ひきこもり支援メールマガジン「ほっ都マガジン」 第154号
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┃ ■ほっ都マガジン■ ひきこもり支援情報メールマガジン     
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┃  -ひきこもり支援情報と、ホッとする「安心」をお届けします- 
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              :2020年2月18日発行


 □  ひきこもり支援情報メールマガジン「ほっ都マガジン」の第154
    号です。

   京都の冬の風物詩(?)、毎年恒例になりました、JR京都駅ビル
  大階段駆け上がり大会が行われます。171段ある階段を4人1組で、
  どれだけ早く上がれるかを競う大会です。

   大階段駆け上がりまではしませんが、意を決して、屋上展望台まで
  上がってみました。普段、見慣れた光景も、少し目線が変わると、ま
  た違った雰囲気が味わえるものですね。そういえば、昔、向かい側に
  マルブツがあったな~。

  「物事も同じ。少し目線を変えると、また違ったものが見えてくる」
  私はそう信じて、一つずつ確実に階段を上がっていきたいと思ってい
  ます。


 ▽▼▽▼ 目次 ▽▼▽▼

  1.はじめに
  2.リレーコラム
        「乙訓ひきこもり出張相談会を通して感じること」
          NPO法人乙訓障害者事業協会「乙訓もも」
                    支援員 脇田 俊一郎 氏   

  3.イベント等情報
  4.京都府からのお知らせ

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┗■ 1.はじめに
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 □ ひきこもり支援情報メールマガジン「ほっ都マガジン」は、月刊でひ
  きこもり支援についてのいろいろな情報をお届けしています。
   情報が役立ちそうな方やお知り合いなどに、広く紹介してください。

 □ バックナンバーはポータルサイトで!
   「ほっ都マガジン」は、「ひきこもり支援情報ポータルサイト」
   (http://www.kyoto-hikikomori-net.jp/)にバックナンバーを掲載し
    ています。

 □ 京都府ひきこもり支援情報ポータルサイトの
  「インターネット相談」「掲示板」をご利用ください!

   相談は、問題解決のための第一歩です。ひきこもりで困っておられる
  ご本人・ご家族の方は、ぜひ「インターネット相談」を利用してみてく
   ださい。インターネット相談は24時間受付で、専門のスタッフが対応
  します。

   また、「掲示板」では、ひきこもりに関するトピックについて、他の
  閲覧者の意見を募る等の交流をができます。ぜひご活用ください。

   ○ ひきこもり支援情報ポータルサイト
     http://www.kyoto-hikikomori-net.jp/consul/


┗■ 2.リレーコラム
 └────────────────────────────――――
       「乙訓ひきこもり出張相談会を通して感じること」
                                    NPO法人乙訓障害者事業協会
                          乙訓もも 支援員 脇田 俊一郎

  NPO法人乙訓障害者事業協会「乙訓もも」は、チーム絆で乙訓地域(向日市、
 長岡京市、大山崎町)を担当しています。

  乙訓ももでは、昨年度に引き続き、今年度も「乙訓ひきこもり出張相談会」を
 開催しています。今回は、その会を通して感じることなどをご報告させていただ
 きます。

  この会は、ひきこもり状態にあり、社会参加に不安を感じておられるご本人や
 そのご家族を対象に、お茶をのみながら、ほっこり、ゆっくりした空間で、日頃
 の出来事や悩み事などを語り合う、相談、交流の場です。今年度は、京都府家庭
 支援総合センター早期支援特別班 藤井支援コーディネーターにも参加いただき、
 様々な角度からご本人やご家族にご助言できるように努めているところです。

  昨年度、向日市、大山崎町、長岡京市を巡回していましたが、今年度は毎月最
 終水曜日に、JR長岡京駅前の市民活動サポートセンター内で開催しています。昨
 年度から引き続き、向日市や大山崎町にお住いのご家族が来てくださっています。

  毎回、参加いただいているご家族は、どうしても、ひきこもっているご本人の
 状況について、「なかなか変わらない」とか、「少し変化があったけど、また膠
 着状態に戻ったように思える」というお話が多くなりがちです。

