ひきこもり支援メールマガジン「ほっ都マガジン」 第161号
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┃ ■ほっ都マガジン■ ひきこもり支援情報メールマガジン     
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┃  -ひきこもり支援情報と、ホッとする「安心」をお届けします- 
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              第161号:2020年9月30日発行


 □  ひきこもり支援情報メールマガジン「ほっ都マガジン」の第161号
  です。

     皆さんは、秋の歌と聞くと、何を思い出されますか?

   私は、山口百恵さん、さだまさしさんの「秋桜」を思い浮べます。
  「薄紅の秋桜が秋の日の、何気ない日だまりに揺れている~」という
  歌い出しです。

   この曲で「秋桜」という言葉が出てくるのは、実はこの最初の部分
  だけなんです。でも、その後、ずっと歌を聞き続けても、私の頭の中
  では、親と子のやりとりだけでなく、秋桜がゆらゆらと揺れている映
  像が残っているんですよね。   

   音楽には癒やす力があると同時に、想像力を高める力があると思っ
  ています。これから一日一日、夜が長くなっていきます。今年は、少
  しばかり芸術の秋を楽しんでみようと思う、今日この頃です。



   ▽▼▽▼ 目次 ▽▼▽▼

  1.はじめに
  2.リレーコラム
    「乙訓スタイル」を夢みて
              NPO法人乙訓障害者事業協会「乙訓もも」
                      所長 藤田 晃久氏    
  3.イベント等情報
  4.京都府からのお知らせ

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┗■ 1.はじめに
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 □ ひきこもり支援情報メールマガジン「ほっ都マガジン」は、月刊でひ
  きこもり支援についてのいろいろな情報をお届けしています。
   情報が役立ちそうな方やお知り合いなどに、広く紹介してください。

 □ バックナンバーはポータルサイトで!
   「ほっ都マガジン」は、「ひきこもり支援情報ポータルサイト」
   (http://www.kyoto-hikikomori-net.jp/)にバックナンバーを掲載し
    ています。

 □ 京都府ひきこもり支援情報ポータルサイトの
  「インターネット相談」「掲示板」をご利用ください!

   相談は、問題解決のための第一歩です。ひきこもりで困っておられる
  ご本人・ご家族の方は、ぜひ「インターネット相談」を利用してみてく
   ださい。インターネット相談は24時間受付で、専門のスタッフが対応
  します。

   また、「掲示板」では、ひきこもりに関するトピックについて、他の
  閲覧者の意見を募る等の交流をができます。ぜひご活用ください。

   ○ ひきこもり支援情報ポータルサイト
     http://www.kyoto-hikikomori-net.jp/consul/


┗■ 2.リレーコラム
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  「乙訓スタイル」を夢見て
                         NPO法人乙訓障害者事業協会「乙訓もも」
                            所長  藤田 晃久

  初めまして。今年度より乙訓地域(向日市、長岡京市、大山崎町)のチーム絆地
 域チーム「乙訓もも」に配属になりました所長の藤田と申します。私は2011年に東
 日本大震災をきっかけに思うところがあり、一般企業から障害福祉の世界に転職を
 いたしました。2011年より京都市内の生活介護事業所などでの勤務を経て、2016年
 より「乙訓もも」と同じ法人内にある就労継続支援B型事業所で就労支援員として
 従事しておりました。

  今年度は、新型コロナウィルスの感染拡大があり、例年とはまるで異なるスター
 トとなりましたが、今までの障害福祉分野での経験や一般企業で培った目線や姿勢
 などを活かしながら乙訓ももの今までの活動や支援内容を踏襲しながらも新しい手
 法や考え方なども導入しつつ、ひきこもり状態にある方たちに関わらせていただい
 ています。

