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┃ ■ほっ都マガジン■ ひきこもり支援情報メールマガジン
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┃ −ひきこもり支援情報と、ホッとする「安心」をお届けします−
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第44号:2010年10月26日発行
□ こんにちは!
ひきこもり支援情報メールマガジン「ほっ都マガジン」の第44号で
す。
実りの秋がやってきました。皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
今年は、酷暑だった影響もあるのか、農産物の出来が良くないようで
すね。値段も高額です。
でも、食べることは、生活の基本なので、おろそかにしないで、日々
の暮らしを充実させていきたいところですね。
それでは、今号もご愛読ください。
▽▼▽▼ 目次 ▽▼▽▼
1.はじめに
2.リレーコラム「ナウシカの苦悩」
(「チーム絆」臨床心理士 浜野 祥子)
3.トピック「京都市子ども・若者総合相談窓口」オープン
4.イベント等情報
5.京都府からのお知らせ 「チーム絆」の取り組み
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┗■ 1.はじめに
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□ ひきこもり支援情報をお届けします!
ひきこもり支援情報メールマガジン「ほっ都マガジン」では、皆さま
が、常にひきこもり支援の最新情報を入手できるように、月刊で記事を
お届けしています。
メルマガの発行は、毎月第4火曜日です。
よろしければ、お知り合いにも紹介してあげてくださいね。
□ バックナンバーはポータルサイトで!
「ほっ都マガジン」は、「ひきこもり支援情報ポータルサイト」
(http://www.kyoto-hikikomori-net.jp/)にバックナンバーを掲載して
います。是非ご覧ください!
□ 「電話相談」「インターネット相談」をご利用ください!
相談は、ひきこもりの問題解決のための第一歩です。ひきこもりで困
っておられるご本人・ご家族の方は、ぜひ、電話相談を利用してみてく
ださい。
○ 電話相談
精神保健福祉相談員等がお答えします。
電話:075−531−5255
開設時間:月曜日から金曜日(祝日を除く)
9時から12時、13時から16時
○ インターネット相談(ひきこもり支援情報ポータルサイト)
専門の訓練を受けたスタッフがお答えいたします。
http://www.kyoto-hikikomori-net.jp/consul/
時間:24時間いつでも受け付けています。
┗■ 2.リレーコラム「ナウシカの苦悩」
(「チーム絆」臨床心理士 浜野 祥子)
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こんにちは。今年の4月よりチーム絆の一員となりました浜野です。
この度コラムを担当し、「ひきこもり」からイメージするものを書こう
と考えた時に、真っ先に頭に浮かんだのは漫画「風の谷のナウシカ」(宮
崎 駿作)の主人公、ナウシカでした。
産業文明が去った1000年後、人類の作り出した毒で汚染された大地
は「蟲」という生命体が生きる森「腐海」に浸食され、残り少ない土地を
巡って人々が争い合っていました。
辺境の地にすむ民族の長となった少女ナウシカは、「人と蟲に対立以外
の道を歩むことはないのか」と考えていくようになります。
ナウシカは故郷を離れ戦地に赴く中で、人一人を殺めるほどの激情を持
つ自分にショックをうけたり、自分が多くの命の犠牲のもとに生きている
ことの悲しさをいやというほど味わったりします。
そして、人間が傷つけた大地を命懸けで癒そうとする王蟲の心に触れ、
自分も王蟲と共に命を捧げようとし、仮死状態にまで陥ります。
ナウシカは、あまりにも深く偉大な王蟲の心に触れて、自分という存在
のちっぽけさに打ちのめされ、人間として生きるということに絶望してし
まうのです。
そんなナウシカを、火を捨てて森に住まい、蟲たちと共生する「森の人」
が呼び戻します。そうした生き方をすることで辿り着いた森の秘密を分か
ち合うことが、ナウシカには大きな心の支えとなりました。
蟲か人か、自然か文明かという対立からは決して生まれてこない「未来
の光」が、そこに見えてきたのです。
そうして、いかに人類の所業が罪深くとも、いかに過酷な運命を人類が
背負うことになろうとも、「それでも明日へと生きる」と語るナウシカが
生まれるのです。
私は、ひきこもりになる若者の中に「ナウシカ」が住んでいる、と思う
ことがよくあります。
とても大きなものを背負って外の世界へと飛び立ち、しかし、戦うには
あまりにもまっすぐで気高すぎ、疲弊し、自信を失い…奥底にはとても力
強く輝くものを持っているのに、それを自分自身が認めることができずに
苦しんでいます。
それならば、そんな若者たちとかかわっていこうとする私たちは、いか
に過酷な道行であろうと、「第三の道」を探しだす案内人となる「森の人」
なのでしょうか。いや、そのような超越した存在ではないように思います。
私たちは、ナウシカの選ぶ険しい道に驚きつつもひたすら信じて理解し
