ひきこもり支援メールマガジン「ほっ都マガジン」 第152号
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┃ ■ほっ都マガジン■ ひきこもり支援情報メールマガジン     
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┃  -ひきこもり支援情報と、ホッとする「安心」をお届けします- 
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              第152号:2019年12月27日発行


 □  ひきこもり支援情報メールマガジン「ほっ都マガジン」の第152
    号です。
   毎年恒例になっています、今年の世相を表す漢字1字が「令」と発
  表されました。今年1年を振り返った時、皆さんにとっては、どのよ
  うな漢字が当てはまりますか?
   このメールマガジンを読んでいただいている皆さまにとって、新し
  い年が「幸」に満たされますよう祈念して…。


   ▽▼▽▼ 目次 ▽▼▽▼

  1.はじめに
  2.リレーコラム
   ひきこもりの長期化と将来設計支援業務 
                           ~平成の忘れ物、令和に託された社会的課題~  
               NPO法人若者と家族のライフプランを考える会(略称LPW)
                                 代表 河田 桂子  氏                 
  3.イベント等情報
  4.京都府からのお知らせ

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┗■ 1.はじめに
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 □ ひきこもり支援情報メールマガジン「ほっ都マガジン」は、月刊でひ
  きこもり支援についてのいろいろな情報をお届けしています。
   情報が役立ちそうな方やお知り合いなどに、広く紹介してください。

 □ バックナンバーはポータルサイトで!
   「ほっ都マガジン」は、「ひきこもり支援情報ポータルサイト」
   (http://www.kyoto-hikikomori-net.jp/)にバックナンバーを掲載し
    ています。

 □ 京都府ひきこもり支援情報ポータルサイトの
  「インターネット相談」「掲示板」をご利用ください!

   相談は、問題解決のための第一歩です。ひきこもりで困っておられる
  ご本人・ご家族の方は、ぜひ「インターネット相談」を利用してみてく
   ださい。インターネット相談は24時間受付で、専門のスタッフが対応
  します。

   また、「掲示板」では、ひきこもりに関するトピックについて、他の
  閲覧者の意見を募る等の交流をができます。ぜひご活用ください。

   ○ ひきこもり支援情報ポータルサイト
     http://www.kyoto-hikikomori-net.jp/consul/


┗■ 2.リレーコラム
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   ひきこもりの長期化と将来設計支援業務 
                           ~平成の忘れ物、令和に託された社会的課題~  
               NPO法人若者と家族のライフプランを考える会(略称LPW)
              代表 河田 桂子(キャリアコンサルタント)

  昨年度に続き「ひきこもり当事者とその家族の将来設計支援業務」を担当
 させて頂いている「NPO法人若者と家族のライフプランを考える会・LPW」の
 河田です。どうぞよろしくお願いします。

  平成31年度末に内閣府より「中高年(40~64歳)ひきこもりは、若年(15
 ~39歳54万人)を上回る61.3万人」と発表され、「大人のひきこもりは新し
 い社会的問題」という厚生労働大臣の談話が報道されました。

  その2か月後、令和新時代の幕開けから間もなく、中高年引きこもりに関連
 して報道される事件が相次ぎ、「8050問題」「中高年ひきこもり」への注目が
 一気に高まりました。まさに「平成の忘れ物、令和に託された社会的課題」と
 多くの方が感じておられる状況です。

  この様な背景もあり、今年度8月から始まった将来設計支援業務は各種メデ
 ィアに取り上げられ、乙訓地域(長岡京市、向日市、大山崎町)、山城北地域
 (宇治市、城陽市、八幡市、京田辺市、久御山町、井手町、宇治田原町)で実
 施したセミナーでは、定員を上回る方々が参加されました。

  セミナーの前半は、ファイナンシャルプランナー薮内美樹氏(FPオフィスラ
 イフカラーズ)による「働けない子どもを持つ家族のライフプラン~必要資金
 の計算と事前準備について~」講演、近年特に関心が高い「家族信託」につい
 て、詳しくお話頂きました。後半は、脱ひきこもり支援センターによる支援説
 明、各地域団体による「活動紹介」、ひきこもり経験者による「当事者から見
 たライフプラン」、という内容で、府内6か所で開催しました。残念だったのは、
 10月12日の福知山会場のセミナーが、台風接近のために11月10日に順延になり、
 申し込んで頂いた数名の方のご参加が出来なくなったことです。

  今年度、新たに試みとして実施したのが、「当事者から見たライフプラン」
 です。その中で、「親自身が将来への具体的な備えをしてくれることは、当事
 者にとっても安心感につながる。僕の場合、親の老後の心配をせず、自分のこ
 とだけを考えられるのでありがたい」という意見がありました。当事者のライ
 フプランに対する見方が、周囲が思うより現実的に変化していると実感させら
 れました。今回、複数のひきこもり当事者の方から個別相談申し込みがあった
 ことも、それを現わしていると言えます。

  また、個別相談を受けた方のご意見を今後に活かすため「相談後アンケート」
 を実施したところ、「予想以上の内容で前に進むきっかけになった」という内
 容がほとんどした。私は「社会参加」相談を担当しましたが、「高齢介護」、
 「医療」への対応が必要であり、それが相談支援の充実に繋がっていくことを
 実感しました。

  来年度、それら課題を視野に入れ、相談業務に当たっていきたいと考えてい
 ます。今後とも、どうぞよろしくお願いします。


┗■ 3.イベント等情報
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 ◎ひきこもりを支える家族教室

