ひきこもり支援メールマガジン「ほっ都マガジン」 第176号


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┃ ■ほっ都マガジン■ ひきこもり支援情報メールマガジン     
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┃  -ひきこもり支援情報と、ホッとする「安心」をお届けします- 
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              第175号:2021年12月21日発行


 □  ひきこもり支援情報メールマガジン「ほっ都マガジン」の第175号
  です。

   今年の世相を表す漢字1字が「金」と発表されました。そういえば、
  東京オリンピック、パラリンピックが開催された年でしたね。遥か遠い
  昔に感じるのは私だけでしょうか。

   もう間もなく、新しい年がやってきます。過去の寅年を振り返ってみ
  ると、「世界初の女性宇宙飛行士が誕生」、「世界最長の明石海峡大橋
  が開通」等、「初」や「新」がまつわる年になっているようです。来る
  新しい年が、希望に満ちあふれた年になることを願っています。

   新しい年が皆さまにとって、良い年になりますように…。


   ▽▼▽▼ 目次 ▽▼▽▼

  1.はじめに
  2.リレーコラム
    「安心して生きていくための将来設計支援」
                NPO法人
                若者と家族のライフプランを考える会
                将来設計支援業務担当  河田 桂子 氏     


  3.イベント等情報
  4.京都府からのお知らせ

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┗■ 1.はじめに
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 □ ひきこもり支援情報メールマガジン「ほっ都マガジン」は、月刊でひ
  きこもり支援についてのいろいろな情報をお届けしています。
  お役に立ちそうな情報があれば、お知り合いの方などに、広く紹介して
   ください。

 □ バックナンバーはポータルサイトで!
   「ほっ都マガジン」は、「ひきこもり支援情報ポータルサイト」
   (http://www.kyoto-hikikomori-net.jp/)にバックナンバーを掲載し
    ています。

 □ 京都府ひきこもり支援情報ポータルサイトの
  「インターネット相談」「掲示板」をご利用ください!

   相談は、問題解決のための第一歩です。ひきこもりで困っておられる
  ご本人・ご家族の方は、ぜひ「インターネット相談」を利用してみてく
   ださい。インターネット相談は24時間受付で、専門のスタッフが対応
  します。

   また、「掲示板」では、ひきこもりに関するトピックについて、他の
  閲覧者の意見を募る等の交流をができます。ぜひご活用ください。

   ○ ひきこもり支援情報ポータルサイト
     http://www.kyoto-hikikomori-net.jp/consul/


┗■ 2.リレーコラム
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   「安心して生きていくための将来設計支援」  
               NPO法人
               若者と家族のライフプランを考える会(略称LPW)
                      将来設計支援業務担当  河田 桂子

  ~孤独と孤立とライフプラン~
   今年、日本では英国に次ぎ世界で2か国目となる「孤独・孤立対策担当大臣」が
  任命され内閣官房に「孤独・孤立対策担当室」が設置されました。コロナウイルス
  による社会的孤立が深刻化した背景と、また現役大学生でもある大空幸星さんの政
  策提言がきっかけにもなりました。大空さんは「孤立」ではなく、これまで個人的
  問題とされてきた「望まない孤独」にアプローチしています。ここで「孤独」と
 「孤立」の意味を改めて考えてみたいと思います。英語では「孤独」にはlonely(本
  人は望まないが孤独を感じ淋しいというネガティブな意味)、alone(事実としての
  一人、単独行動のニュアンス)、solitary(自分の意志として一人でいるというポ
  ジティブな意味合いもある)の3つがあり、英国の孤独担当政策ではlonelyが使わ
  れています。「孤立」はisolation(ある集合からの隔離、客観的状態)とされていま
  す。LPWのライフプラン支援は家族全体の「社会的孤立」への対応が家族ひとり
  ひとりの「孤独」への支援につながることを目標としています。

