ひきこもり支援メールマガジン「ほっ都マガジン」 第52号
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┃ ■ほっ都マガジン■ ひきこもり支援情報メールマガジン      
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┃  −ひきこもり支援情報と、ホッとする「安心」をお届けします−  
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               第52号:2011年6月28日発行


 □ こんにちは。

  ひきこもり支援情報メールマガジン「ほっ都マガジン」の第52号で
 す。

    梅雨入りして久しいこの頃ですが、皆さまいかがお過ごしですか。

  低気圧が近づくと、身体の調子が悪くなるという方もいらっしゃいま
 すが、お加減はいかがでしょう。

  薄暗い中、寝坊ができて、嬉しいという人もいますけどね。
 (何を隠そう、発行者のわたしです・・・。)

  何事も、良い方に捉えられたら、生きていくのも、楽ちんかもしれま
 せんね。

 
  ▽▼▽▼ 目次 ▽▼▽▼

 1.はじめに

 2.リレーコラム「3歩進んで2歩下がって、また進んで」
 (京都教育サポートセンター「チーム絆」ピアサポーター 持明院由子さん)  
 
 3.イベント等情報

 4.京都府からのお知らせ 「チーム絆」の取り組み


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┗■ 1.はじめに
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 □ ひきこもり支援情報をお届けします!

  ひきこもり支援情報メールマガジン「ほっ都マガジン」では、皆さま
 が、常にひきこもり支援の最新情報を入手できるように、月刊で記事を
 お届けしています。

  メルマガの発行は、原則として、毎月第4火曜日です。
 よろしければ、お知り合いにも紹介してあげてくださいね。


 □ バックナンバーはポータルサイトで!

 「ほっ都マガジン」は、「ひきこもり支援情報ポータルサイト」
 (http://www.kyoto-hikikomori-net.jp/)にバックナンバーを掲載して
 います。よろしければ、ご覧ください。


 □「インターネット相談」をご利用ください!

  相談は、ひきこもりの問題解決のための第一歩です。ひきこもりで困
 っておられるご本人・ご家族の方は、ぜひ、インターネット相談を利用
 してみてください。
 
  ○ インターネット相談(ひきこもり支援情報ポータルサイト)
   専門の訓練を受けたスタッフがお答えいたします。  
     http://www.kyoto-hikikomori-net.jp/consul/
   時間:24時間いつでも受け付けています。



┗■ 2.リレーコラム「3歩進んで2歩下がって、また進んで」
  (京都教育サポートセンター「チーム絆」ピアサポーター 持明院由子さん)     
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  「チーム絆」地域チームのメンバーとして、2年目を迎えることがで
 きました。

  当センターに通う利用生たちと接する中で、毎日新しい発見があり、
 彼らは私にたくさんのことを教えてくれています。

  1週間前はびっくりするくらい元気だったのに、次の週には、きのこ
 が生えそうな暗い顔でやって来る子、ずっと同じことでぐるぐる悩んで
 いる子、人の反応ばかりを気にしてしんどくなってしまう子、逆に、マ
 イペース過ぎて周りが見えない子、静かな子、やんちゃな子・・・

  一人ひとり顔が違うのと同じように、それぞれに色々な過程を経て、
 本人なりに精一杯悩んで考えながら、そして、何かを求めてセンターに
 やって来ます。

  スタッフの対応も一人ひとり異なり、これで良いのか、と悩む時がよ
 くあります。

  また、スタッフである私自身が利用生に対してイラッとしてしまうよ
 うな時も(お恥ずかしながら)あります。

  けれど、彼らが何を求めているかが分かり、自分のしんどさを理解し
 てくれる人がいる、という表情を見せてくれた時には、色んな悩みが吹
 っ飛びます。

  ある日、利用生の1人が言いました。
 「ここには色んな人がいて、私もいて良いんだなと思った」と。

  何らかの事情で学校に行けなくなったり、ひきこもったりする期間が
 長くなればなる程、子供たちはどんどん自分に自信が無くなっていきま
 す。

  そして、無くなった自信は、自分で何かを体験して取り戻すしかなく、
 時間が必要になります。

  そのためには、少し「休憩」ができる場所、自分がいても良いと思え
 る居場所、自分のことを受け入れ叱咤激励してくれる人がいる場所、い
 ずれは自分がどう生きていきたいのかを考えていく場所として、フリー
 スペースでも何でもいいので、自宅以外に通う場所を見つけることや家
 族以外の他人と関わることの大切さを、改めて教えてくれた言葉でした。

