ひきこもり支援メールマガジン「ほっ都マガジン」 第98号
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┃ ■ほっ都マガジン■ ひきこもり支援情報メールマガジン      
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┃  -ひきこもり支援情報と、ホッとする「安心」をお届けします-  
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                第98号:2015年5月26日発行


 □  こんにちは。

  ひきこもり支援情報メールマガジン「ほっ都マガジン」の第98号です。
 
  気の早い台風が過ぎた後は、夏を感じさせる青空がたびたび顔を出して
  来ました。今年は早めに夏の準備に係った方が良いかもしれませんね。

  ほっ都マガジンでは、毎月第4火曜日、新着情報を中心に、ひきこもり
  の支援情報をお届けしています!

    
  ▽▼▽▼ 目次 ▽▼▽▼

 1.はじめに

 2. リレーコラム
  (NPO法人まごころ 町田健史)

 3.京都府からのお知らせ 「チーム絆」の取り組み


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┗■ 1.はじめに
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 □ ひきこもり支援情報をお届けします!

  ひきこもり支援情報メールマガジン「ほっ都マガジン」では、皆さま
 が、常にひきこもり支援の最新情報を入手できるように、月刊で記事を
 お届けしています。

  メルマガの発行は、原則として、毎月第4火曜日です。
 よろしければ、お知り合いにも紹介してあげてくださいね。


 □ バックナンバーはポータルサイトで!

 「ほっ都マガジン」は、「ひきこもり支援情報ポータルサイト」
 (http://www.kyoto-hikikomori-net.jp/)にバックナンバーを掲載して
 います。よろしければ、ご覧ください。


 □「インターネット相談」をご利用ください!

  相談は、ひきこもりの問題解決のための第一歩です。ひきこもりで困
 っておられるご本人・ご家族の方は、ぜひ、インターネット相談を利用
 してみてください。
 
  ○ インターネット相談(ひきこもり支援情報ポータルサイト)
   専門の訓練を受けたスタッフがお答えいたします。  
     http://www.kyoto-hikikomori-net.jp/consul/
   時間:24時間いつでも受け付けています。


┗■ 2.リレーコラム

「最近思うこと」
                  NPO法人まごころ 町田健史

 先日、TVを観ていると何年も会っていない知人が突然目に飛び込ん
できた。ある番組で某タレントと一緒に、昔と変わらない姿で喋ってい
たので、それはそれで随分と驚いたものである。同時に元気な姿を観て
何だか嬉しくなってしまった。「やっと自分の居場所が見つかったんだ
な」と羨ましくもなった。彼は知的で、仕事をすればバリバリ出来る人
であったのだが、それでも生き辛さを抱えていた。久々にそんな彼の活
き活きとした姿を、偶然にも観ることが出来、何だか希望の光が少し差
した気分になれた。人はいろんな生き方が出来る可能性があるんだなと
思うことで少し心が軽くなったのである。
  僕はひきこもりの「居場所」に長年関わっているが、そこでエネルギ
ーを蓄えた若者が、一旦社会参加した後、再度居場所に戻ってくるケー
スは結構な頻度としてあると感じる。仕事の内容でしんどくなるよりも、
人との関わりの中で、しんどくなってしまう場合がほとんどであったと
も感じる。
 僕自身が「居場所」通所を始めたのは30歳の時であった。しばらくし
て、数年ぶりにアルバイトする決心がつき、スーパーの棚卸しをする事
になったのだが、5日間で行けなくなってしまった。そのきっかけは、
ボールペンを返し忘れたという理由からであった。
仕事中に同僚から借りた事をすっかり忘れてしまい、そのことが夜にな
って頭から離れなくなってしまった。「自分のことを失礼な奴と思われ
ているのではないか?」「明日、どんな顔をして出会ったら良いか?」
そんな事がグルグルと頭の中で考えだしたら止まらなくなってしまった。
今思えば自分でも笑ってしまう様なことだが、当時はパニック状態であ
った。
  それは、長い間ひきこもっていた後遺症でもあるといえるし、また自
分自身の生まれ持った気質だともいえる。気質とは、他人を「怖い」存
在として捉えているという事だと思う。ある程度、経験で「怖さ」は軽
減されても、基本的には他人と関わりたくないし、人があまり好きでな
いんだろう。さらに自分自身が好きでないのなら、自分がひきこもって
しまった理由の納得がいってしまう。居場所に関わるなかで、若者が「
アルバイト決まりました」などとの話題が耳に入ると、支援員としては、
「就労」という、一つの目標が達成されたにも関わらず、いつも複雑な
気分になってしまう。
  冒頭でTV出演していたと書いた彼が、自分と同じ気質であるとは思
わないが、少なくとも彼にとって「ストレス」が少なく生きていける自
分の「居場所」を見つける事が出来たのであれば、何だか嬉しいなと思
うのである。



┗■ 3.京都府からのお知らせ 「チーム絆」の取り組み
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  京都府では、2008年度から、「チーム絆(きずな)」の取り組み
 を行っています。

  「チーム絆」は、主に義務教育終了後から20歳未満のひきこもり初
 期段階の青少年を対象に訪問・相談を行い、必要とする支援について適
 切な支援機関を紹介することなどを通じて、ひきこもり初期段階の青少
 年の社会的自立を支援しています。


 ☆☆ 京都府家庭支援総合センター「ひきこもり相談・チーム絆」 ☆☆
   
   電話相談:月曜~金曜 9:00~16:00 
                 ※祝日・年末年始を除く
   来庁相談:予約制(まずは電話でご連絡ください。)  
 
   ┌────────────────────────────┐
   │専用電話:075-531-5255
   │専用メール:team-kizuna@pref.kyoto.lg.jp              
   └────────────────────────────┘


 ★★★ 京都市・乙訓・南丹地域チーム★★★
  NPO法人若者と家族のライフプランを考える会(左京区)
    075-201-8073  (月~金 10:00~17:00)

  アウラ学びの森 知誠館(亀岡市)
    0771-20-4829  (月~金  10:30~17:00)

 ★★★ 山城地域チーム ★★★
   ほっこりスペース あい(宇治市)	
    0774-32-6187  (火~土  10:30~16:00)

 ★★★ 中丹・丹後地域チーム ★★★
   NPO法人まごころ(綾部市)
    0773-40-2556  (月~金・日 10:00~18:00)    

 ▽▼▽▼あとがき▽▼▽▼

  ひきこもり支援情報メールマガジン「ほっ都マガジン」第86号はい
  かがでしたでしょうか?

  今回のリレーコラムは NPO法人まごころ 町田健史さんに原稿を
 寄せていただきました。
   
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┃○ 発行:京都府ひきこもり支援情報ポータルサイト
┃     (事務局:京都府 府民生活部 青少年課)
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