ようとし、支え続けるお付の者ミトじいなのかもしれません。
┗■ 3.トピック「京都市 子ども・若者総合相談窓口オープン」
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今年4月の子ども・若者育成支援推進法の成立以来、各地の自治体で、
「子ども・若者総合相談窓口」や「子ども・若者支援地域協議会」が設置
されています。
京都府内では、この10月から、京都市が、「子ども・若者総合相談
窓口」をオープンされましたので、その概要をご案内します。
□対象者
京都市にお住まいの方、30歳代まで
※ご家族からの相談も受け付けられます
□相談費用
無 料
□総合相談窓口
◎京都市中京青少年活動センター TEL:075-708-5440
◎京都市教育相談総合センター TEL:075-213-5657
□事業の特徴
これまで、困難を抱える子ども・若者については、支援機関単体での
支援にとどまる傾向がありました。
この事業においては、公的機関やNPO等の民間機関など幅広い分野
の支援機関が参加した「京都市子ども・若者支援地域協議会」の設置に
より、関係する支援機関が連携して、一人ひとりの状況に応じた支援方
法をコーディネート、社会的自立に向けた支援が行われることになりま
す。
詳細はこちら
http://www.city.kyoto.lg.jp/bunshi/page/0000088760.html
┗■ 4.イベント等情報
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<「不登校・ひきこもり経験者」シンポジウム
& 「たなか きょう」生ライブ>
□趣 旨:周囲への「感情」、見つめていた「自分自身」。討論やライブ
を通じて、経験者が直接語ります。
□日 時:平成22年11月21日(日)14:00〜
□場 所:京都テルサ 東館3階 大会議室
京都市南区東九条下殿田町70
□費 用:入場無料
□その他:「京都ヒューマンフェスタ2010」の一環として、開催され
ます。
【お問い合わせ】
京都府府民生活部青少年課
TEL:075-414-4302
┗■ 5.京都府からのお知らせ 「チーム絆」の取り組み
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京都府では、2008年度から、「チーム絆(きずな)」の取り組み
を行っています。
「チーム絆」は、主に義務教育終了後から20歳未満のひきこもり初
期段階の青少年を対象に訪問・相談を行い、必要とする支援について適
切な支援機関を紹介することなどを通じて、ひきこもり初期段階の青少
年の社会的自立を支援しています。
本庁のチーム4名と、府内各地の7団体で行っています。
ご遠慮なく、ご連絡くださいね!
☆☆☆ 本庁チーム絆 ☆☆☆
電話相談:月曜〜金曜 9:00〜12:00、13:00〜17:00
※祝日・年末年始を除く
来庁相談:予約制(まずは電話でご連絡ください。)
┌────────────────────────────┐
│専用電話:075-414-4304 │
│専用メール:team-kizuna@pref.kyoto.lg.jp │
└────────────────────────────┘
☆☆☆ 地域版チーム絆 ☆☆☆
★★★ 京都市・乙訓・南丹地域チーム★★★
NPO法人京都教育サポートセンター(中京区)
075-241-9188 (火・水・金・土 11:00〜16:00)
NPO法人ノンラベル(南区)
075-921-3088 (月・火・木・金 10:00〜16:00)
NPO法人インホープ (下京区)
075-352-0557 (水・木・金・土 13:00〜19:00)
アウラ学びの森 知誠館(亀岡市)
0771-51-2434 (火・水・木・金 10:00〜16:00)
★★★ 山城地域チーム ★★★
ほっこりスペース あい(宇治市)
0774-32-6187 (水・木・金・土 11:00〜16:00)
NPO法人夢街道国際交流子ども館(木津川市)
0774-26-0271 (月・火・水・木 10:00〜15:00)
★★★ 中丹・丹後地域チーム ★★★
NPO法人まごころ(綾部市)
0773-40-2556 (月〜金10:00〜18:00、日10:00〜20:00)
※出張相談(第一月曜日・予約制)中丹広域振興局(舞鶴市)
丹後広域振興局(京丹後市)
▽▼▽▼あとがき▽▼▽▼
ひきこもり支援情報メールマガジン「ほっ都マガジン」第44号はいか
がでしたでしょうか?
コラムに出てきた「風の谷のナウシカ」、懐かしいですね。このアニメ
をひきこもりと結びつけて考えたことはなく、新鮮でした。
イベント情報欄でお知らせした、「不登校・ひきこもり経験者シンポジ
ウム」についても、経験者ならではの、貴重なお話が聞けると思います。
是非、ご参加ください。
「ほっ都マガジン」に関するご意見・ご感想など、読者のみなさまから
のメールをお待ちしています。
是非、下記アドレスまでお寄せください。
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┃○ 発行:京都府ひきこもり支援情報ポータルサイト
┃ (事務局:京都府 府民生活部 青少年課)
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