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┃ ■ほっ都マガジン■ ひきこもり支援情報メールマガジン
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┃ −ひきこもり支援情報と、ホッとする「安心」をお届けします−
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第48号:2011年2月22日発行
□ こんにちは!
ひきこもり支援情報メールマガジン「ほっ都マガジン」の第48号で
す。
最近、浴場が共用となっている、大阪の古いアパートについての新聞記
事を読みました。
幅広い世代の住民が、日々入浴を共にすることで親しくなって、互いの
生活に関わるようになり、暮らしを助け合うという内容でした。
不便な生活が、かえってご近所の絆を強めるのかもしれませんね。
それでは、今号もご愛読ください。
▽▼▽▼ 目次 ▽▼▽▼
1.はじめに
2.リレーコラム「第三者の大人の存在」
(アウラ学びの森 北村 真也先生)
3.イベント等情報
4.京都府からのお知らせ 「チーム絆」の取り組み
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┗■ 1.はじめに
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□ ひきこもり支援情報をお届けします!
ひきこもり支援情報メールマガジン「ほっ都マガジン」では、皆さま
が、常にひきこもり支援の最新情報を入手できるように、月刊で記事を
お届けしています。
メルマガの発行は、毎月第4火曜日です。
よろしければ、お知り合いにも紹介してあげてくださいね。
□ バックナンバーはポータルサイトで!
「ほっ都マガジン」は、「ひきこもり支援情報ポータルサイト」
(http://www.kyoto-hikikomori-net.jp/)にバックナンバーを掲載して
います。是非ご覧ください!
□ 「電話相談」「インターネット相談」をご利用ください!
相談は、ひきこもりの問題解決のための第一歩です。ひきこもりで困
っておられるご本人・ご家族の方は、ぜひ、電話相談を利用してみてく
ださい。
○ 電話相談
精神保健福祉相談員等がお答えします。
電話:075−531−5255
開設時間:月曜日から金曜日(祝日を除く)
9時から12時、13時から16時
○ インターネット相談(ひきこもり支援情報ポータルサイト)
専門の訓練を受けたスタッフがお答えいたします。
http://www.kyoto-hikikomori-net.jp/consul/
時間:24時間いつでも受け付けています。
┗■ 2.リレーコラム「第三者の大人の存在」
(アウラ学びの森 北村 真也先生)
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はじめまして、アウラ学びの森の北村です。
私は日々多くの子どもたちと接しながら、様々なことを学ばせてもらっ
ているのですが、今日は、そんな中から思春期の子どもたちにとっての、
第三者の大人の存在について、少し考えてみたいと思います。
私が子どもの頃は、まだ近所に子どもたちを叱ってくれたり、諭してく
れたり、あるいは相談に乗ってくれたりする大人たちの存在がありました。
私は、京都市内の下京区で子ども時代を過ごしたのですが、昭和40年の
京都の下町においては、それはごくあたりまえの風景でもあったのです。
このような地域の連帯は、特に思春期の子どもの育ちにおいては、大変
有効に機能するものでした。
思春期は、反抗期でもあります。すなわちそれは、親とのぶつかりあい
の時期でもあるのです。
親にとっては大変な時期なのですが、一方で、子どもが親から自立して
いくためにはとても大切な時期とも言えるのです。
そんな思春期真っ只中の子どもたちには、なかなか親の真意が伝わらな
いことがあります。親からのメッセージにとにかく反発するからです。
「うるさい」「ほっといて」「ムカつく」・・・・・、例をあげれば、
きりがないほど彼らは反抗的なコトバを返してくるわけですが、そんな時、
大変役に立つのが第三者である大人の存在なのです。
同じことを親から言われればムカつくだけなのですが、第三者である大
人から言われれば素直に聞けてしまうなどということはよくあることです。
ですから、思春期の子どもを持つ親にとっては、自分の子どもとかかわ
ってくれる第三者の大人の存在をそのネットワークに持っていることが大
切なポイントになるのです。
あとは、子どもに伝えたいことを、その第三者の大人の存在を経由させ
て伝えてもらえればいい。
その方が、ずっと効率がいいのです。
ところが、問題は、冒頭で述べたように地域の連帯が弱くなって、子ど
もの身近に第三者である大人の存在がいなくなってしまったのです。
先日も立て続けに二人の保護者の方々から、「子どもに先生から伝えて
ほしい」という御依頼を受けました。
私は、「何か子どもに伝えたいことがあれば、どんどんおっしゃってく
ださい」と普段から保護者の方々にもお話しています。
地域から子どもに何かを伝えてくれるような大人の存在が、消えてしま
ったのなら、それにかわる存在を探さなくてはなりません。
思春期の子どもの育ちには、そんな大人の存在が必要不可欠なのです。
