですが、今後も引き続き、
ご協力の程、よろしくお願い申し上げます。
?基本の実践
・身体的距離の確保
・マスクの着用
・手洗い
・発熱または風邪の症状がある場合は、無理せず自宅で療養する
?3つの密を避ける
・換気の悪い密閉を避ける
・多数が集まる密集を避ける
・間近で会話や発声する密接を避ける
?人と人との接触機会を減らす
・不要不急の外出は自粛
┗■ 4.京都府からのお知らせ
脱ひきこもり支援センター&チーム絆の取り組み
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京都府では、ひきこもり状態にある方とその御家族を支えるため、京都府家庭支援
総合センター内に「脱ひきこもり支援センター」を設置しています。
また、ひきこもり状態にある方やその御家族が、身近な地域で訪問・相談等の支援
を受けられるよう、民間団体と連携し「チーム絆・地域チーム」を府内に設置してい
ます。
脱ひきこもり支援センターと地域チームが「チーム絆」として協働し、ひきこもり
状態にある方が社会とのつながりを強めていけるよう支援していきます。
☆☆ 脱ひきこもり支援センター(京都府家庭支援総合センタ-内)☆☆
電話相談:月曜~金曜 9:00~16:00 ※祝日・年末年始を除く
来所相談:予約制(まずは電話でご連絡ください。)
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│ひきこもり相談専用電話:075-531-5255 │
│問合せ等メールアドレス:team-kizuna@pref.kyoto.lg.jp │
└────────────────────────────┘
★★★ 乙訓地域チーム★★★
NPO法人乙訓障害者事業協会 『乙訓もも』
住所:長岡京市開田1丁目5-5
電話:075-952-2890
受付日時:月~金 9:00~16:00
★★★ 山城北地域チーム ★★★
ほっこりスペース あい
住所:宇治市木幡赤塚47-12
電話:0774-32-6187
受付日時:月~金 10:00~17:00
★★★ 山城南地域チーム ★★★
社会福祉法人南山城学園 京都府「チーム絆」山城南相談室
住所:木津川市木津雲村111-1三浦ビル2F 211-1
電話:080-4682-8032
受付日時:月~土 10:00~17:00
★★★ 南丹地域チーム★★★
京都府チーム絆 学びの森
住所:亀岡市南つつじヶ丘大葉台2-44-9
電話:0771-20-4829
受付日時:月~金 10:30~17:30
★★★ 中丹地域チーム ★★★
NPO法人ニュートラル
住所:福知山市厚中町206
電話:090-7363-8530
受付日時:月~金 9:00~16:00
★★★ 丹後地域チーム ★★★
企業組合労協センター事業団『ひととわ』
住所:京丹後市峰山町杉谷29-4
電話:080-2507-9010
受付日時:月~金 9:00~18:00(水曜日午後は閉館)
────────────────────────────────☆
▽▼▽▼あとがき▽▼▽▼
ひきこもり支援情報メールマガジン「ほっ都マガジン」第178号は
いかがでしたでしょうか?
次号は、3月下旬に配信予定です。
△▲△▲△▲△▲△▲△▲
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┃○ 発行:京都府ひきこもり支援情報ポータルサイト
┃ (事務局:京都府 脱ひきこもり支援センター
┃
┃○ 記事の無断転載・転写・コピー・転送等はご遠慮願います。
┃
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┃配信登録・停止:https://kyoto-hikikomori-net.jp/mail/
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