ひきこもり支援メールマガジン「ほっ都マガジン」 第12号
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┃ ■ほっ都マガジン■ ひきこもり支援情報メールマガジン      
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┃  −ひきこもり支援情報と、ホッとする「安心」をお届けします−  
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                第12号:2008年2月26日発行


□ こんにちは!

 ひきこもり支援情報メールマガジン「ほっ都マガジン」の第12号です。
 ご愛読いただきありがとうございます。


 ほっ都マガジンでは、毎月第4火曜日、新着情報を中心に、ひきこもり
 の支援情報と、ひきこもりに悩んでおられる本人、ご家族への「安心」
 をお届けしています!


 ▽▼▽▼ 目次 ▽▼▽▼

 1. はじめに

 2. 支援の現場から 〜支援団体活動紹介〜
    「パレットハウス共同作業所」

 3. イベント情報

 4. 京都府からのお知らせ

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┗■ 1. はじめに
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□ ひきこもり支援情報をお届けします!

 ひきこもり支援情報メールマガジン「ほっ都マガジン」では、
 みなさんが常にひきこもり支援の最新情報を入手できるように、
 月刊で記事をお届けしています。

 メルマガの発行は毎月第4火曜日です。
 お知り合いにも是非、紹介してあげてくださいね。


□ バックナンバーはポータルサイトで!

 「ほっ都マガジン」は、「ひきこもり支援情報ポータルサイト」
 (http://www.kyoto-hikikomori-net.jp/)にバックナンバーを
 掲載しています。ぜひご覧ください!


□ 「電話相談」をご利用ください!

 相談は、ひきこもりの問題解決のための第一歩です。
 ひきこもりで困っておられるご本人・ご家族の方は、
 是非電話相談を利用してみてください。
 
 ○電話相談(ひきこもり相談支援センター)
  精神保健福祉相談員等がおこたえします。
  電話:075−641−2291
  開設時間:月曜日から金曜日(祝日を除く)
       9時から12時、13時から16時
 
 ○インターネット相談につきましては、平成19年12月をもって、
  一旦受付を終了しておりますので、御了承ください。



┗■ 2. 支援の現場から 〜支援団体活動紹介〜
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□ 今回は京都市右京区で活動されている「パレットハウス共同作業所
」の取組についてご紹介します。
  「パレットハウス共同作業所」から、紹介記事をお寄せいただきま
した。


 ☆☆☆「パレットハウス」とは何ぞや?!☆☆☆

 我々「パレットハウス」を語る時、どうしても施設が掲げている「ひき
こもり青年自立支援通所施設」と日本語的な矛盾に触れないとアカンかと
思います。「ひきこもり」と「通所」って?日本語的に変と言いますか、
矛盾がありますよね?

 その日本語的な“矛盾”と言いますか、それこそが今パレットハウスを
語る上で非常に重要な意味と、パレットハウスの「個性」になっておりま
す。「ひきこもり」なのに「通所」って、それじゃ既に「ひきこもり」で
はないやん!と言う声が聞こえて来そうであります。

 でも現実はそうではないのです。
 一言で「ひきこもり」と言っても、現代社会にあって様々な意味合いと
広がりを持って来ており、より深い根深い闇を孕(はら)んで来ていると
言っても過言ではないです。
 
 そんな多様化する一方の「ひきこもり」の現状にあって、我々は一体何
が出来るのか?!
 我々「パレットハウス」は正直な話、そんなに大きな施設と言う訳でも
なく、実にインディーズでマイナーなこじんまりとした施設です。

 今の社会の問題として訴えよう!とか、「ひきこもり」からの脱出と社
会参加を!!等と言うような大仰な事は言いませんし、出来るような力量
もありません。
 ただ我々が思うのは、「パレットハウス」という“施設”が、ここに通
う利用者やその家族にとって心落ち着ける、楽しく心地よい“居場所”で
あって欲しいと言う事であります。

 決して大袈裟な事は言えませんが、「パレットハウス」に通う事や、こ
こで色んな事を経験し、他の人との出会いを通して、「社会」に出る事や
「人付き合いが苦手」等という思いを抱いた方々の気持ちが元気になって、
自分の人生や未来を前向きに考えられる様になる「お手伝い」が出来たら
良いかな?・・・と常に考えております。
 そんな“居場所”として、我々「パレットハウス」が存在したいと思い
ます。
 まぁ〜ちょっとカッコ良い言い方をすれば、我々「パレットハウス」が
利用者さん(個人だけでなく家族を含めて)と社会との“架け橋”になれ
ば・・・と思っております(笑)。

