「ひきこもり」って? | ||||||
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Q1「ひきこもり」ってどんな状態? | ||||||
A1
ひきこもりの評価・支援のガイドラインによれば、「ひきこもり」とは、様々な要因の結果として、義務教育を含む就学、非常勤職を含む就労、家庭外での交遊など社会的参加を回避し、原則的には6ヶ月以上にわたって概ね家庭に留まり続けている状態を言います。
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Q2「ひきこもり」ってどうしてなるの? | ||||||
A2 「ひきこもり」の背景要因には、大きく分けると①社会的要因、②心理的要因、③生物学的要因の3つあると言われています。
いじめや家族関係の不和、病気等、1つの原因だけで「ひきこもり」となることは少ないとも言われています。これら3つの要因が複雑に絡み合って、「ひきこもり」という状態が生じています。原因が特定できないこともあります。
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Q3「ひきこもり」は「怠け」や「甘え」ではないでしょうか? | ||||||
A3
ひきこもり当事者は、今の状態を好んでおられる方はおられません。むしろ、「何とかしたい」、「どうやったら変われるだろう」と悩んでおられます。また、「仲間はずれにされたらどうしよう、嫌われたらどうしよう」、「失敗したらどうしよう」という不安や恐怖と闘っておられる方も少なくありません。
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Q4「ひきこもり」は「親の育て方が悪かった」から? | ||||||
A4
ご家族に話をお聴きすると、「私の育て方が悪かったんです」、「あの時、きちんと話を聴いていたら…」とおっしゃる方は少なくありません。その結果、自分たちがその原因を作ったのではないかと自らを責めたり、将来に対する不安や悲観、絶望感を感じておられたりすることも見受けられます。
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Q5では家族にはどんな応援が必要になりますか? | ||||||
A5
家族は、毎日、子どもの行動を見守っておられることが多く、本人のちょっとした変化に一喜一憂してしまいがちで、このような緊張した毎日に疲労困憊になってしまうことも少なくありません。
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Q6家族はどう対応すれば良いの? | ||||||
A6
「ひきこもり」という状態は、本人が、「元気や自信がなくなっている」状態です。そのような本人に対し、「頑張って」と励ましたり、「何をしているんだ」と叱責することは好ましくありません。
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Q7「ひきこもり」は時間が経てば改善していくの? | ||||||
A7
ひきこもり回復へのプロセスには段階があり、一足飛びに外部の人と関係が持てたり、話ができたりするのはごく稀なことです。まずは家庭内で安心して過ごせることができるようになることが必要です。下記の「ひきこもりからの回復を支援するために ~ご家族のためのヒント集~」を参考にしていただき、まず家族の接し方を見直してみましょう。 |
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PDF ひきこもりからの回復を支援するために ~ご家族のためのヒント集~ | ||||||