ひきこもり支援メールマガジン「ほっ都マガジン」 第45号
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┃ ■ほっ都マガジン■ ひきこもり支援情報メールマガジン      
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┃  −ひきこもり支援情報と、ホッとする「安心」をお届けします−  
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               第45号:2010年11月22日発行


 □ こんにちは!

  ひきこもり支援情報メールマガジン「ほっ都マガジン」の第45号で
 す。

  最近、めっきり寒くなってきましたが、皆さま、風邪などひかれてい
 ませんか。

  最近、「生姜」がちょっとした流行だそうです。飲み物や食べ物に加
 えて、風邪を予防したいところですね。

  それでは、今号もご愛読ください。

 
  ▽▼▽▼ 目次 ▽▼▽▼

 1.はじめに

 2.リレーコラム「『伝える』こととその『伝え方』」
    (京都教育サポートセンター 岡松 心理カウンセラー)  
 
 3.イベント等情報

 4.京都府からのお知らせ 「チーム絆」の取り組み


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┗■ 1.はじめに
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 □ ひきこもり支援情報をお届けします!

  ひきこもり支援情報メールマガジン「ほっ都マガジン」では、皆さま
 が、常にひきこもり支援の最新情報を入手できるように、月刊で記事を
 お届けしています。

  メルマガの発行は、毎月第4火曜日です。
 よろしければ、お知り合いにも紹介してあげてくださいね。


 □ バックナンバーはポータルサイトで!

 「ほっ都マガジン」は、「ひきこもり支援情報ポータルサイト」
 (http://www.kyoto-hikikomori-net.jp/)にバックナンバーを掲載して
 います。是非ご覧ください!


 □ 「電話相談」「インターネット相談」をご利用ください!

  相談は、ひきこもりの問題解決のための第一歩です。ひきこもりで困
 っておられるご本人・ご家族の方は、ぜひ、電話相談を利用してみてく
 ださい。
 
 ○ 電話相談
   精神保健福祉相談員等がお答えします。
   電話:075−531−5255
   開設時間:月曜日から金曜日(祝日を除く)
        9時から12時、13時から16時
 
 ○ インターネット相談(ひきこもり支援情報ポータルサイト)
   専門の訓練を受けたスタッフがお答えいたします。  
     http://www.kyoto-hikikomori-net.jp/consul/
   時間:24時間いつでも受け付けています。



┗■ 2.リレーコラム「『伝える』こととその『伝え方』」
   (「チーム絆」京都教育サポートセンター 岡松 心理カウンセラー)      
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  初めまして、京都教育サポートセンターでボランティアスタッフとして
 活動している、心理カウンセラー&セラピストの岡松です。

  日常生活でのコミュニケーション。その中でも、自分の「感情」「気持
 ち」「思い」をきちんと正確に相手に「伝える」、その伝え方の1つであ
 る「I(アイ)メッセージ」についてお話したいと思います。

  というのも、ここの活動に携わり2年近くになり、個性、感受性豊かで、
 様々な思いを持った生徒たちやスタッフの方々と接するうちに、自分の「
 感情」「気持ち」や「どのように思ったか」を「伝える」ことの難しさ、
 そして大切さや重要性を感じることが、私自身多々あるからです。

  今回、誰しもがそれらを強く感じているのではないのか、だから表現で
 きないもどかしさから、様々な行動として現れているのではないのか・・
 ・ということを、改めて考えるキッカケともなりました。

  そして、「Iメッセージ」という表現方法を学びました。

  例えば、「忙しくしているときに、次から次へと用事を言われた」とい
 う状況だとします。そんな時、
 
   a (あなたが)次から次へと用事を言わないでよ
    b わたしは、あなたが次から次へと用事を言ってくるので、余計に
     忙しくなって困ります
 
  a、bどちらの伝え方が、「相手に何をわかって欲しいのか」が伝わりや
 すく感じるでしょうか?

  また、皆さんは普段、どちらのような自分の「気持ち」の伝え方をして
 いますか?

  aの方は、その時の感情を直接的、感情的に相手に伝えてしまい、その
 後ケンカになったり、相手に「もういいや」と思わせてしまったり・・・

 「何をわかって欲しいのか」が伝わりにくく、お互いに後味の悪い思いが
 残るかもしれません。

  これは「Youメッセージ」(あなたが〜です)と言い、相手に自分の感情
 をそのままぶつけたり、相手の言動を非難、または、指示するような伝え
 方で、ケンカや不満のぶつけ合いの発端や、自分の都合の押し付けになり
 かねません。
 
  そしてbの方は、相手にわかって欲しいこと=「困っている」というこ
 とが伝わりやすく、相手が自分へ理解を示したり、協力が得やすい状況へ
 と、変化をもたらすかもしれません。

  これは「Iメッセージ」(私は〜です)と言い、自分の感情を表現するこ
 とで、相手と気持ちを通わせようとする伝え方であり、この伝え方をする
 ことで、自分の感情や自分が「どうしたいか」と、自分自身を見つめるキ
 ッカケにもなる伝え方です。
 
