ひきこもり支援メールマガジン「ほっ都マガジン」 第175号


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┃ ■ほっ都マガジン■ ひきこもり支援情報メールマガジン      
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┃  -ひきこもり支援情報と、ホッとする「安心」をお届けします-  
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              第175号:2021年11月26日発行


 □  ひきこもり支援情報メールマガジン「ほっ都マガジン」の第175号
  です。

   昨年の11月号で、シクラメンのお話しをしました。

      以前、『シクラメンのかほり』の作詞作曲者である小椋佳さんが、
  テレビのインタビューで「当時は3番に出てくる薄紫のシクラメンは、
  実際にはなく、想像で書いた詩なんです。ですが、しばらくすると、
  『薄紫のシクラメンが出来ました』とか、『匂いのするシクラメンを
  開発しました』とか言われて…」と裏話を語っておられて、思わず笑っ
  てしまいました。

   曲がイメージを作り、栽培技術がそれに追いつくという時代。すご
  い時代だな~と、つくづく思いました。

   いよいよ冬が始まりますね。これから日に日に寒さが厳しくなって
  いきますので、どうぞ、お身体を大切になさってください。   
  
    
   ▽▼▽▼ 目次 ▽▼▽▼
 
  1.はじめに
  2.リレーコラム
    「チーム絆」山城南相談室です
                   社会福祉法人南山城学園
                   若年者等就労支援拠点 サザン京都
                                  松野 春菜 氏
                                    
  3.イベント等情報
  4.京都府からのお知らせ

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┗■ 1.はじめに
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 □ ひきこもり支援情報メールマガジン「ほっ都マガジン」は、月刊でひ
  きこもり支援についてのいろいろな情報をお届けしています。
  お役に立ちそうな情報があれば、お知り合いの方などに、広く紹介して
   ください。

 □ バックナンバーはポータルサイトで!
   「ほっ都マガジン」は、「ひきこもり支援情報ポータルサイト」
   (http://www.kyoto-hikikomori-net.jp/)にバックナンバーを掲載し
    ています。

 □ 京都府ひきこもり支援情報ポータルサイトの
  「インターネット相談」「掲示板」をご利用ください!

   相談は、問題解決のための第一歩です。ひきこもりで困っておられる
  ご本人・ご家族の方は、ぜひ「インターネット相談」を利用してみてく
   ださい。インターネット相談は24時間受付で、専門のスタッフが対応
  します。

   また、「掲示板」では、ひきこもりに関するトピックについて、他の
  閲覧者の意見を募る等の交流をができます。ぜひご活用ください。
 
   ○ ひきこもり支援情報ポータルサイト
     http://www.kyoto-hikikomori-net.jp/consul/



┗■ 2.リレーコラム
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  「チーム絆」山城南相談室です
                   社会福祉法人南山城学園
                   若年者等就労支援拠点 サザン京都
                               松野 春菜

  はじめまして。山城南相談室の松野です。今回コラムの担当になり、何
 を書こうか考えていたのですが、先日、利用者さんからお手紙を頂き、そ
 の封筒に描かれていたねずみの絵を見て、ふとテーマが浮かびました。

  レオ=レオニ作の絵本「フレデリック」のお話をしようと思います。
 
  レオ=レオニといえば、国語の教材にもなっている「スイミー」が有名
 ですね。

  このお話は、冬に備えて食べ物を集め働いているねずみの中で、何もせ
 ずにしているフレデリックという名のねずみが主人公です。毎日、食べ物
 を運ぶ仲間のそばで、フレデリックはじっと目をつむり、何もしていない
 ように見えます。周りのねずみは、何故、彼が働かないのか不思議でなり
 ません。

  ある日、仲間がフレデリックに尋ねます。すると、彼は、「さむくてく
 らいふゆのひのために、ぼくはおひさまのひかりをあつめてるんだ」と答
 えます。その後も、フレデリックは仲間に訝しげに思われながらも、「い
 ろ」や「ことば」も集め続けていきます。

  そして冬がやってきます。初めは楽しかった冬ごもりは、やがて食料が
 尽き、寒さに震えるしかなくなったその時、仲間は思い出します。フレデ
 リックの集めていた「おひさまのひかりは?」仲間たちがフレデリックに
 尋ねると、彼は仲間たちに目をつむるように促し、お日様の光やさまざま
 な色の話を始めました。すると、仲間たちの体は暖まり、まぶたの裏に鮮
 やかな色を見たのでした。仲間たちはフレデリックが怠けていた訳ではな
 いことを実感し、彼を認めます。

  そして、フレデリックの「そういうわけさ」という一言で物語は終わり
 ます。

  読み終わった後の印象は、読む人の数だけあると思いますが、私が感じ
 たことは「無駄な事などひとつもない」ということでした。そして何より、
 他者から不思議がられる行為を、フレデリックは最初から自分で認めてい
 たということにとても勇気をもらいました。