  ~令和3年度「京都府ひきこもり当事者とその家族等の将来設計支援業務」~
   将来設計支援業務は4年目迎えましたが、コロナ感染状況の波に翻弄され具体的な
  支援を必要とする相談が増えています。今年度のライフプランセミナーは「安心し
  て生きていくために」をテーマに9月から10月にかけ府内4か所で行いました。9月
  はオンラインのみ、10月はオン・オフのハイブリッド開催となりました。地域の
  具体的な支援情報紹介として社会福祉協議会、南丹支援ネットワーク、京丹後市寄
  り添い支援総合サポートセンターの支援内容を紹介して頂きました。

   過去3年間、当事業の専門家による「将来設計個別相談」が前に進むきっかけに
  なった事例は少なくありません。今年度もまだ3月までは個別相談が可能ですので
  どうぞご利用ください。遠方や外出が不安な場合は電話やメールでの相談もさせて
  頂いています。毎月最終金曜日にはzoomによるオン・オフライン居場所も開催して
  います。先行きが見えにくい状況ですがこれからもつながり方を工夫しながら「孤
  立」を防ぎ「安心できるライフプラン」のお手伝いをしていきたいと思います。


 ※河田さんからご紹介のあった「孤独・孤立対策担当室」について、ポータルサイトが
  開設されています。是非、ご覧ください。

  内閣官房「孤独・孤立対策担当室」ホームページ
  あなたはひとりじゃない:https://notalone-cas.go.jp/




┗■ 3.イベント等情報
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 ◎令和3年度「ひきこもりを支える家族教室」の開催について

  京都府脱ひきこもり支援センターでは、ひきこもり状態にある方を支えるご家族を
 対象とした家族教室を実施しています。家族教室では、ひきこもりについての理解や
 対応方法を学ぶだけでなく、様々なプログラムを通して、ご家族の不安や孤立感を和
 らげることにも取り組んでいます。また、同じ悩みや不安のある参加家族の方々に、
 意見交換をしていただく家族交流も行っています。

  第6回の家族教室からは家族交流会(意見交換会)は実施しておりますが、今後の
  新型コロナウイルス感染症の状況に応じて、対応を変更させていただく場合がありま
  すので、ご承知おきください。

  緊急事態宣言は解除になりましたが、脱ひきこもり支援センターでは、以下のこと
 について、今後も引き続き留意して実施します。

 ・1テーマにつき2回開催し、参加者の分散を図ります。そのため、完全予約制とし
  ます。
 ・1グループは3~4名の少人数で実施します。最大5グループ、1回で最大20名
  とします。
 ・参加者には、会場に入る前の検温、手指の消毒、マスクの着用に御協力をお願いし
  ます。
 ・会場のこまめな換気、家族教室終了後の消毒を徹底します。 

  この家族教室は途中からの参加も大歓迎です。ただし、新型コロナウイルス感染症
 予防の観点から、事前予約制とさせていただておりますので、参加をご希望される方
  は、必ず事前に「ひきこもり相談専用電話」までお電話いただき、参加の予約をお願
 いいたします。

    電話:075-531-5255(平日の午前9時~午後4時)
       ※参加には事前予約が必要です。

 *令和3年度ひきこもりを支える家族教室
 日程 (第9回)令和4年
         1月25日(火)及び 1月28日(金)発達障害について
   (第10回) 2月22日(火)及び 2月25日(金)振り返り、まとめ

  ※第4回のプログラムは、新型コロナウイルス感染症による緊急事態宣言が発
   令されていたため中止となり、その結果、それ以降のプログラムを一部変更
   しています。 
  ※各回とも事前に電話でご予約いただき、参加希望日をお伝えください。なお、
   1テーマにつき両日参加はできません。どちらか1回とさせていただきます。

 時間 13時30分~15時15分

  内容の詳細については、京都府家庭支援総合センターホームページにも掲載を予
 定しています。会場は京都府家庭支援総合センターです。
  注1)プログラムの内容については、変更される場合があります。
  注2)北部地域での家族教室については、現在、開催方法、内容等も含め検討中です。
      詳細が決定次第、ポータルサイトなどで御案内いたします。



 ◎ひきこもり北部相談の実施について
   脱ひきこもり支援センター(家庭支援総合センター)では、次年度も中丹西
  保健所を中心に、ひきこもり北部相談を開催します。

