ひきこもり支援メールマガジン「ほっ都マガジン」 第68号
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┃ ■ほっ都マガジン■ ひきこもり支援情報メールマガジン      
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┃  −ひきこもり支援情報と、ホッとする「安心」をお届けします−  
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               第68号:2012年11月27日発行


 □  こんにちは。

  ひきこもり支援情報メールマガジン「ほっ都マガジン」の第68号です。
 
  最近は寒くなってきましたね。
  体調の管理にはお気をつけ下さい。
 
  ほっ都マガジンでは、毎月第4火曜日、新着情報を中心に、ひきこもり
  の支援情報をお届けしています!

    
  ▽▼▽▼ 目次 ▽▼▽▼

 1.はじめに

 2. リレーコラム
  (まごころ ?野 祥子)

 3.京都府からのお知らせ 「チーム絆」の取り組み


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┗■ 1.はじめに
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 □ ひきこもり支援情報をお届けします!

  ひきこもり支援情報メールマガジン「ほっ都マガジン」では、皆さま
 が、常にひきこもり支援の最新情報を入手できるように、月刊で記事を
 お届けしています。

  メルマガの発行は、原則として、毎月第4火曜日です。
 よろしければ、お知り合いにも紹介してあげてくださいね。


 □ バックナンバーはポータルサイトで!

 「ほっ都マガジン」は、「ひきこもり支援情報ポータルサイト」
 (http://www.kyoto-hikikomori-net.jp/)にバックナンバーを掲載して
 います。よろしければ、ご覧ください。


 □「インターネット相談」をご利用ください!

  相談は、ひきこもりの問題解決のための第一歩です。ひきこもりで困
 っておられるご本人・ご家族の方は、ぜひ、インターネット相談を利用
 してみてください。
 
  ○ インターネット相談(ひきこもり支援情報ポータルサイト)
   専門の訓練を受けたスタッフがお答えいたします。  
     http://www.kyoto-hikikomori-net.jp/consul/
   時間:24時間いつでも受け付けています。


┗■ 2.リレーコラム

  「それでいいよ」 
       
  NPO法人まごころ  ?野 祥子

  心理士として私が人と向かいあう時、胸にとどめている言葉があります。

 それは、「それでいいよ」という言葉です。

 なんで自分はこんなに辛いんだ?私はなんでこんなことができないの?

 なんで僕はこんな風に生まれてきたんだろう?・・・

 「生きる」という根源的な部分において、答えのない「なんで?」を沢山

 背負って相談におとずれる人々。その一人一人の語る、苦しみ、悔しさ、

 悲しみが、まさにその人の生きる所以なのだ、と感じられる時、

 「それでいいよ」

 という一言が頭をよぎります。

 それでいいんだよ、そのままのあなたが大事なんだよ、そこから一緒に

 歩こうよ。今この人に対してはそれ以上の言葉はない、と感じます。

 しかし・・・

 自分がひとたび心理士を離れ、親の立場になってみると、なかなか簡単

 には「それでいい」と思えないものだということに直面します。

 わたしの子は今年4歳になります。年の割にはことばが幼く、運動も苦手

 だし手先も不器用だし、知らない人とはしゃべらないし・・・

 なんだかちょっと心配な子。

 そんなわが子が、なにか伝えたいけれどうまく伝えられなくて思わず

 涙ぐんでいるその姿に、

 「泣いてちゃわかんないよ!なんて言えばいいの?!」

 などと言ってしまう時、自分の愚かさに気付きます。

 この子も困っていて必死なのに、これ以上の表現がわからないから泣いて

 いるのに。今この子に必要な言葉は、

 “うんうん、なんかおやつがほしい、って言いたいんだよね?”

 そんな、伝えたい気持ちを代弁する言葉。とても簡単な一言。しかし、

 “それくらい言えないの?ほら、なんとか言ってよ!”

 そんな気持ちから、ついプレッシャーをかけてしまう自分がいます。

 毎日一緒に過ごしている親としては、一度「それでいい」と思ったら、

 そこで停滞してしまう気がするのです。もっと刺激を与えないと、

 もっと成長させないと・・・

 そんな気持ちに押され、時にがむしゃらになります。

 この私の気持ちは、“親心”?いや、ただ、不安な気持ちをぶつけて

 いるだけなのでは?そんな思いを抱きながら、心の底から本当に

 「それでいい」と思えるでしょうか?

  そんな時、ふと、ひきこもっている子どものことで相談される親御

 さんの気持ちを思い浮かべます。私は、なんて安易に「それでいいよ」

 なんてメッセージを発していたのだろう。親が「それでいいよ」と思う

 には、それこそ、決死の覚悟が必要だというのに。

 それでも、やっぱり、「それでいいよ」からすべてが始まる、とも思っ

 ています。まさに、ギリギリのところで、どこからでも共に歩く覚悟で

 伝える「それでいいよ」の一言。

 そのメッセージが親にも子にも伝わった時、そこが私たちの関わりの

 スタートになるのでしょう。
 

┗■ 3.京都府からのお知らせ 「チーム絆」の取り組み
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  京都府では、2008年度から、「チーム絆(きずな)」の取り組み
 を行っています。

  「チーム絆」は、主に義務教育終了後から20歳未満のひきこもり初
 期段階の青少年を対象に訪問・相談を行い、必要とする支援について適
 切な支援機関を紹介することなどを通じて、ひきこもり初期段階の青少
 年の社会的自立を支援しています。


 ☆☆ 京都府家庭支援総合センター「ひきこもり相談・チーム絆」 ☆☆
   
   電話相談:月曜〜金曜 9:00〜16:00 
                 ※祝日・年末年始を除く
   来庁相談:予約制(まずは電話でご連絡ください。)  
 
   ┌────────────────────────────┐
   │専用電話:075-531-5255
   │専用メール:team-kizuna@pref.kyoto.lg.jp              
   └────────────────────────────┘

 ★★★ 京都市・乙訓・南丹地域チーム★★★
  NPO法人若者と家族のライフプランを考える会(左京区)
    080-2538-3036(月・水・木・土 11:00〜17:00)

  アウラ学びの森 知誠館(亀岡市)
    0771-51-2434  (火・水・木・金  10:00〜16:00)

 ★★★ 山城地域チーム ★★★
   ほっこりスペース あい(宇治市)	
    0774-32-6187  (水・木・金・土  11:00〜16:00)

 ★★★ 中丹・丹後地域チーム ★★★
   NPO法人まごころ(綾部市)
    0773-40-2556  (月〜金10:00〜18:00、日10:00〜20:00)
    

 ▽▼▽▼あとがき▽▼▽▼

  ひきこもり支援情報メールマガジン「ほっ都マガジン」第68号はい
  かがでしたでしょうか?

  今回のリレーコラムはまごころの?野 祥子さんに原稿を寄せていた
 だきました。
   
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┃○ 発行:京都府ひきこもり支援情報ポータルサイト
┃     (事務局:京都府 府民生活部 青少年課)
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