  ですが、何よりも大事なことは、ご家族がこのような悩み事を家庭の中だけで
 抱え込まずに、皆さんの前でお話されることだと感じています。参加いただくこ
 とで、閉塞感のある日常に変化が生まれます。実際に、ご家族の中にも、「話を
 しに来るだけでも発散になる」とおっしゃってくださる方もおられます。

  また、ご家族から見て事態が進んでいないように見えても、他のご家族や、支
 援機関側から見ると変化が見える場合もあります。私が出席してきた会でも、あ
 るご家族の方が1ヶ月間の近況をお話しされる中で、周りの皆さんが「少し変わ
 ってきはったね」「良い方向に進んでいますね」と感想を話され、ご自身ではあ
 まり見えていなかった変化に気づかれる場面がありました。

  加えて、「次はこういうお手伝いをお願いしてみてはどうか」といった具合に、
 今後の本人さんへのアプローチの仕方を皆さんと一緒に検討し、再び1ヶ月後に
 どうだったかをお話しいただくといった試行錯誤のプロセスを共有することがで
 きる点も非常に大切な点だと思います。

  その他、ひきこもりの支援について書かれた新聞の連載記事をコピーして配布
 して下さるご家族もおられ、ご家族同士の情報交換の場にもなっています。

  「乙訓ひきこもり出張相談会」では、今までご利用いただいているご家族やご
 本人だけでなく、多くの方に参加いただきたいと思っています。「どんなことし
 ているんだろう」「初めてで不安やわ」と思っておられる方は、見学からでも大
 歓迎です。実際に、初めての参加で見学だけされていた方も、会の終わりに「自
 分と同じような悩みを感じている方々がいることがわかっただけでもよかった」
 とおっしゃって下さっています。

  次回は、2月26日13時半より、JR長岡京駅前バンビオ1番館1階市民活動サポート
 センター内で開催予定です。乙訓地域近郊で見学や参加をご希望の方は、
 075-952-2800までお問い合わせください。



┗■ 3.イベント等情報
 └────────────────────────────――――
 ◎今年度の「ひきこもりを支える家族教室」は終了しました

   令和2年2月18日(火)をもちまして、令和元年度のひきこもりを
  支える家族教室のプログラムは全て終了しました。

   毎回、多くの方々にご参加いただき、「同じ悩みのあるご家族と悩み
  を共有できて良かった」、「お話をすることで、少し気分が楽になった」
  等々の感想をいただいております。  

   脱ひきこもり支援センター(京都府家庭支援総合センター)では、家
  族教室の大切さ、意義を踏まえ、次年度も実施する方向で、現在、検討
  しているところです。詳細がきまりましたら、京都府ホームページ、ひ
  きこもり支援ポータルサイト、メールマガジン等々で、ご案内させてい
  ただきます。


 ◎「乙訓少年支援の会ひまわり」からのお知らせ

   第24回教育講演会としゃべり場が開催されます。今回は「子どもの
  貧困対策その後」というテーマで、朝日新聞記者の中塚 久美子氏をお
  招きし講演いただきます。興味関心のある方は、ご参加ください。

  □日時  令和2年2月29日(土)
       18時30分~ 講演
       20時~    しゃべり場

  □講演  子どもの貧困対策その後
       講師:中塚 久美子氏
          (朝日新聞「子ども・貧困」専門記者)

  □会場  長岡京市中央生涯学習センター6階 創作室1
       (JR長岡京駅西口徒歩2分
        長岡京市神足2丁目3番1号バンビオ1番館内)

  □備考  参加費無料 申込不要

  □問合せ 乙訓少年支援の会「ひまわり」
       ?(080)2488-7330


 ◎NPO法人京都ARUからのお知らせ
  「ひきこもりを語る」と題した交流会が開催されます。ひきこもり経験のある
 当事者が、それぞれの思いを語られます。ご興味のある方は、是非、ご参加くだ
 さい。

  □日時  令和2年3月1日(日)
       13時30分~15時30分(受付は13時~)

