ひきこもり支援メールマガジン「ほっ都マガジン」 第153号
				 
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┃ ■ほっ都マガジン■ ひきこもり支援情報メールマガジン     
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┃  -ひきこもり支援情報と、ホッとする「安心」をお届けします- 
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              第153号:2020年1月23日発行


 □  ひきこもり支援情報メールマガジン「ほっ都マガジン」の第153
    号です。

   本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。  

   昔、正月三が日といえば、どのお店も閉まっており、おせち料理と
  お雑煮が中心でした。しかし、今では元日から初売りセール、2日目
  からは通常営業というお店が増えており、あまり普段の生活と変わら
  ない家庭が増えているといいます。

   おせち料理のごまめ(田作り)は五穀豊穣、黒豆は黒く日に焼ける
  ほどマメに動けるように、くわいは芽が出るように、海老は腰が曲が
  るまで元気に過ごせるように…、料理に込められた様々な願い、昔の
  人は良く考えておられるな~と感心すると同時に、そんなおせち料理
  に込められた思いを、今一度、大切にすべきではないかな~と思う、
  今日この頃です。


   ▽▼▽▼ 目次 ▽▼▽▼

  1.はじめに
  2.リレーコラム
  「  “ひきこもり”を経験して、いま、思うこと  」
               ほっこりスペース あい 相談支援員
                        本田 晋一郎 氏 

  3.イベント等情報
  4.京都府からのお知らせ

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┗■ 1.はじめに
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 □ ひきこもり支援情報メールマガジン「ほっ都マガジン」は、月刊でひ
  きこもり支援についてのいろいろな情報をお届けしています。
   情報が役立ちそうな方やお知り合いなどに、広く紹介してください。

 □ バックナンバーはポータルサイトで!
   「ほっ都マガジン」は、「ひきこもり支援情報ポータルサイト」
   (http://www.kyoto-hikikomori-net.jp/)にバックナンバーを掲載し
    ています。

 □ 京都府ひきこもり支援情報ポータルサイトの
  「インターネット相談」「掲示板」をご利用ください!

   相談は、問題解決のための第一歩です。ひきこもりで困っておられる
  ご本人・ご家族の方は、ぜひ「インターネット相談」を利用してみてく
   ださい。インターネット相談は24時間受付で、専門のスタッフが対応
  します。

   また、「掲示板」では、ひきこもりに関するトピックについて、他の
  閲覧者の意見を募る等の交流をができます。ぜひご活用ください。

   ○ ひきこもり支援情報ポータルサイト
     http://www.kyoto-hikikomori-net.jp/consul/


┗■ 2.リレーコラム
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「 “ひきこもり”を経験して、いま、思うこと 」
                                            ほっこりスペース あい 
                                            相談支援員 本田 晋一郎

  昨年、元号が平成から令和に替わりました。私はその平成の時代の半分、
 ひきこもり状態で過ごしてきました。

  そんな私が「ほっこりスペース あい」でスタッフとして活動し始めて
 2年が経ちました。

  ほっこりスペースあいは宇治市にあり山城北地域(宇治市、城陽市、久
 御山町、京田辺市、八幡市、井手町、宇治田原町)を担当地域として活動
 しています。ひきこもり相談や居場所活動(屋外活動やPC教室など)を通し
 て、苦しい思いを抱え日々過ごしている本人や家族のサポートを行ってい
 ます。

  この2年間いろんな方と接していく中で、いま思うことがあります。そ
 れは、“すごく小さくて一見無駄に思えること、それが意外と大切なんじ
 ゃないか。”ということです。

  まずはしっかり休む、心も身体も。休むことって大事です。

  それから、小さなことでいいから何かしてみる、変えてみる。自分で
 “こんなことして意味あんのかな?”って思うぐらいのことでいいんです。
 例えば、今日はいつもより夜15分早く寝るとか。腹筋を10回だけしてみ
 るとか。掃除をする、家や部屋のほんの一部だけでもとか。

  もし、少しでも外に出ることができるのなら、いつもより5分だけ多く
 散歩してみるとか。そんなことを今日、いま、やってみる。一見あまり
 やっても意味のなさそうなことをする。