 まずは、お家から出る事は非常に「大きな第一歩」だと思います。
 多分、家を出るまでに様々な葛藤や決心、次に家からパレットハウスに
来るまでの道のりにあっても想像以上に色んなシンドい思いをして、着い
た頃には心身ともにヘトヘトになっているという事は決して珍しい訳では
ありません。
 そして次は、パレットハウスにいるスタッフや利用者の皆さんとの“出
会い”があります。
 もう来るだけでも精一杯やのに、いきなり今度は自分や家族以外の人達
との「接触」です。
 コレも慣れるのに時間が掛かるかと思いますし、どうしたら良いのか戸
惑う事ばかりで、焦ってしまったりする事も多いでしょう。
 
 それはパレットに通う利用者の誰もが、経験する「通過儀礼」のような
ものです。
 
 何を話せば良いんやろ?気まずい沈黙もイヤや・・・って事で辛くなる
かも?!
 でも、パレットという「空間」にいる事によって、多少の時間がかかる
とは思いますが、互いに学んだり、歩み寄ったりする事によって、自然と
「人間関係」が形成され、その人の世界も広がって行くかと思います。

 パレットハウスは「居場所」であり、また「社会」の一部でもあります。

 
 ここで経験する事の多くは、何気ない日常的な出来事も多いかもしれま
せん。でも、その「何気ない事」の積み重ねが、何よりも大切です。
 それが利用者さん個人の“経験値”となり、より生活に深みが加わって
行くかと思います。すると、次第に自分自身にも「余裕」と「自信」が持
てる様になって行くかと思います。

 こう言った経緯には、絶対に個人差はあるかと思います。
 でも、我々パレットハウスのスタッフは、各利用者さん個人のペースに
寄り添って、一緒の目線で物事を見つめ、共に歩み、様々な出来事を体験
して、共に成長して行きたいと思っています。
 利用者さんの成長は、パレットハウスの成長と同じだと考えています。
 時間はかかるかもしれません、でも今後の「より良い人生」の為には何
よりも大切であり、そして必要な時間かと思っています。

 焦らず、気負わず、ボチボチと・・・大切に「時」を積み重ねて行きた
いです。
 
 それが「パレットハウス」です。
 京都の町家の中で、ひっそりと活動している「居場所」であります。

 ☆☆☆                ☆☆☆
 
 パレットハウス共同作業所の情報は、
 ひきこもり支援情報ポータルサイトでもご紹介しています。
http://www.kyoto-hikikomori-net.jp/shien/detail/palette.php

 ☆☆☆

 次回号では「聖母の小さな学校」をご紹介する予定です。



┗■ 3. イベント情報
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○ ラカン精神科学研究所からのお知らせ

3月京都母親教室日程のお知らせ

日 時 : 3月4日(火)AM10:00〜12:00

場 所 : ラカン精神科学研究所(京都市伏見区深草フチ町)で母親教
室を開催します。

参加費 : 500円

日々子育てするなかでの疑問、悩みなど話し合い、症例や理論をまじえな
がらアドバイスします。
今、子どもさんに何らかの問題があっても、なくても、安心して自信を持
って、楽しく子育て出来るようにと願いつつ、この教室を毎月開いています。
お子さんの年齢に制限はありません。もちろんお父さんの参加も歓迎です。
興味・関心のある方、参加希望の方は下記へご連絡ください。

ラカン精神科学研究所
? 075-644-8126 または 050-1035-4401 


┗■ 4. 京都府からのお知らせ
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○ 青少年の社会的ひきこもり支援「職親さん」が自立を応援します!

 京都府では、社会的ひきこもりに悩む青少年に対し、職親さん(協力事
業所)及び民間支援団体との連携により就労体験の機会を提供する「青少
年の社会的ひきこもり支援職親事業」を実施しています。

 この事業は、職親さんのもとで、1ヶ月程度の就労体験を受けることに
より、青少年の社会的ひきこもりからの自立を支援するものです。

 現在、IT企業や御菓子屋、木工所、スーパー等、36の職親さんに登
録いただいており、登録事業所の広がりに併せて、就労体験を行った青少
年が徐々に増えてきています。

 この度、職親制度の概要や職親事業所紹介、他の相談支援情報も盛り込ん
だ小冊子「職親マップ」を発行しましたので、御希望の方はぜひ御連絡くだ
さい。

 職親制度のホームページ
 http://www.kyoto-hikikomori-net.jp/work/syokushin.php
 注)この制度の利用には、事前に京都府への申込及び民間支援団体の推薦
   が必要です。


職親事業については、「ほっ都マガジン」第4号で特集しております。
バックナンバー「ほっ都マガジン」第4号
https://kyoto-hikikomori-net.jp/mail/bknum/070626.php


 ▽▼▽▼あとがき▽▼▽▼

ひきこもり支援情報メールマガジン「ほっ都マガジン」第12号は
いかがでしたでしょうか?
みなさんのご意見、ご感想をお待ちしています。

次回メルマガは、3月25日(火)発行予定です。

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┃   メールマガジンワーキンググループ 
┃    (事務局・京都府府民労働部青少年課)
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