  そして、もうひとつ大事なのは、フレデリックの集めたものだけでは冬
 を越せないということです。食料を集めてくれた仲間がいたからこそ、フ
 レデリックは飢えずにいられましたし、自分で集めたものが仲間の役にも
 立ちました。全ての役割を担わなくてもいい、他者とお互いに補うことが
 できる関係が大事なのではないかと感じました。

  みんなと違っていい、自分のしてきたことが役に立つ時がきっと来る。
 そう思うことができる物語です。この夜長に、ひとつ読まれてみてはいか
 がでしょうか。            
 

┗■ 3.イベント等情報
 └────────────────────────────――――
 ◎令和3年度「ひきこもりを支える家族教室」の開催について

  京都府脱ひきこもり支援センターでは、ひきこもり状態にある方を支えるご家族を
 対象とした家族教室を実施しています。家族教室では、ひきこもりについての理解や
 対応方法を学ぶだけでなく、様々なプログラムを通して、ご家族の不安や孤立感を和
 らげることにも取り組んでいます。また、同じ悩みや不安のある参加家族の方々に、
 意見交換をしていただく家族交流も行っています。

  第4回のプログラムは、新型コロナウイルス感染症による緊急事態宣言が発令され
 ていたため中止となり、その結果、それ以降のプログラムを一部変更しています。

  また、第6回の家族教室からは家族交流会(意見交換会)は実施しておりますが、
 今後の新型コロナウイルス感染症の状況に応じて、対応を変更させていただく場合が
 ありますので、ご承知おきください。

  緊急事態宣言は解除になりましたが、脱ひきこもり支援センターでは、以下のこと
 について、今後も引き続き留意して実施します。

 ・1テーマにつき2回開催し、参加者の分散を図ります。そのため、完全予約制とし
  ます。
 ・1グループは3~4名の少人数で実施します。最大5グループ、1回で最大20名
  とします。
 ・参加者には、会場に入る前の検温、手指の消毒、マスクの着用に御協力をお願いし
  ます。
 ・会場のこまめな換気、家族教室終了後の消毒を徹底します。 
 
  この家族教室は途中からの参加も大歓迎です。ただし、新型コロナウイルス感染症
 予防の観点から、事前予約制とさせていただておりますので、参加をご希望される方
  は、必ず事前に「ひきこもり相談専用電話」までお電話いただき、参加の予約をお願
 いいたします。

    電話:075-531-5255(平日の午前9時~午後4時)
       ※参加には事前予約が必要です。

 *令和3年度ひきこもりを支える家族教室
 日程 (第7回)12月 3日(金)アンガーコントロール(基礎編)
   (第8回)12月14日(火)及び12月17日(金)支援事例の紹介
   (第9回)令和4年
         1月25日(火)及び 1月28日(金)発達障害について
   (第10回) 2月22日(火)及び 2月25日(金)振り返り、まとめ 

  ※各回とも事前に電話でご予約いただき、参加希望日をお伝えください。なお、
   1テーマにつき両日参加はできません。どちらか1回とさせていただきます。

 時間 13時30分~15時15分

  内容の詳細については、京都府家庭支援総合センターホームページにも掲載を予
 定しています。会場は京都府家庭支援総合センターです。
  注1)プログラムの内容については、変更される場合があります。
  注2)北部地域での家族教室については、現在、開催方法、内容等も含め検討中です。
      詳細が決定次第、ポータルサイトなどで御案内いたします。


         
 ◎ひきこもり北部相談の実施について
   脱ひきこもり支援センター(家庭支援総合センター)では、次年度も中丹西
  保健所を中心に、ひきこもり北部相談を開催します。

   また、第1水曜日の午前中を基本に、北京都若者サポートステーションと連
  携し、「就労を目指していきたいと思っているが、どのように進めていけばよ
  いかわからない」「働く自信がない」等と悩んでおられる当事者の方や、「就
  職してほしいけれど、どう働きかければよいか、悩んでいる」「ひきこもって
  いる子どもを、どう就労に繋げればよいかわからない」等と困っておられるご
  家族の相談をお聞きし、一緒に考えていける場にしていきたいと考えています。

   開催日は、下記の日程をご参照ください。毎月第1、第3水曜日を予定して
  いますが、5月、11月及び令和4年1月は変則的になっています。また、12月
  1日(水)は、当センターの行事により、12月2日(木)に振替させていただ
  いております。ご了承ください。

   北部相談は予約制になります。相談をご希望される場合は、脱ひきこもり支
  援センター相談電話(電話(075)531-5255)までご予約ください。また、「遠く
  て行けない」、「交通手段がない」等のご事情がある場合も、ご相談ください。

  ○日程  令和3年
       ・12月 2日(木)、15日(水)
       令和4年
       ・1月12日(水)、19日(水)
       ・2月 2日(水)、16日(水)
       ・3月 2日(水)、16日(水)