  その中で強く意識をしていることは「地域」と「当事者性」というキーワードで
 す。今年度、乙訓ももは、ひきこもり状態にある方々の地域相談窓口として存在し
 ていることをより知っていただくために地域との連携を改めて掲げ、告知・周知方
 法の見直しを行いました。その一例として、見る側の視点に立ったポスターや告知
 カードの製作を乙訓にお住まいの方にアドバイスをいただきながら行い、地域の飲
 食店や店舗になど対象者の目に入りやすい場所に設置を依頼しています。そうする
 ことで、地域の方々からも情報を得たり、協力を仰げることが実際に起こり始めて
 います。またSNSを活用しブログ、フェイスブック、動画配信などによって乙訓もも
 の活動の見える化を進めるとともに、学習会などの告知も行っています。そして対
 象者とつながる方法もLINE 、zoomなどで行い、今後はバーチャルビデオチャットの
 導入なども検討していきたいと考えています。これは対象者へ支援者が合わせてい
 くという考えに基づいて行っており、このようなコミュニケーションツールの他、
 従来の支援だけではない手法や取り組みに支援者がアップデートしていくことが重
 要だと認識しているからです。

  このような取り組みを行いながら地域チームの皆様にご教授いただき、また行政
 機関だけでなく、障害者自立支援協議会など様々な社会資源や地域の会社・個人事
 業主などの地域の方々とも連携・協働し、単視眼的にならず、多角的に地域でひき
 こもり状態にある方たちとその家族を支える地域支援ネットワーク「乙訓スタイル」
 のようなものを構築できればと考えております。



┗■ 3.イベント等情報
 └────────────────────────────――――
 ◎令和2年度「ひきこもりを支える家族教室」の開催について

  京都府脱ひきこもり支援センターでは、ひきこもり状態にある方を支える
 御家族を対象とした家族教室を実施しています。家族教室では、ひきこもり
 についての理解や対応方法を学ぶだけでなく、様々なプログラムを通して、
 御家族の不安や孤立感を和らげることにも取り組んでいます。また、同じ悩
 みや不安のある参加家族の方々に、意見交換をしていただく家族交流も行っ
 ています。

  当初5月から開催する予定でしたが、新型コロナウイルス感染予防の観点
 から延期になっておりました。ただ、新型コロナウイルスが収束した訳では
 なく「新しい生活様式」にも示されていますように、3つの密(密集、密接、
 密閉)を避ける、換気、消毒、手洗いを徹底する等が求められています。

  脱ひきこもり支援センターでは、以下の点に留意し、家族教室を開催する
 こととしますが、状況に応じて、延期または中止する可能性があることをご
 承知置きください。

 ・1テーマにつき2回開催し、参加者の分散を図ります。そのため、完全
  予約制とします。
 ・1グループは3~4名の少人数で実施します。最大5グループ、1回で
  最大20名とします。
 ・参加者には、会場に入る前の検温、手指の消毒、マスクの着用に御協力
  をお願いします。
 ・会場のこまめな換気、家族教室終了後の消毒を徹底します。 

  参加をご希望される方は、必ず事前に、ひきこもり相談専用電話までお
 電話いただき、参加の予約をお願いいたします。

  電話:075-531-5255(平日の午前9時から午後4時)
     ※参加には事前予約が必要です。

  令和元年度ひきこもりを支える家族教室
 日程(第1回)10月27日(火)及び11月 6日(金)オリエンテーション他
   (第2回)11月24日(火)及び12月 4日(金)本人の体験談
   (第3回)12月15日(火)及び12月18日(金)発達障害について
   (第4回)令和3年
         1月26日(火)及び 1月29日(金)支援事例の紹介
   (第5回) 2月16日(火)及び 2月19日(金)精神科医医療について
   (第6回) 3月10日(水)及び 3月12日(金)振り返り、まとめ

  ※各回とも事前に電話でご予約いただき、参加希望日をお伝えください。
  なお、両日参加はできません。どちらか1回とさせていただきます。

 日時 毎回13時30分~15時15分

  内容の詳細については、京都府家庭支援総合センターホームページにも
 掲載予定しています。
  会場は京都府家庭支援総合センターです。
注1)プログラムの内容については、変更される場合があります。
注2)北部地域での家族教室については、現在、開催方法、内容等も含め検討中です。
    詳細が決定次第、ポータルサイトなどで御案内いたします。



 ◎ライフプランセミナーのご案内

  京都府では、NPO法人若者と家族のライフプランを考える会に業務

 を委託し、ひきこもり当事者とその家族等のための将来設計支援として、
 ライフプランセミナーを開催することとなりました。

   ライフプランとは「見えない不安を見える課題に」することで、それ
 ぞれの人生の道筋を明らかにすることです。ひきこもりに理解のあるフ
 ァイナンシャル・プランナー、弁護士、社会保険労務士が、今の生活を
 見直し、安心して暮らしていけるプラン設計について講演します。