  この「Iメッセージ」をしっかり伝えるためのポイントとして、

   1 相手の行動(事実のみ)を言う
   2 その行動が、私自身へどんな影響があるのかを言う
   3 その影響に対し、私自身がどのように感じているか、感情を率直
     に言う

  この行動・影響・感情が大切な要素となります。

  人は誰しもが「自分の存在価値を認めてもらいたい」とココロのどこか
 で必ず思っています。でもそれと同じくらい、相手を思いやる気持ちも大
 切です。

  相手に「こうして欲しい」と思った時、相手を非難したり評価・指示す
 ることよりも、相手の「思い」も大切にしながら、少しの勇気を持って
 「Iメッセージ」を使って、自分の「感情」・「気持ち」を伝えることで、
 相手により理解してもらいやすくなります。
 
  また、そうすることで、お互いに不愉快な思いをしなくてもよくなり、
 何か新しい自分自身の発見につながるかもしれません。

  一度、実践してみることをオススメします。 



┗■ 3.イベント等情報
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 ◎NPO法人京都オレンジの会さんからのお知らせ
  <「存在論的ひきこもり」から、生存協働組合へ>

 □趣 旨:芹沢俊介氏講演
      同氏を囲んだ、若者当事者とシンポジスト達との討論会
      
 □日 時:平成22年12月5日(日)13:00受付開始

 □場 所:京都ひとまち交流センター

 □費 用:参加費無料

 □その他:定員120名
        

 【お問い合わせ】
 NPO法人京都オレンジの会
 TEL:075-752-0289


 ◎ファーストステップ・ジョブグループさんからのお知らせ
  <家族勉強会「ひきこもりの本人に対してどう対応すればいいのか分
   からない親のための「対応を学ぶ」講座>

 □趣 旨:長期ひきこもりに悩む家族のための、継続的な勉強会
      
 □日 時:平成22年12月9日(木)13:30〜16:00

 □場 所:立命館大阪オフィス 研修室2C

 □費 用:資料代 1,000円

 □講 師:上田 陽子氏(立命館大学客員研究員)

 □その他:定員15名
      今回は、今年の第2回勉強会になります。
        

 【お問い合わせ】
 ファーストステップ・ジョブグループ事務局
 TEL:090-9253-7052



┗■ 5.京都府からのお知らせ 「チーム絆」の取り組み
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  京都府では、2008年度から、「チーム絆(きずな)」の取り組み
 を行っています。

  「チーム絆」は、主に義務教育終了後から20歳未満のひきこもり初
 期段階の青少年を対象に訪問・相談を行い、必要とする支援について適
 切な支援機関を紹介することなどを通じて、ひきこもり初期段階の青少
 年の社会的自立を支援しています。

  本庁のチーム4名と、府内各地の7団体で行っています。
 
  ご遠慮なく、ご連絡くださいね!


 ☆☆☆ 本庁チーム絆 ☆☆☆

   電話相談:月曜〜金曜 9:00〜12:00、13:00〜17:00 
                ※祝日・年末年始を除く
   来庁相談:予約制(まずは電話でご連絡ください。)

 
   ┌────────────────────────────┐
   │専用電話:075-414-4304                  │
   │専用メール:team-kizuna@pref.kyoto.lg.jp              │
   └────────────────────────────┘

 ☆☆☆ 地域版チーム絆 ☆☆☆

 ★★★ 京都市・乙訓・南丹地域チーム★★★
  NPO法人京都教育サポートセンター(中京区)
    075-241-9188  (火・水・金・土  11:00〜16:00)

  NPO法人ノンラベル(南区)
    075-921-3088  (月・火・木・金  10:00〜16:00)

  NPO法人インホープ (下京区)
    075-352-0557  (水・木・金・土  13:00〜19:00)

  アウラ学びの森 知誠館(亀岡市)
    0771-51-2434  (火・水・木・金  10:00〜16:00)

 ★★★ 山城地域チーム ★★★
   ほっこりスペース あい(宇治市)	
    0774-32-6187  (水・木・金・土  11:00〜16:00)

   NPO法人夢街道国際交流子ども館(木津川市)
    0774-26-0271  (月・火・水・木  10:00〜15:00)

 ★★★ 中丹・丹後地域チーム ★★★
   NPO法人まごころ(綾部市)
    0773-40-2556  (月〜金10:00〜18:00、日10:00〜20:00)
    ※出張相談(第一月曜日・予約制)中丹広域振興局(舞鶴市) 
                    丹後広域振興局(京丹後市)



 ▽▼▽▼あとがき▽▼▽▼

  ひきこもり支援情報メールマガジン「ほっ都マガジン」第45号はいか
 がでしたでしょうか?

  コラムに出てきた「伝え方」、参考になりますね。

  コミュニケーションの重要性が、ますます高まっていると言われる現代
 です。活用していきたいものですね。

  「ほっ都マガジン」に関するご意見・ご感想など、読者のみなさまから
 のメールをお待ちしています。
  是非、下記アドレスまでお寄せください。

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┃     (事務局:京都府 府民生活部 青少年課)
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