彼らは、この大人たちを足掛かりにして、親から巣立ち、そして社会へ
と旅立っていくからです。
┗■ 3.イベント等情報
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◎京都ジョブパーク「ライフ&ジョブカフェ」からのお知らせ
<公開討論会 生活・就労相談と支援のあり方を考える>
□趣 旨:「ワーキングプアー」「無縁社会」の現実を取材してこられた
NHK報道局の記者と、生活・就労支援を一体のものとして取
りくむ千葉県の「中核地域生活支援センター」のお話をお伺い
します。
□日 程:2月26日(土)
13:30〜17:00(受付13:00〜)
□場 所:リーガロイヤルホテル(愛宕の間)
□参加費:無料
□内 容:講演「切れた縁、絆を取り戻すために」
板垣 淑子さん(NHK報道番組ディレクター)
講演「分断されないトータルな支援を目指して」
朝比奈 ミカさん(千葉県・中核生活支援センター長)
【お問い合わせ・申し込み】
京都府パーソナルサポートセンター
TEL:075-693-7727
◎公益財団法人 京都地域創造基金さんからのお知らせ
<子ども・子育ての【脱・孤立】を目指して
〜市民発で社会を変えるために〜>
□趣 旨:京都こどもファンド設置記念シンポジウム
□日 程:2月27日(日)
講演 13:40〜14:30
パネルディスカッション 14:45〜16:15
□会 場:ひと・まち交流館京都
□内 容:講演「子どもを取り巻く現状は今」
吉田 雄大さん(京都弁護士会子どもの権利委員会副委員長)
パネルディスカッション
「子ども・子育て」の【脱・孤立】を目指して
”なんとかしたい”想いを実現する社会へ」
詳しくはこちら
http://www.plus-social.com/cn8/kf_sympo.html
【お問い合わせ・申し込み】
公益財団法人 京都地域創造基金
TEL:075-354-8792
┗■ 4.京都府からのお知らせ 「チーム絆」の取り組み
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京都府では、2008年度から、「チーム絆(きずな)」の取り組み
を行っています。
「チーム絆」は、主に義務教育終了後から20歳未満のひきこもり初
期段階の青少年を対象に訪問・相談を行い、必要とする支援について適
切な支援機関を紹介することなどを通じて、ひきこもり初期段階の青少
年の社会的自立を支援しています。
本庁のチーム4名と、府内各地の7団体で行っています。
ご遠慮なく、ご連絡くださいね!
☆☆☆ 本庁チーム絆 ☆☆☆
電話相談:月曜〜金曜 9:00〜12:00、13:00〜17:00
※祝日・年末年始を除く
来庁相談:予約制(まずは電話でご連絡ください。)
┌────────────────────────────┐
│専用電話:075-414-4304
│専用メール:team-kizuna@pref.kyoto.lg.jp
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☆☆☆ 地域版チーム絆 ☆☆☆
★★★ 京都市・乙訓・南丹地域チーム★★★
NPO法人京都教育サポートセンター(中京区)
075-241-9188 (火・水・金・土 11:00〜16:00)
NPO法人ノンラベル(南区)
075-921-3088 (月・火・木・金 10:00〜16:00)
NPO法人インホープ (下京区)
075-352-0557 (水・木・金・土 13:00〜19:00)
アウラ学びの森 知誠館(亀岡市)
0771-51-2434 (火・水・木・金 10:00〜16:00)
★★★ 山城地域チーム ★★★
ほっこりスペース あい(宇治市)
0774-32-6187 (水・木・金・土 11:00〜16:00)
NPO法人夢街道国際交流子ども館(木津川市)
0774-26-0271 (月・火・水・木 10:00〜15:00)
★★★ 中丹・丹後地域チーム ★★★
NPO法人まごころ(綾部市)
0773-40-2556 (月〜金10:00〜18:00、日10:00〜20:00)
※出張相談(第一月曜日・予約制)中丹広域振興局(舞鶴市)
丹後広域振興局(京丹後市)
▽▼▽▼あとがき▽▼▽▼
ひきこもり支援情報メールマガジン「ほっ都マガジン」第48号はいか
がでしたでしょうか?
近頃、梅が見頃を迎えています。
紅梅や白梅などの品種や日光の当たり具合、立地による風の強さなどに
よって、開花時期が微妙に異なっているようです。
ひきこもりについても、それぞれの人の個性や環境の違いによるものな
のかもしれませんね。
「ほっ都マガジン」に関するご意見・ご感想など、読者のみなさまから
のメールをお待ちしています。
是非、下記アドレスまでお寄せください。
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┃○ 発行:京都府ひきこもり支援情報ポータルサイト
┃ (事務局:京都府 府民生活部 青少年課)
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┃○ ご意見・お問い合せ:webmaster@kyoto-hikikomori-net.jp
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