  第1回目、第2回目はすでに終了しておりますが、第3回目を福知山
 で開催します。新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、来場いた
 だける定員を40名とさせていただきます。定員になり次第、受付を終
 了とさせていただきます。

  今年度はオンラインによる参加も可能です。各回ともオンラインの定
 員は100名となっております

  ご興味のある方は、是非、ご参加ください。

 *日程及び会場(各会場とも受付は12:30~)

  ・北部会場(令和2年10月4日(日)13:00~16:00)
    市民交流プラザふくちやま第2・第3会議室
    (京都府福知山市駅前町400番地 JR福知山駅北口 すぐ)    

 *内容
   第1部 ライフプランセミナー(13:00~14:30)
       「コロナ以降のひきこもりライフプラン支援の変化」
        ファイナンシャルプランナー  畠中 雅子氏(ビデオ出演)

       「親亡き後も生きていける」
        ファイナンシャルプランナー  薮内 美樹氏

   第2部 専門セミナー(15:00~16:00)
       最新のひきこもり支援制度
       8050世代に関連するトピック紹介等
       弁護士      佐々木 達憲氏
       社会保険労務士  菅原 哲朗氏    

 *定員  各会場とも 来場40名、オンラインによる参加100名

 *申込み方法 以下の項目について、下記お問合せ先まで御連絡ください。
   1.お名前
   2.ご住所
   3.お電話番号
   4.メールアドレス
   5.参加区分(当事者・家族・支援者・その他)
   6.参加希望会場(第3回北部会場(10/4))
   7.参加人数
   8.参加方法(来場・オンライン)
   ※オンラインでのご参加の場合は、メールアドレスは必ずご記入ください。
   ※参加方法をオンラインに変更される場合は、セミナー開催日前日の12:00までに
    御連絡ください。

 *ご来場いただく場合のお願い
   ※新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、会場ではマスクの着用、検温、
    手指消毒をお願いします。当日、体調が優れない等がある場合は、ご参加を
    見合わせていただきますよう、お願いします。
   ※会場定員の半数での座席設定、換気の徹底等、安全に配慮した運営に努めま
    す。御協力の程、よろしくお願いいたします。

 *オンラインの場合のお願い
   ※お申し込み後、カメラ・マイク付きのパソコンやスマートフォン、タブレッ
    ト等、各自でご準備ください。
   ※お申込みいただいたメールアドレスにweb会議ツール(zoom等)のURLを送信
    します。
   ※当日はセミナー開始5分前から入場できます。送信したURLからアクセスし
    てください。

 *お問合せ先
   NPO法人 若者と家族のライフプランを考える会(略称:LPW)
   ・電話&FAX:075-201-8073(受付時間は平日10時~17時)
   ・e-mail:mypath@lpw-kyoto.org
   ・ホームページ:https://life-plan-support.jimdofree.com



 ◎ひきこもり北部相談の実施について

   脱ひきこもり支援センター(家庭支援総合センター)では、今年度も中丹西
  保健所において、ひきこもり北部相談を開催しています。

   第3水曜日の午前中は、北京都若者サポートステーションと連携し、「就労を
  目指していきたいと思っているが、どのように進めていけばよいかわからない」、
  「働く自信がない」等と悩んでおられる当事者の方や、「就職してほしいけれど、
  どう働きかければよいか、悩んでいる」、「ひきこもっている子どもを、どう就
  労に繋げればよいかわからない」等と困っておられるご家族の相談をお聞きし、
  一緒に考えていける場にしていきたいと考えています。

   開催日は、下記の日程をご参照ください。なお、相談は予約制になります。相
  談をご希望される場合は、脱ひきこもり支援センター相談電話((075)531-5255)
  までご予約ください。

  ○日程  令和2年
       ・10月 7日(水)、21日(水)
       ・11月 4日(水)、18日(水)
       ・12月 2日(水)、16日(水)
       令和3年
       ・1月 6日(水)、20日(水)
       ・2月 3日(水)、17日(水)
       ・3月 3日(水)、17日(水)