  そして、それを続けなくてもいいんです。続けることができればそれは
 それでいい。でも、もし、それが1度だけしかできなくても、それでいい。
 無理して続ける必要はない。大事なことは、続けられなくてもそんな自分
 を責めないこと。それよりも、簡単に思えること、それを1回でもできた
 こと、それを大事にしてください。できた自分のことを認めてあげて、褒
 めてあげる。自分を責める癖がついていると、これが案外難しい。自分に
 OKを出してあげましょう。小さなOKをいっぱい出してあげましょう。そ
 れを少しずつ増やしていけたらいいと思うんです。大きな理想や目標より
 も、まず、いまここでできることをやってみる。

  やっぱり、どうしても結果を求めてしまいますよね。「少しでも早く、
 外に出ないと。学校に行かないと。働かないと。」 そう思いますよね。
 焦るし、イライラする。でも、すぐに劇的に変わるのは難しい。いろいろ
 考えるけど行動に結びつかない。自分が頭でっかちになってるなと思った
 ら、いまできるほんの小さなことから始めてみて欲しいんです。簡単にで
 きそうなことを思いたった時にやってみる。無駄に思えることをとりあえ
 ず1回だけでもやってみる。そして、それができた自分を認めてあげる。
 無駄なことの積み重ね、案外大事だと思います。自分へのハードルを下げ
 てみてください。

  他人(ひと)より歩みは遅いかもしれない。回り道をしているかもしれな
 い。けれど、いまできることを大事にして、ゆっくりボチボチ。一歩ずつ
 一歩ずつ、大切に過ごしていきましょう。



┗■ 3.イベント等情報
 └────────────────────────────――――
 ◎ひきこもりを支える家族教室

   脱ひきこもり支援センター(京都府家庭支援総合センター)では、ひ
  きこもり状態にある方を支えるご家族を対象とした家族教室を開催して
  います。
   家族教室では、ひきこもりについての理解や対応方法を学ぶプログラ
  ムや、参加家族の方々の交流会などを行っています。
   本年度、第9回まで終了しました。次回は1年の振り返り、まとめを
  行う予定です。「家族教室に参加したことはないけれど、どのようなこ
  とを取り組んでいるのか知りたい」という方も、大歓迎です。 
   参加には事前予約が必要です。関心のある方は是非お電話ください。

   なお、次年度の家族教室については、日程等、決定次第、ホームペー
  ジ、ポータルサイト等でお知らせします。

  □日時
   <第10回>
   令和2年2月18日(火)午後1時30分~3時30分
     テーマ:「振り返り、まとめ」
         今年度の家族教室の内容を振り返り、まとめていきまし
         ょう。               

  □会場:京都府家庭支援総合センター(京都市東山区清水四丁目185-1)
  □お問い合わせ・事前予約
   075-531-5255(ひきこもり相談専用電話)
   ※平日の午前9時から午後4時にお電話ください。



 ◎チーム絆地域チーム『ほっこりスペースあい』からのお知らせ

   山城北地域を中心に不登校・ひきこもりの「訪問・相談事業」及び
 「居場所事業」の活動をされている『ほっこりスペースあい』主催の講
  演会が下記のとおり開催されます。ご興味のある方は、是非、ご参加
  ください。

 □日時:令和2年2月2日(日)10:00~12:00

 □会場:ゆめりあ うじ 4階 会議室1(JR宇治駅前)

 □テーマ:不登校・ひきこもり~発達障害の診療経験から考える意味と対応
      講師:小谷 裕実氏(京都教育大学教授・小児神経専門医)