  「3歩進んで2歩下がる」という歌があるように、生きにくい状況か
 ら一歩を踏み出すのはなかなか難しいものです。

  時には、5歩進んで6歩下がってしまったりして全然先が見えなくな
 ることもよくあります。

  それでも、少しでも状況を変えよう、前に進もうと思う気持ちを持っ
 て努力するのは、結局自分にしか出来ません。

  まだまだ私自身も未熟ではありますが、彼らが不安になった時、迷っ
 た時には、「大丈夫だよ」と背中を押せる存在であれたら良いな、と思
 います。


┗■ 3.イベント等情報
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 ◎張籠工房さんからのお知らせ

 <仲間達による作品展「私がこしらえた張籠見に来てください」>

 □趣 旨:張籠は、竹で編んだ籠に和紙を張り重ねた後、柿渋を塗り、
      仕上げに漆を塗った工芸品です。何年も工房へ通い続けて
      作られた作品が展示されます。

 □日 程:6月24日(金)〜7月4日(月)
       平日:午前10時〜午後9時
       日曜:午前10時〜午後6時
 
 □場 所:山科青少年活動センター1階 ロビーギャラリー
      
 【お問い合わせ】
  張籠工房
   TEL:077-524-9879


 ◎NPO京都オレンジの会さんからのお知らせ

 <東日本大震災支援チャリティーイベント>

 □趣 旨:東北岩手「ポランの広場」(岩手県不登校を考える父母会)
      事務局長の藤田 健さんをお招きしてお話をうかがいます。

 □日 程:7月2日(土)
       10:30〜 タオ療法門下生のチャリティー施術
       13:00〜 ボランティア現地報告、藤田 健さん講演
       14:50〜 勇気の出るライブ       

 □場 所:やすらぎ・ふれあい館
       京都市東山区五条通大和大路東入5丁目梅林町576-5             

 □その他:収益は「ポランの広場」藤田氏を通じて被災者支援に寄付
      されます。
 
 【お問い合わせ・申し込み】
  NPO法人京都オレンジの会 
   TEL:075-752-0289



┗■ 4.京都府からのお知らせ 「チーム絆」の取り組み
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  京都府では、2008年度から、「チーム絆(きずな)」の取り組み
 を行っています。

  「チーム絆」は、主に義務教育終了後から20歳未満のひきこもり初
 期段階の青少年を対象に訪問・相談を行い、必要とする支援について適
 切な支援機関を紹介することなどを通じて、ひきこもり初期段階の青少
 年の社会的自立を支援しています。


 ☆☆ 京都府家庭支援総合センター「ひきこもり相談・チーム絆」 ☆☆
   
   電話相談:月曜〜金曜 9:00〜16:00 
                 ※祝日・年末年始を除く
   来庁相談:予約制(まずは電話でご連絡ください。)  
 
   ┌────────────────────────────┐
   │専用電話:075-531-5255
   │専用メール:team-kizuna@pref.kyoto.lg.jp              
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 ☆☆☆ 地域版チーム絆 ☆☆☆

 ★★★ 京都市・乙訓・南丹地域チーム★★★
  NPO法人京都教育サポートセンター(中京区)
    075-241-9188  (火・水・金・土  11:00〜16:00)

  NPO法人インホープ (下京区)
    075-352-0557  (水・木・金・土  13:00〜19:00)

  アウラ学びの森 知誠館(亀岡市)
    0771-51-2434  (火・水・木・金  10:00〜16:00)

 ★★★ 山城地域チーム ★★★
   ほっこりスペース あい(宇治市)	
    0774-32-6187  (水・木・金・土  11:00〜16:00)

   NPO法人夢街道国際交流子ども館(木津川市)
    0774-26-0271  (月・火・水・木  10:00〜15:00)

 ★★★ 中丹・丹後地域チーム ★★★
   NPO法人まごころ(綾部市)
    0773-40-2556  (月〜金10:00〜18:00、日10:00〜20:00)
    ※出張相談(第一月曜日・予約制)中丹広域振興局(舞鶴市) 
                    丹後広域振興局(京丹後市)



 ▽▼▽▼あとがき▽▼▽▼

  ひきこもり支援情報メールマガジン「ほっ都マガジン」第52号はいか
 がでしたでしょうか?

  今回のリレーコラムは、笑顔が素敵な、若手の「チーム絆」スタッフに
 原稿を寄せてもらいました。

  文章って、人柄を現すんだなぁと、改めて感じたコラムでした。

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┃     (事務局:京都府 府民生活部 青少年課)
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