ひきこもり支援メールマガジン「ほっ都マガジン」 第63号
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┃ ■ほっ都マガジン■ ひきこもり支援情報メールマガジン      
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┃  −ひきこもり支援情報と、ホッとする「安心」をお届けします−  
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               第63号:2012年5月22日発行


 □  こんにちは。

  ひきこもり支援情報メールマガジン「ほっ都マガジン」の第63号です。
 
    新緑がまぶしいですね。
 
  ほっ都マガジンでは、毎月第4火曜日、新着情報を中心に、ひきこもり
  の支援情報をお届けしています!

    
  ▽▼▽▼ 目次 ▽▼▽▼

 1.はじめに

 2. リレーコラム
  (NPO法人 まごころ 町田健史)

 3.京都府からのお知らせ 「チーム絆」の取り組み


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┗■ 1.はじめに
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 □ ひきこもり支援情報をお届けします!

  ひきこもり支援情報メールマガジン「ほっ都マガジン」では、皆さま
 が、常にひきこもり支援の最新情報を入手できるように、月刊で記事を
 お届けしています。

  メルマガの発行は、原則として、毎月第4火曜日です。
 よろしければ、お知り合いにも紹介してあげてくださいね。


 □ バックナンバーはポータルサイトで!

 「ほっ都マガジン」は、「ひきこもり支援情報ポータルサイト」
 (http://www.kyoto-hikikomori-net.jp/)にバックナンバーを掲載して
 います。よろしければ、ご覧ください。


 □「インターネット相談」をご利用ください!

  相談は、ひきこもりの問題解決のための第一歩です。ひきこもりで困
 っておられるご本人・ご家族の方は、ぜひ、インターネット相談を利用
 してみてください。
 
  ○ インターネット相談(ひきこもり支援情報ポータルサイト)
   専門の訓練を受けたスタッフがお答えいたします。  
     http://www.kyoto-hikikomori-net.jp/consul/
   時間:24時間いつでも受け付けています。




┗■ 2.リレーコラム

 「京都の思い出」
 
 NPO法人 まごころ 町田健史

  僕が、A君と初めて会ったのは八年くらい前です。彼が十五才の時でし

 た。当時、僕がお世話になっていた京都の支援団体に、数日間宿泊の為に

 来ていました。「不登校の男の子なんだろうなー」くらいは分かりました

 が、それ以外は何も知りませんでした。彼の印象は、明るくニコニコして

 いましたが、繊細で人に気を使う子だなーというものした。

  そのA君と夜、食事に行く事になりました。彼は初めての焼き鳥屋が珍

 しい様で、不思議そうに店内を見回しながらも楽しげな様子でした。何人

 かでまったりと、彼の「焼き鳥屋初体験」の印象などを聞きながら過ごし

 ていましたが、しばらく経ってふと見るとA君が俯いて涙を流していまし

 た。五分くらいは、そうしていたでしょうか?僕たちは、突然の事で驚き

 つつも、なんとなく彼の涙の意味が分かり、理由も聞かず泣き止むまでじ

 っと待っていました。しばらくして泣き止んだA君は、こちらを向き、照

 れくさそうにニコッと笑いました。その笑みは、「みんな、黙って泣かし

 てくれてありがとう」と言っているように見えました。「ボーリングに行

 こうか?」と誘うと満面の笑顔で「ウン!」と答えて、その夜を楽しく過

 ごしたのを憶えています。
 
  二十三才になったA君が、今は専門学校生となって元気にしている事を

 最近知り、八年前の出来事を思い出しました。あの夜の「涙」の事は、多

 分彼も忘れてないでしょう。僕には、彼の「第二のスタート」があの日に

 あったような気がしてなりません。

  先日、僕の恩師と話す機会がありました。その時「ひきこもりから外に

 出始めた彼らには“魔法のじゅうたん”に乗せてあげる事が大切なんだよ」

 と恩師が話してくれました。ついつい彼らを“現実のレール”に乗せてし
 
 まいがちになる自分には、重い言葉でありました。そして、十年前ひきこ

 もっていた僕に恩師がくれた「時間」が甦ってきました。

  ひきこもり、「現実」に苦しんでいる若者にとって「未来」へと進む

 「心のエネルギー」とは何なのでしょうか?A君が、あの夜流した「涙」

 の訳を、今度会えたら聞いてみたいな?と思っています。
 

┗■ 3.京都府からのお知らせ 「チーム絆」の取り組み
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  京都府では、2008年度から、「チーム絆(きずな)」の取り組み
 を行っています。

  「チーム絆」は、主に義務教育終了後から20歳未満のひきこもり初
 期段階の青少年を対象に訪問・相談を行い、必要とする支援について適
 切な支援機関を紹介することなどを通じて、ひきこもり初期段階の青少
 年の社会的自立を支援しています。


 ☆☆ 京都府家庭支援総合センター「ひきこもり相談・チーム絆」 ☆☆
   
   電話相談:月曜〜金曜 9:00〜16:00 
                 ※祝日・年末年始を除く
   来庁相談:予約制(まずは電話でご連絡ください。)  
 
   ┌────────────────────────────┐
   │専用電話:075-531-5255
   │専用メール:team-kizuna@pref.kyoto.lg.jp              
   └────────────────────────────┘

 ★★★ 京都市・乙訓・南丹地域チーム★★★
  NPO法人若者と家族のライフプランを考える会(左京区)
    075-201-8073  (月・水・木・土 11:00〜17:00)

  アウラ学びの森 知誠館(亀岡市)
    0771-51-2434  (火・水・木・金  10:00〜16:00)

 ★★★ 山城地域チーム ★★★
   ほっこりスペース あい(宇治市)	
    0774-32-6187  (水・木・金・土  11:00〜16:00)

 ★★★ 中丹・丹後地域チーム ★★★
   NPO法人まごころ(綾部市)
    0773-40-2556  (月〜金10:00〜18:00、日10:00〜20:00)
    

 ▽▼▽▼あとがき▽▼▽▼

  ひきこもり支援情報メールマガジン「ほっ都マガジン」第63号はい
  かがでしたでしょうか?

  今回のリレーコラムはNPO法人 まごころの町田健史さんに原稿を
 寄せていただきました。
   
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┃○ 発行:京都府ひきこもり支援情報ポータルサイト
┃     (事務局:京都府 府民生活部 青少年課)
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