ひきこもり支援メールマガジン「ほっ都マガジン」 第113号

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┃ ■ほっ都マガジン■ ひきこもり支援情報メールマガジン      
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┃  -ひきこもり支援情報と、ホッとする「安心」をお届けします-  
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               第113号:2016年8月23日発行


 □  こんにちは。
    ひきこもり支援情報メールマガジン「ほっ都マガジン」の第113号
  です。
   オリンピックや高校野球が終わり、参加はしないけれどちょっと気
  になる夏の行事は一段落。後は秋を待つばかりといったところでしょ
  うか。
   最近は、朝方であればエアコンなしで過ごせる日もありますが、ま
  だまだ汗が噴き出す時間帯が多い季節です。しっかりと水分補給する
  と共に、木陰やエアコンなどがある涼しい場所で熱中症を予防しまし
  ょう。

   ほっ都マガジンでは、毎月第4火曜日、新着情報を中心に、ひきこ
  もりの支援情報をお届けしています。


 ▽▼▽▼ 目次 ▽▼▽▼
  1.はじめに
  2.リレーコラム
    (NPO法人ニュートラル 板倉みどり)
  3.イベント情報
  4.京都府からのお知らせ 「チーム絆」の取り組み
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┗■ 1.はじめに
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 □ ひきこもり支援情報をお届けします!
  ひきこもり支援情報メールマガジン「ほっ都マガジン」では、皆さま
 が、常にひきこもり支援の最新情報を入手できるように、月刊で記事を
 お届けしています。

  メルマガの発行は、原則として、毎月第4火曜日です。
 よろしければ、お知り合いにも紹介してあげてくださいね。

 □ バックナンバーはポータルサイトで!
 「ほっ都マガジン」は、「ひきこもり支援情報ポータルサイト」
 (http://www.kyoto-hikikomori-net.jp/)にバックナンバーを掲載し
 ています。よろしければ、ご覧ください。

 □京都府ひきこもり支援情報ポータルサイトの
  「インターネット相談」「掲示板」をご利用ください!

  相談は、ひきこもりの問題解決のための第一歩です。ひきこもりで困
 っておられるご本人・ご家族の方は、ぜひ、「インターネット相談」(
 24時間受付。専門のスタッフが対応いたします。)を利用してみてく
 ださい。
  また、「掲示板」ではひきこもりに関する考えについて、他の閲覧者
 に意見を募ること等でご利用いただけますので、たくさんの方との交流
 の場としてご活用ください。
 
   ○ ひきこもり支援情報ポータルサイト
     http://www.kyoto-hikikomori-net.jp/consul/


┗■ 2.リレーコラム

 【夏のサンクチュアリより】 
                 NPO法人ニュートラル 板倉みどり

  みなさま、こんにちは。
 この夏私にとっては「サンクチュアリ(保護区、聖域)だなぁ」と思え
 るような場所を訪ねました。元は校舎だった建物を再生させたカフェで
 す。みなさんの中にも何回か行かれた方がいらっしゃると思います。
  再利用された学校の建物というのは独特で、至る所にかつていた子ど
 も達の息づかいが残り、また、地域との深いつながりの中で存在してい
 たのだなと感じさせられます。先生や子ども達が行きかっていただろう
 木の廊下、寄贈者の名前が入った大鏡、理科室で使われていたという天
 秤、テラスの水場、用務員さんの宿舎などなど。先日見た光景は、白く
 塗りなおされた窓枠から見える夏の日差しを一面に受けた木の緑で、「
 多分この光景も子ども達が見ていただろうな」とほれぼれしていました。
 もちろん、ケーキセットもおいしかったです。
  ここを私が「サンクチュアリ」と言ったのは、日常生活とはまた違っ
 た心のあり方で、ほっと過ごせる場所だったからです。休日に、迎えて
 くれる人や一緒に過ごせる人がいて、くつろぐことができ、特に何かせ
 ねばならないことがあるわけではなく、それでいて程よくすること(お
 茶をしながら話す)があって、日頃は意識しない自分の深い心が開く場
 所。開くことができる、ともいえるかもしれません。
  本来でしたら、日常生活の中のどこかにそうした場所があるのが理想
 でしょう。しかし、現実生活をしっかり送っている人ほど、なかなかゆ
 とりが見いだせないのも然りですね。大概の人は大概の場面、そう簡単
 に“心の深いところを開きながら”過ごしてはいられないものです。仕
 事では難しいことをいっぱい考えますし、ややこしいことに取り組みま
 す。心の深い部分に意識を向けっぱなしでは、外の大きな仕事に意識を
 集中できなくなりますし、ストレスフルな刺激がダイレクトに入り過ぎ
 ます。安全に働くため内面に向かう意識をいい具合に閉じておくことが
 必要になるわけですね。
  そのためにはまた、内側の辛苦が猛烈過ぎて消耗しきってしまわない
 よう、ある程度心の深い部分が癒され、まぁまぁ健康である必要がある
 わけです。気づけば癒しは何気なく、時間をかけてゆっくりと進むよう
 です。
  学校カフェに行ってみて、人と時間と場所による護りが揃うと、癒し
 にとてもいい“場”が用意できるものだと思いました。
  そんな思いがあって、若者にとって居場所が、サンクチュアリから現
 実社会までの包括的ないい場所であるように願います。素朴な心で過ご
 せる。自らを潤し癒す。失敗が糧になる。外の世界に対しその人らしい
 踏み出し方が保障される。そんな場所を若者が作っていけるよう、側に
 いることができればいいのですが。