   脱ひきこもり支援センター(京都府家庭支援総合センター)では、ひ
  きこもり状態にある方を支えるご家族を対象とした家族教室を開催して
  います。
   家族教室では、ひきこもりについての理解や対応方法を学ぶプログラ
  ムや、参加家族の方々の交流会などを行っています。
   本年度の第8回まで終了しましたが、途中からの参加も大歓迎です。 
   参加には事前予約が必要です。関心のある方は是非お電話ください。

  □日時
   <第9回>
   令和2年1月21日(火)午後1時30分~3時30分
     テーマ:「ひきこもりの社会資源」
         地域にどのような社会資源があるのかについて学びましょう。

   <第10回>
   令和2年2月18日(火)午後1時30分~3時30分
     テーマ:「振り返り、まとめ」
         今年度の家族教室の内容を振り返り、まとめていきましょう。


  □会場:京都府家庭支援総合センター(京都市東山区清水四丁目185-1)
  □お問い合わせ・事前予約
   075-531-5255(ひきこもり相談専用電話)
   ※平日の午前9時から午後4時にお電話ください。


 ◎京都府教育委員会認定フリースクール
  聖母の小さな学校 創立30周年記念教育シンポジウムのお知らせ

   不登校が教育の大きな課題となって40年。その人数は、平成30年度には
  小中学校を合わせて16万人を超えました。平成29年には「教育機会確保法」
  が施行され、不登校の子どもたちが本校のような学校以外の「学びの場」で
  学ぶことを認め、社会的自立に向けて一人ひとりに合った学びの形を大切に
  するように明記しています。しかし、その支援を受けないまま、社会の中で
  孤立する人々も増えています。

   こうした中、不登校を成長の一段階として捉え、自分の不登校しっかり向
  き合い、自分の本質に出会う教育をしてこられた聖母の小さな学校の30年を
  振り返り、「教育機会確保法」の趣旨を広め、不登校への正しい理解を図る
  とともに、「連携する」という社会全体での支援の在り方を考えるために、
  シンポジウムを開催されます。

   御興味のある方は是非、ご参加ください。

  日時:令和2年1月11日(土)13:00~16:30
  会場:舞鶴市総合文化会館 小ホール
     (舞鶴市字浜2021番地)
  プログラム:・30年の歩み
          ・卒業生が語る
          ・シンポジウム「不登校の子どもをどう理解し、支えるか」
          ・講演「教育機会確保法と不登校支援」
    講師:野田 正人氏(立命館大学産業社会学部教授)
    参加費:無料
    事前申込:不要
    問合せ:京都府教育委員会認定フリースクール 聖母の小さな学校
           (京都府舞鶴市上安1697-1)
    TEL:0773-77-0579 


┗■ 4.京都府からのお知らせ 
     脱ひきこもり支援センター&チーム絆の取り組み
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  京都府では、ひきこもり状態にある方とその御家族を支えるため、京都府
 家庭支援総合センター内に「脱ひきこもり支援センター」を設置しています。
  また、ひきこもり状態にある方やその御家族が、身近な地域で訪問・相談
 等の支援を受けられるよう、民間団体と連携し「チーム絆・地域チーム」を
  府内に設置しています。
  脱ひきこもり支援センターと地域チームが「チーム絆」として協働し、ひ
  きこもり状態にある方が社会とのつながりを強めていけるよう支援していき
  ます。

 ☆☆ 脱ひきこもり支援センター(京都府家庭支援総合センタ-内)☆☆
   電話相談:月曜~金曜 9:00~16:00   ※祝日・年末年始を除く
   来所相談:予約制(まずは電話でご連絡ください。) 

   ┌────────────────────────────┐
   │ひきこもり相談専用電話:075-531-5255          │
   │問合せ等メールアドレス:team-kizuna@pref.kyoto.lg.jp    │         
   └────────────────────────────┘

 ★★★ 乙訓地域チーム★★★
  NPO法人乙訓障害者事業協会 『乙訓もも』
   住所:長岡京市開田1丁目5-5
   電話:075-952-2890
   受付日時:月~金 9:00~16:00

 ★★★ 山城北地域チーム ★★★
  ほっこりスペース あい   
   住所:宇治市木幡赤塚47-12
   電話:0774-32-6187
   受付日時:月~金 10:00~17:00

 ★★★ 山城南地域チーム ★★★
  社会福祉法人南山城学園 京都府「チーム絆」山城南相談室
   住所:木津川市木津雲村111-1三浦ビル2F 211-1
   電話:080-4682-8032
   受付日時:月~土 10:00~17:00

 ★★★ 南丹地域チーム★★★
  京都府教育委員会認定フリースクール 学びの森
   住所:亀岡市南つつじヶ丘大葉台2-44-9
   電話:0771-20-4829
   受付日時:月~金 10:30~17:30

 ★★★ 中丹地域チーム ★★★
  NPO法人ニュートラル
   住所:福知山市厚中町206
   電話:090-7363-8530
   受付日時:月~金 9:00~16:00

 ★★★ 丹後地域チーム ★★★
  企業組合労協センター事業団『ひととわ』
   住所:京丹後市久美浜町小字東本町3178-3
   電話:080-2507-9010
   受付日時:月~金 9:00~18:00
                (水曜午後は閉館)


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 ▽▼▽▼あとがき▽▼▽▼

  ひきこもり支援情報メールマガジン「ほっ都マガジン」第152号は
 いかがでしたでしょうか?
  次号は、令和2年1月下旬に配信予定です。
  どうぞ、良いお年をお迎えください。


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┃○ 発行:京都府ひきこもり支援情報ポータルサイト
┃ (事務局:京都府 脱ひきこもり支援センター
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┃○ 記事の無断転載・転写・コピー・転送等はご遠慮願います。
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