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┃ ■ほっ都マガジン■ ひきこもり支援情報メールマガジン
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┃ −ひきこもり支援情報と、ホッとする「安心」をお届けします−
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第60号:2012年2月28日発行
□ こんにちは。
ひきこもり支援情報メールマガジン「ほっ都マガジン」の第60号です。
今年の冬は本当によく雪が降りますね。
先日は夕方まで晴れていたのに少し目を離した間に一面銀世界になり、
ベランダの物干し竿の上にも雪が積もっていました。
ドキドキしながらさわってみると、とってもふわふわしていました。
干していたシャツは凍っていましたが。
空気が乾燥している上にインフルエンザも流行していますので、皆様
手洗いうがいはしっかりと行いましょう。
▽▼▽▼ 目次 ▽▼▽▼
1.はじめに
2. リレーコラム
(京都府 家庭支援総合センター 相談・判定課 岡本さん)
3.京都府からのお知らせ 「チーム絆」の取り組み
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┗■ 1.はじめに
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□ ひきこもり支援情報をお届けします!
ひきこもり支援情報メールマガジン「ほっ都マガジン」では、皆さま
が、常にひきこもり支援の最新情報を入手できるように、月刊で記事を
お届けしています。
メルマガの発行は、原則として、毎月第4火曜日です。
よろしければ、お知り合いにも紹介してあげてくださいね。
□ バックナンバーはポータルサイトで!
「ほっ都マガジン」は、「ひきこもり支援情報ポータルサイト」
(http://www.kyoto-hikikomori-net.jp/)にバックナンバーを掲載して
います。よろしければ、ご覧ください。
□「インターネット相談」をご利用ください!
相談は、ひきこもりの問題解決のための第一歩です。ひきこもりで困
っておられるご本人・ご家族の方は、ぜひ、インターネット相談を利用
してみてください。
○ インターネット相談(ひきこもり支援情報ポータルサイト)
専門の訓練を受けたスタッフがお答えいたします。
http://www.kyoto-hikikomori-net.jp/consul/
時間:24時間いつでも受け付けています。
┗■ 2.リレーコラム
<相談する者とされる者 − 雨乞い師の視点>
( 京都府 家庭支援総合センター 相談・判定課 岡本さん )
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支援というとたとえば就労支援なら就職面接の指導をするなど何か直接的
な行為をイメージすることが多いと思います。しかし、心理療法的にはこの
ような役割だけでなく、より間接的な態度がカウンセラーに求められます。
これは次のような「雨乞い師」的な態度とよばれるものです。
何ヶ月もの間一滴の雨も降らない村があり、「雨乞い師」がよばれること
になりました。雨乞い師は一軒の静かな小さな家の中にこもっていました。
すると4日目には雨雲が集まってきて、大量の雨が降ったそうです。人々は
彼にどのようにして雨を降らせたかを尋ねたところ、彼は次のように答えた
といいます。「私は雨を降らせようとしたのではありません。ただ、この地
域に来たところ私自身の心身の調子が乱れてしまったため、3日間それを整
えることに集中していたのです」。
雨乞い師は雨を降らせるために直接的な策を講じたのではなく、自身の心
身を整えることが雨を降らせることだと知っていたということです。心理療
法においてはカウンセラーがこのような役割をとることが重視されます。面
接場面では相談者の方に注意を向けるだけでなく、自らの心や身体の体験に
目を向け、それに取り組みます。このようなことをしていては相談者の話を
きちんと聞けないのではないかと思われるかも知れません。しかし、様々な
先行研究よりカウンセラーのこのような作業が相談者の方の問題と不思議な
ことにつながっており、相談者の取り組みにつながっていることが実証され
ています。
このような作業をしていると、不思議なことに言葉でやりとりしていない
のに、お互いが同じようなことを考えていたり、同じようなイメージを持って
いたり、両者の夢に同じイメージが現れたりすることがあります。こういう
態度は、ご本人がどうやってこれからを生きていこうと思っているかという
ことを相談を受ける側が切実に体験していくために必要なものだと思ってい
ます。
┗■ 3.京都府からのお知らせ 「チーム絆」の取り組み
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京都府では、2008年度から、「チーム絆(きずな)」の取り組み
を行っています。
「チーム絆」は、主に義務教育終了後から20歳未満のひきこもり初
期段階の青少年を対象に訪問・相談を行い、必要とする支援について適
切な支援機関を紹介することなどを通じて、ひきこもり初期段階の青少
年の社会的自立を支援しています。
☆☆ 京都府家庭支援総合センター「ひきこもり相談・チーム絆」 ☆☆
電話相談:月曜〜金曜 9:00〜16:00
※祝日・年末年始を除く
来庁相談:予約制(まずは電話でご連絡ください。)
┌────────────────────────────┐
│専用電話:075-531-5255
│専用メール:team-kizuna@pref.kyoto.lg.jp
└────────────────────────────┘
☆☆☆ 地域版チーム絆 ☆☆☆
★★★ 京都市・乙訓・南丹地域チーム★★★
NPO法人京都教育サポートセンター(中京区)
075-241-9188 (火・水・金・土 11:00〜16:00)
※出張相談(毎週木曜日・予約制)乙訓総合庁舎(向日市)
NPO法人インホープ (下京区)
075-352-0557 (水・木・金・土 13:00〜19:00)
アウラ学びの森 知誠館(亀岡市)
0771-51-2434 (火・水・木・金 10:00〜16:00)
★★★ 山城地域チーム ★★★
ほっこりスペース あい(宇治市)
0774-32-6187 (水・木・金・土 11:00〜16:00)
NPO法人夢街道国際交流子ども館(木津川市)
0774-26-0271 (月・火・水・木 10:00〜15:00)
★★★ 中丹・丹後地域チーム ★★★
NPO法人まごころ(綾部市)
0773-40-2556 (月〜金10:00〜18:00、日10:00〜20:00)
※出張相談(第一・第二月曜日・予約制)
福知山総合庁舎(福知山市)
舞鶴総合庁舎(舞鶴市)
宮津総合庁舎(宮津市)
峰山総合庁舎(京丹後市)
▽▼▽▼あとがき▽▼▽▼
ひきこもり支援情報メールマガジン「ほっ都マガジン」第60号はいか
がでしたでしょうか?
今回のリレーコラムは家庭支援総合センター相談・判定課の岡本さんに
原稿を寄せていただきました。
「自分の心の中」というのは、自分にとってだけでなく、周囲にも影響
するものだと思います。
全てのことは少しずつ繋がっていて、決してバラバラではありません。
例えば、心の中が散らかっていると、机の上や部屋の中も散らかりだすし、
コミュニケーションの取り方も雑になってしまいます。
ここで大事なのは、心を安定させれば部屋が片付くということではなく、
部屋を片付けることで心が落ち着くことがあるということで、一見関係な
いと思われるものでも、何かの行動が他の何かを解決する、ということは
意外と多いのではないかと思います。
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