  □テーマ 体験者5人の発表と質疑応答
       「ひきこもりを語る」
       ○スピーカー
       ・小さな変化を大切にする(30代男性)
       ・ひきこもりのきっかけ
        一歩踏み出せたきっかけ(30代女性)
       ・ひきこもりと老い(40代男性)
       ・ひきこもりからぬけだしてからも考える事(30代女性)
       ・ひきこもりを経験した親と子の変遷(50代父親)
       ○コーディネーター
        佐々木 佳代氏(同志社女子大学名誉教授 キャリアカウンセラー)

  □会場  京都市中央青少年活動センター大会議室(ウィングス京都3階)
       (京都市中京区東洞院通六角下る御射山町262番地
       (地下鉄烏丸御池駅(5番出口)または
          地下鉄四条駅・阪急烏丸駅(20番出口)下車徒歩約5分)

  □申込  2月28日までに電話またはメールで参加申込をお願いします。

  □連絡先  NPO法人京都ARU
        電話:(075)661-2088
        mail:  aru@kyoto-aru.com



┗■ 4.京都府からのお知らせ 
     脱ひきこもり支援センター&チーム絆の取り組み
 └────────────────────────────――――

  京都府では、ひきこもり状態にある方とその御家族を支えるため、京都府
 家庭支援総合センター内に「脱ひきこもり支援センター」を設置しています。
  また、ひきこもり状態にある方やその御家族が、身近な地域で訪問・相談
 等の支援を受けられるよう、民間団体と連携し「チーム絆・地域チーム」を
  府内に設置しています。
  脱ひきこもり支援センターと地域チームが「チーム絆」として協働し、ひ
  きこもり状態にある方が社会とのつながりを強めていけるよう支援していき
  ます。

 ☆☆ 脱ひきこもり支援センター(京都府家庭支援総合センタ-内)☆☆
   電話相談:月曜~金曜 9:00~16:00   ※祝日・年末年始を除く
   来所相談:予約制(まずは電話でご連絡ください。) 

   ┌────────────────────────────┐
   │ひきこもり相談専用電話:075-531-5255          │
   │問合せ等メールアドレス:team-kizuna@pref.kyoto.lg.jp    │         
   └────────────────────────────┘

 ★★★ 乙訓地域チーム★★★
  NPO法人乙訓障害者事業協会 『乙訓もも』
   住所:長岡京市開田1丁目5-5
   電話:075-952-2890
   受付日時:月~金 9:00~16:00

 ★★★ 山城北地域チーム ★★★
  ほっこりスペース あい   
   住所:宇治市木幡赤塚47-12
   電話:0774-32-6187
   受付日時:月~金 10:00~17:00

 ★★★ 山城南地域チーム ★★★
  社会福祉法人南山城学園 京都府「チーム絆」山城南相談室
   住所:木津川市木津雲村111-1三浦ビル2F 211-1
   電話:080-4682-8032
   受付日時:月~土 10:00~17:00

 ★★★ 南丹地域チーム★★★
  京都府教育委員会認定フリースクール 学びの森
   住所:亀岡市南つつじヶ丘大葉台2-44-9
   電話:0771-20-4829
   受付日時:月~金 10:30~17:30

 ★★★ 中丹地域チーム ★★★
  NPO法人ニュートラル
   住所:福知山市厚中町206
   電話:090-7363-8530
   受付日時:月~金 9:00~16:00

 ★★★ 丹後地域チーム ★★★
  企業組合労協センター事業団『ひととわ』
   住所:京丹後市久美浜町小字東本町3178-3
   電話:080-2507-9010
   受付日時:月~金 9:00~18:00
                (水曜午後は閉館)


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 ▽▼▽▼あとがき▽▼▽▼

  ひきこもり支援情報メールマガジン「ほっ都マガジン」第154号は
 いかがでしたでしょうか?
  次号は、3月下旬に配信予定です。


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┃○ 発行:京都府ひきこもり支援情報ポータルサイト
┃ (事務局:京都府 脱ひきこもり支援センター
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┃○ 記事の無断転載・転写・コピー・転送等はご遠慮願います。
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