 □参加費:無料

 □申込:ほっこりスペースあいまで
    ? 名前 ?連絡先(電話)?団体名・所属(該当する方のみ)を
    お知らせください。

 □問合せ:ほっこりスペースあい

 □TEL/FAX:0774-38-5058

 □E-mail:ai12345@samba.ocn.ne.jp



 ◎京都南部少年少女自立支援の会「青空」からのお知らせ

  第15回青空教育講演会としゃべり場では、「性的マイノリティ(LGBT)
 の子どもたちが抱える苦悩とは?」をテーマに取り上げます。
    性的マイノリティの立場ゆえに、子どもたちがいじめにあったり、集団から
  排除されたり、そして自分の「性の問題」で悩み、苦しむ中で不登校になって
  いたりするケースが、数多く報告されるようになっています。
  子どもたちの諸問題に関わり、多くの弁護活動に取り組んでこられた弁護士
  の山下敏雅さんをお招きし、ご講演いただきます。
  興味のある方は、是非、ご参加ください。

 □日時:令和2年3月7日(土)18:30~21:00
     (受付開始 18:00~)

 □会場:精華町 むくのきセンター多目的ホール
     (京都府相楽郡精華町下狛神ノ木8)

 □テーマ:「性的マイノリティの子どもたちが抱える苦悩とは?」
       講師:山下 敏雅氏(東京弁護士会所属 弁護士)

 □申込:予約不要、入場無料

 □問合せ:京都南部少年少女自立支援の会「青空」
      少年・少女支援ホットライン
      (080)2502-5159



┗■ 4.京都府からのお知らせ 
     脱ひきこもり支援センター&チーム絆の取り組み
 └────────────────────────────――――

  京都府では、ひきこもり状態にある方とその御家族を支えるため、京都府
 家庭支援総合センター内に「脱ひきこもり支援センター」を設置しています。
  また、ひきこもり状態にある方やその御家族が、身近な地域で訪問・相談
 等の支援を受けられるよう、民間団体と連携し「チーム絆・地域チーム」を
  府内に設置しています。
  脱ひきこもり支援センターと地域チームが「チーム絆」として協働し、ひ
  きこもり状態にある方が社会とのつながりを強めていけるよう支援していき
  ます。

 ☆☆ 脱ひきこもり支援センター(京都府家庭支援総合センタ-内)☆☆
   電話相談:月曜~金曜 9:00~16:00   ※祝日・年末年始を除く
   来所相談:予約制(まずは電話でご連絡ください。) 

   ┌────────────────────────────┐
   │ひきこもり相談専用電話:075-531-5255          │
   │問合せ等メールアドレス:team-kizuna@pref.kyoto.lg.jp    │         
   └────────────────────────────┘

 ★★★ 乙訓地域チーム★★★
  NPO法人乙訓障害者事業協会 『乙訓もも』
   住所:長岡京市開田1丁目5-5
   電話:075-952-2890
   受付日時:月~金 9:00~16:00

 ★★★ 山城北地域チーム ★★★
  ほっこりスペース あい   
   住所:宇治市木幡赤塚47-12
   電話:0774-32-6187
   受付日時:月~金 10:00~17:00

 ★★★ 山城南地域チーム ★★★
  社会福祉法人南山城学園 京都府「チーム絆」山城南相談室
   住所:木津川市木津雲村111-1三浦ビル2F 211-1
   電話:080-4682-8032
   受付日時:月~土 10:00~17:00

 ★★★ 南丹地域チーム★★★
  京都府教育委員会認定フリースクール 学びの森
   住所:亀岡市南つつじヶ丘大葉台2-44-9
   電話:0771-20-4829
   受付日時:月~金 10:30~17:30

 ★★★ 中丹地域チーム ★★★
  NPO法人ニュートラル
   住所:福知山市厚中町206
   電話:090-7363-8530
   受付日時:月~金 9:00~16:00

 ★★★ 丹後地域チーム ★★★
  企業組合労協センター事業団『ひととわ』
   住所:京丹後市久美浜町小字東本町3178-3
   電話:080-2507-9010
   受付日時:月~金 9:00~18:00
                (水曜午後は閉館)


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 ▽▼▽▼あとがき▽▼▽▼

  ひきこもり支援情報メールマガジン「ほっ都マガジン」第153号は
 いかがでしたでしょうか?
  次号は、2月下旬に配信予定です。


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┃○ 発行:京都府ひきこもり支援情報ポータルサイト
┃ (事務局:京都府 脱ひきこもり支援センター
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┃○ 記事の無断転載・転写・コピー・転送等はご遠慮願います。
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