┗■ 3.イベント等情報
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 ◎ほっこりスペース?あいからのお知らせ
  <不登校・ひきこもり支援団体、親の会等 交流会(山城地域)>
  □日  時 9月11日(日) 13時30分~15時30分
  □会  場 ゆめりあ宇治
  □内  容 ?関係者・支援団体等の情報共有及び意見交換
         ?不登校・ひきこもり当事者の自立支援の課題とその解決
           について
  □対  象 山城地域の不登校・ひきこもり支援団体、親の会及びその
         他ひきこもり支援に関係する団体
  □問合せ先 ほっこりスペース?あい
          TEL:0774-38-5058

 ◎京都若者サポートステーションからのお知らせ
  <地域出前相談会>
  □日  時 9月30日(金)
        10月28日(金)
         いずれも13時30分~16時30分
  □会  場 ハローワーク京都七条 3階会議室
  □内  容 ?パソコンによる職業適性診断
          ?就職に関する個別相談会
  □対  象 学校卒業後、一定期間無業の状態にある若者(15~39歳)
  □問合せ先 京都若者サポートステーション
          TEL:075-213-0116

  <自分を知って仕事に就こう!>
  □日  時 9月16・23・30日(金)【全3日間のプログラム】
         いずれも13時30分~16時30分
  □会  場 中京青少年活動センター 3階 中会議室
  □内  容 ・自らの価値を考える
         ・職業志向性テスト
         ・次の一歩を具現化する 等
  □対  象 学校卒業・中退後、あるいは仕事を辞めた後、現在働いて
         いない若者(15~39歳)
  □問合せ先 京都若者サポートステーション
         TEL:075-213-0116  


┗■ 4.京都府からのお知らせ 「チーム絆」の取り組み
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  京都府では、2008年度から、「チーム絆(きずな)」の取り組み
 を行っています。
  「チーム絆」は、主に義務教育終了後からのひきこもり初期段階の青
 少年を対象に訪問・相談を行い、必要とする支援について適切な支援機
 関を紹介することなどを通じて、青少年の社会的自立を支援しています。


 ☆☆ 京都府家庭支援総合センター「ひきこもり相談・チーム絆」 ☆☆
   
   電話相談:月曜~金曜 9:00~16:00 
                 ※祝日・年末年始を除く
   来庁相談:予約制(まずは電話でご連絡ください。)  
 
   ┌────────────────────────────┐
   │専用電話:075-531-5255
   │専用メール:team-kizuna@pref.kyoto.lg.jp              
   └────────────────────────────┘


 ★★★ 京都市・乙訓地域チーム★★★
  NPO法人若者と家族のライフプランを考える会(左京区)
    075-201-8073  (月~金 10:00~17:00)

 ★★★ 山城地域チーム ★★★
  ほっこりスペース あい(宇治市)	
    0774-32-6187  (火~土  10:30~16:00)

 ★★★ 南丹地域チーム★★★
  アウラ学びの森 知誠館(亀岡市)
    0771-20-4829  (月~金  10:30~17:00)

 ★★★ 中丹・丹後地域チーム ★★★
  NPO法人ニュートラル(福知山市)
    090-7363-8530  (月~金 9:00~16:00)    


 ▽▼▽▼あとがき▽▼▽▼
  ひきこもり支援情報メールマガジン「ほっ都マガジン」第113号は
 いかがでしたでしょうか?
  今回のリレーコラムは NPO法人ニュートラル 板倉みどりさんに原
 稿を寄せていただきました。
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┃○ 発行:京都府ひきこもり支援情報ポータルサイト
┃     (事務局:京都府 府民生活部 青少年課)
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