     ※なお、お一人の1回のご相談は1時間です。

  ○お問合せ 脱ひきこもり支援センター
        電話:(075)531-5255 午前9時~午後4時



 ◎「宇治市不登校・ひきこもりについて学ぶ 第2回市民講演会」のお知らせ

   宇治市地域福祉課、チーム絆地域チーム山城北地域「ほっこりスペースあい」の
  共催で、「令和3年度宇治市不登校・ひきこもりについて学ぶ 第2回市民講演会」
  を開催します。「不登校を知る ひきこもりを知る、不登校、ひきこもりはどうして
  起こるのか」をテーマに、産業カウンセラーである岡田 洋之氏をお招きし、家族の
  対応について考えてみたいと思います。
 
   ご興味のある方は、是非、御参加ください。

   日時: 令和3年12月18日(土) 13:30~15:30  
   場所: 宇治商工会議所(産業会館) 3階 大会議室
   内容: 講演会
        テーマ「不登校を知る ひきこもりを知る 
            不登校、ひきこもりはどうして起こるのか」
             ~家族はどのように対応すればいいか~  
   講師: 岡田 洋之さん(産業カウンセラー)
   定員: 100名(定員に達した時点で締め切りとします。)

 <申込・問い合わせ>  ほっこりスペースあい
            (宇治市木幡赤塚47-12)
             電話:0774-32-6187


  
 ◎新型コロナウイルス感染症予防の取り組みについて◎

   今後も引き続き、京都府脱ひきこもり支援センター、チーム絆地域チーム
  では、相談場面での部屋の換気、終了後の消毒などを徹底し、感染予防に努
  めていきます。

   また、皆さまにおかれましても、マスクの着用、手指の消毒、密の回避に
  努める等、感染拡大防止について、御協力の程、よろしくお願いします。

  ※京都府から新型コロナウイルス感染症に関するお知らせ※ 
   新型コロナウイルス感染症に関連する、京都府内での発生状況や様々な対応
  状況などについては、京都府ホームページにおいて随時お知らせしています。
  こちらも併せてご覧いただきますよう、お願いいたします。


  (ホームページ)http://www.pref.kyoto.jp/



┗■ 4.京都府からのお知らせ 
     脱ひきこもり支援センター&チーム絆の取り組み
 └────────────────────────────――――

  京都府では、ひきこもり状態にある方とその御家族を支えるため、京都府
 家庭支援総合センター内に「脱ひきこもり支援センター」を設置しています。
  また、ひきこもり状態にある方やその御家族が、身近な地域で訪問・相談
 等の支援を受けられるよう、民間団体と連携し「チーム絆・地域チーム」を
  府内に設置しています。
  脱ひきこもり支援センターと地域チームが「チーム絆」として協働し、ひ
  きこもり状態にある方が社会とのつながりを強めていけるよう支援していき
  ます。

 ☆☆ 脱ひきこもり支援センター(京都府家庭支援総合センタ-内)☆☆
   電話相談:月曜~金曜 9:00~16:00   ※祝日・年末年始を除く
   来所相談:予約制(まずは電話でご連絡ください。)  
  
   ┌────────────────────────────┐
   │ひきこもり相談専用電話:075-531-5255          │
   │問合せ等メールアドレス:team-kizuna@pref.kyoto.lg.jp    │         
   └────────────────────────────┘

 ★★★ 乙訓地域チーム★★★
  NPO法人乙訓障害者事業協会 『乙訓もも』
   住所:長岡京市開田1丁目5-5
   電話:075-952-2890
   受付日時:月~金 9:00~16:00

 ★★★ 山城北地域チーム ★★★
  ほっこりスペース あい	
   住所:宇治市木幡赤塚47-12
   電話:0774-32-6187
   受付日時:月~金 10:00~17:00

 ★★★ 山城南地域チーム ★★★
  社会福祉法人南山城学園 京都府「チーム絆」山城南相談室
   住所:木津川市木津雲村111-1三浦ビル2F 211-1
   電話:080-4682-8032
   受付日時:月~土 10:00~17:00

 ★★★ 南丹地域チーム★★★
  京都府チーム絆 学びの森
   住所:亀岡市南つつじヶ丘大葉台2-44-9
   電話:0771-20-4829
   受付日時:月~金 10:30~17:30

 ★★★ 中丹地域チーム ★★★
  NPO法人ニュートラル
   住所:福知山市厚中町206
   電話:090-7363-8530
   受付日時:月~金 9:00~16:00
 
 ★★★ 丹後地域チーム ★★★
  企業組合労協センター事業団『ひととわ』
   住所:京丹後市峰山町杉谷29-4
   電話:080-2507-9010
   受付日時:月~金 9:00~18:00(水曜日午後は閉館)


────────────────────────────────☆


 ▽▼▽▼あとがき▽▼▽▼

  ひきこもり支援情報メールマガジン「ほっ都マガジン」第175号は
 いかがでしたでしょうか?
  次号は、12月下旬に配信予定です。

     
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┃○ 発行:京都府ひきこもり支援情報ポータルサイト
┃ (事務局:京都府 脱ひきこもり支援センター
┃
┃○ 記事の無断転載・転写・コピー・転送等はご遠慮願います。
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