     ※なお、お一人の1回のご相談は1時間です。

  ○お問合せ 脱ひきこもり支援センター
        電話:(075)531-5255 午前9時~午後4時



 ◎NPO法人恒河沙からのお知らせ

  「不登校、引きこもりの青少年の心模様~いじめ問題と弁護士ができること~」
 と題してシンポジウムが開催されます。当日は、つかさき医院院長で精神科医の
 塚崎直樹先生、弁護士の堀貴晴先生をお招きし、ご講演いただきます。参加費は
 無料です。ご興味のある方は、ご参加ください。

 *日時  令和2年10月6日(火)10時45分~13時

 *場所  ギャラリー恒河沙
     (京都市北区紫野下鳥田町17-1)
      ※市バス 北大路堀川停留所から堀川通りを北へ5分

 *プログラム
      10:45~ 受付
      11:00~ 開会挨拶
             NPO法人恒河沙代表  福島 美枝子氏
      11:05~ 基調講演
             つかさき医院 院長  塚崎 直樹氏
      11:50~ 休憩
      12:00~ 基調講演
             弁護士  堀 貴晴氏
      12:50~ 交流会、質疑応答
      12:55~ 閉会挨拶

 *申込み 参加を希望される場合、お名前、連絡先を明記の上、NPO法人
      恒河沙までFAXください。

 *お問合せ先  NPO法人恒河沙
         電話、FAX(075)493-1953


┗■ 4.京都府からのお知らせ 
     脱ひきこもり支援センター&チーム絆の取り組み
 └────────────────────────────――――

  京都府では、ひきこもり状態にある方とその御家族を支えるため、京都府
 家庭支援総合センター内に「脱ひきこもり支援センター」を設置しています。
  また、ひきこもり状態にある方やその御家族が、身近な地域で訪問・相談
 等の支援を受けられるよう、民間団体と連携し「チーム絆・地域チーム」を
  府内に設置しています。
  脱ひきこもり支援センターと地域チームが「チーム絆」として協働し、ひ
  きこもり状態にある方が社会とのつながりを強めていけるよう支援していき
  ます。

 ☆☆ 脱ひきこもり支援センター(京都府家庭支援総合センタ-内)☆☆
   電話相談:月曜~金曜 9:00~16:00   ※祝日・年末年始を除く
   来所相談:予約制(まずは電話でご連絡ください。) 

   ┌────────────────────────────┐
   │ひきこもり相談専用電話:075-531-5255          │
   │問合せ等メールアドレス:team-kizuna@pref.kyoto.lg.jp    │         
   └────────────────────────────┘

 ★★★ 乙訓地域チーム★★★
  NPO法人乙訓障害者事業協会 『乙訓もも』
   住所:長岡京市開田1丁目5-5
   電話:075-952-2890
   受付日時:月~金 9:00~16:00

 ★★★ 山城北地域チーム ★★★
  ほっこりスペース あい   
   住所:宇治市木幡赤塚47-12
   電話:0774-32-6187
   受付日時:月~金 10:00~17:00

 ★★★ 山城南地域チーム ★★★
  社会福祉法人南山城学園 京都府「チーム絆」山城南相談室
   住所:木津川市木津雲村111-1三浦ビル2F 211-1
   電話:080-4682-8032
   受付日時:月~土 10:00~17:00

 ★★★ 南丹地域チーム★★★
  京都府教育委員会認定フリースクール 学びの森
   住所:亀岡市南つつじヶ丘大葉台2-44-9
   電話:0771-20-4829
   受付日時:月~金 10:30~17:30

 ★★★ 中丹地域チーム ★★★
  NPO法人ニュートラル
   住所:福知山市厚中町206
   電話:090-7363-8530
   受付日時:月~金 9:00~16:00

 ★★★ 丹後地域チーム ★★★
  企業組合労協センター事業団『ひととわ』
   住所:京丹後市久美浜町小字東本町3178-3
   電話:080-2507-9010
   受付日時:月~金 9:00~18:00
                (水曜午後は閉館)

────────────────────────────────☆


 ▽▼▽▼あとがき▽▼▽▼

  ひきこもり支援情報メールマガジン「ほっ都マガジン」第161号は
 いかがでしたでしょうか?
  次号は、10月下旬に配信予定です。


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┃○ 発行:京都府ひきこもり支援情報ポータルサイト
┃ (事務局:京都府 脱ひきこもり支援センター
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┃○ 記事の無断転載・転写・コピー・転送等はご遠慮願います。
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