   また、第1水曜日の午前中を基本に、北京都若者サポートステーションと連
  携し、「就労を目指していきたいと思っているが、どのように進めていけばよ
  いかわからない」「働く自信がない」等と悩んでおられる当事者の方や、「就
  職してほしいけれど、どう働きかければよいか、悩んでいる」「ひきこもって
  いる子どもを、どう就労に繋げればよいかわからない」等と困っておられるご
  家族の相談をお聞きし、一緒に考えていける場にしていきたいと考えています。

   開催日は、下記の日程をご参照ください。毎月第1、第3水曜日を予定して
  いますが、5月、11月及び令和4年1月は変則的になっています。

   北部相談は予約制になります。相談をご希望される場合は、脱ひきこもり支
  援センター相談電話(電話(075)531-5255)までご予約ください。また、「遠く
  て行けない」、「交通手段がない」等のご事情がある場合も、ご相談ください。

  ○日程  令和4年
       ・1月12日(水)、19日(水)
       ・2月 2日(水)、16日(水)
       ・3月 2日(水)、16日(水)

     ※なお、お一人の1回のご相談は1時間です。

  ○お問合せ 脱ひきこもり支援センター
        電話:(075)531-5255 午前9時~午後4時


 ◎NPO法人若者と家族のライフプランを考える会(LPW)2022年1月~
  3月のイベントのお知らせ

  NPO法人若者と家族のライフプランを考える会から将来設計支援業務等の
 お知らせです。ご興味のある方は、是非、ご参加ください。

  * 京都府「ひきこもり将来設計支援業務」常設相談・個別相談
     日時:毎月 第1・第3木曜日11時~16時
     会場:LPW事務所
       (京都市左京区下鴨梅ノ木町17-1、市バス「洛北高校グラウンド前」下車すぐ)
     内容:ひきこもり当事者と家族のライフプランに関する専門家相談
       (ファイナンシャルプラン、法律、年金、社会参加・就労、福祉)

  * 第1回京都絵画公募展(京都市ひきこもり支援事業補助金交付事業)
     日時:1月18日(火)~23日(日)
        11時~17時(最終日は16時まで)
     会場:ギャリエヤマシタ2号館2F(京都市中京区寺町三条上がる)
     内容:ひきこもり当事者と外の世界をアート作品を通して結ぶ作品展
     後援:京都市、(社福)京都市社会福祉協議会、京都新聞

  * 第2回「LPW@吉田の森」(京都府「ひきこもり社会参加支援事業」)
     日時:2月20日(日)~2月23日(祝)10時半~16時)
     会場:カルチャーガーデン吉田の森(京都市左京区吉田中大路町)
     内容:「臨床美術」「音楽療法」「バンド練習」「e-sports」等、
        LPWの人気プログラムをオープン開催

  * 「Kyoto こころつながるプロジェクト」(京都市社会福祉協議会 主催)
     日時:3月5日(土)10:30~15:00
     会場:ゼスト御池河原町広場 (京都市営地下鉄「京都市役所前」)
     内容:地下街でのイベントに参加し地域の支援団体と交流
        ひきこもり相談ブース、アート・ワークショップ、バンド演奏等

   お問い合わせ:「NPO法人若者と家族のライフプランを考える会」まで

   電話・ファックス:(075)212-2437
   e-mail:  mypath@lpw-kyoto.org
   URL: https://lpw.kyoto/


 ◎乙訓少年支援の会ひまわり「第29回 教育講演会としゃべり場」のご案内

  乙訓少年支援の会ひまわりでは、「不登校自殺」の著者である木下秀美さんを
 お招きし、本の出版から20年が経過してもなお増え続ける不登校やいじめ問題
 について、精神保健福祉士として活動してこられた木下さんの思いをお聴きし、
 交流を深めていきたいと思います。ご興味のある方は、是非、ご参加ください。

   日時:2022年1月15日(土)
        18時30分~(開場は18時15分~)

   場所:長岡京市中央生涯学習センター6階 創作室

   内容:「今もなおつづく、わが子との対話、学校教育への問い」
      ~親として、福祉専門職として考え続けてきたこと~
      講師:木下 秀美氏
         ・教育と人間関係の相談室カンナ代表
         ・精神保健福祉士、自閉症スペクトラム支援士
         ・乙訓不登校を考える親の会『大地』、「育ちカフェ」アドバイザー



 ◎新型コロナウイルス感染症予防の取り組みについて◎

  今後も引き続き、京都府脱ひきこもり支援センター、チーム絆地域チームでは、
 相談場面での部屋の換気、終了後の消毒などを徹底し、感染予防に努めていきます。

  また、皆さまにおかれましても、マスクの着用、手指の消毒、密の回避に努める
 等、感染拡大防止について、御協力の程、よろしくお願いします。


 ※京都府から新型コロナウイルス感染症に関するお知らせ※ 
  新型コロナウイルス感染症に関連する、京都府内での発生状況や様々な対応状況
 などについては、京都府ホームページにおいて随時お知らせしています。
  こちらも併せてご覧いただきますよう、お願いいたします。

  (ホームページ)http://www.pref.kyoto.jp/


┗■ 4.京都府からのお知らせ 
     脱ひきこもり支援センター&チーム絆の取り組み
 └────────────────────────────――――

  京都府では、ひきこもり状態にある方とその御家族を支えるため、京都府
 家庭支援総合センター内に「脱ひきこもり支援センター」を設置しています。
  また、ひきこもり状態にある方やその御家族が、身近な地域で訪問・相談
 等の支援を受けられるよう、民間団体と連携し「チーム絆・地域チーム」を
  府内に設置しています。
  脱ひきこもり支援センターと地域チームが「チーム絆」として協働し、ひ
  きこもり状態にある方が社会とのつながりを強めていけるよう支援していき
  ます。

 ☆☆ 脱ひきこもり支援センター(京都府家庭支援総合センタ-内)☆☆
   電話相談:月曜~金曜 9:00~16:00   ※祝日・年末年始を除く
   来所相談:予約制(まずは電話でご連絡ください。) 

   ┌────────────────────────────┐
   │ひきこもり相談専用電話:075-531-5255          │
   │問合せ等メールアドレス:team-kizuna@pref.kyoto.lg.jp    │         
   └────────────────────────────┘

 ★★★ 乙訓地域チーム★★★
  NPO法人乙訓障害者事業協会 『乙訓もも』
   住所:長岡京市開田1丁目5-5
   電話:075-952-2890
   受付日時:月~金 9:00~16:00

 ★★★ 山城北地域チーム ★★★
  ほっこりスペース あい   
   住所:宇治市木幡赤塚47-12
   電話:0774-32-6187
   受付日時:月~金 10:00~17:00

 ★★★ 山城南地域チーム ★★★
  社会福祉法人南山城学園 京都府「チーム絆」山城南相談室
   住所:木津川市木津雲村111-1三浦ビル2F 211-1
   電話:080-4682-8032
   受付日時:月~土 10:00~17:00

 ★★★ 南丹地域チーム★★★
  京都府チーム絆 学びの森
   住所:亀岡市南つつじヶ丘大葉台2-44-9
   電話:0771-20-4829
   受付日時:月~金 10:30~17:30

 ★★★ 中丹地域チーム ★★★
  NPO法人ニュートラル
   住所:福知山市厚中町206
   電話:090-7363-8530
   受付日時:月~金 9:00~16:00

 ★★★ 丹後地域チーム ★★★
  企業組合労協センター事業団『ひととわ』
   住所:京丹後市峰山町杉谷29-4
   電話:080-2507-9010
   受付日時:月~金 9:00~18:00(水曜日午後は閉館)


────────────────────────────────☆


 ▽▼▽▼あとがき▽▼▽▼

  ひきこもり支援情報メールマガジン「ほっ都マガジン」第175号は
 いかがでしたでしょうか?
  次号は、令和4年1月下旬に配信予定です。
  どうぞ、良いお年をお迎えください。


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┃○ 発行:京都府ひきこもり支援情報ポータルサイト
┃ (事務局:京都府 脱ひきこもり支援センター
┃
┃○ 記事の無断転載・転写・コピー・転送等はご遠慮願います。
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