ひきこもり支援メールマガジン「ほっ都マガジン」 第35号
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┃ ■ほっ都マガジン■ ひきこもり支援情報メールマガジン
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┃ −ひきこもり支援情報と、ホッとする「安心」をお届けします−
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                第35号:2010年1月26日発行


□ こんにちは!

ひきこもり支援情報メールマガジン「ほっ都マガジン」の第35号です。
 ご愛読いただきありがとうございます。


ほっ都マガジンでは、毎月第4火曜日、新着情報を中心に、ひきこもり
の支援情報と、ひきこもりに悩んでおられる本人、ご家族への「安心」
をお届けしています!

▽▼▽▼ 目次 ▽▼▽▼

1. はじめに

 2. 特集
相談機関〜〜いつ、どこに行けばいい?〜〜

3. イベント情報

4. 京都府からのお知らせ

5. 民間支援団体・京都府からの活動報告

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┗■ 1. はじめに
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□ ひきこもり支援情報をお届けします!

ひきこもり支援情報メールマガジン「ほっ都マガジン」では、
みなさんが常にひきこもり支援の最新情報を入手できるように、
月刊で記事をお届けしています。

メルマガの発行は毎月第4火曜日です。
お知り合いにも是非、紹介してあげてくださいね。


□ バックナンバーはポータルサイトで!

「ほっ都マガジン」は、「ひきこもり支援情報ポータルサイト」
(http://www.kyoto-hikikomori-net.jp/)にバックナンバーを
掲載しています。是非ご覧ください!


□ 「電話相談」「インターネット相談」をご利用ください!

相談は、ひきこもりの問題解決のための第一歩です。
ひきこもりで困っておられるご本人・ご家族の方は、
ぜひ、電話相談を利用してみてください。

○電話相談(ひきこもり相談支援センター)
精神保健福祉相談員等がお答えします。
電話:075−641−2291
開設時間:月曜日から金曜日(祝日を除く)
9時から12時、13時から16時

○インターネット相談(ひきこもり支援情報ポータルサイト)
専門の訓練を受けたスタッフがお答えいたします。
   http://www.kyoto-hikikomori-net.jp/consul/
時間:24時間いつでも受け付けています。

 ○チーム絆
専門家とピアサポーターがチームを組んで、相談をお受けします。
詳しくは、ポータルサイトをご覧ください。
http://www.kyoto-hikikomori-net.jp/kyoto/kizuna_suport.php



┗■ 2. 特集  「相談〜〜まずは、ご家族の方からの相談も
お待ちしてます〜〜」
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「メールマガジンで、どんな情報を知りたいとと思いますか?」と読
者の方にお訊ねすると、「相談機関について知りたい」という声をよ
く聞きます。

相談機関については、ほっ都マガジン23号特集「どこに相談したら
いい?」でも御紹介していますが、今回は「どんな風に相談機関を利
用したらいいか?」という切り口で、今回もまた、Q&A方式で御紹
介したいと思います。



Q.ひきこもっている家族がいるのですが、本人が相談に出かける
ことはないと思います。本人が相談に行かないと意味が無いの
でしょうか。

A.ご家族だけの相談から始められます。実際、最初に相談機関を訊
ねて来られる方のほとんどが、ご家族の方です。

ご本人が「ひきこもっている」ことによって、ご家族も大きな影
響を受けています。ご本人の言動に一喜一憂されようになってし
まったり、焦りや不安から「分かっているのに言ってしまう、し
てしまう」悪循環におちいってしまうことが多くあります。
たとえご本人が相談に行けなくても、そんな悪循環からの脱出に
向けて、ご家族が、まず一歩を踏み出されることは、大きな意味
があります。

それは、ご本人が社会と折り合いをつけ、自分自身の人生をいか
に歩んでいくか、その一歩を踏み出す導きとなり、手助けをして
くれる不可欠な存在が家族だからです。
常にご家族が相談できるところを持たれ、その都度どうしていく
か、具体的に対応を考えていかれることを、ぜひお薦めします。


Q.相談と言っても、なぜひきこもっているかも分からないし、何か
ら話していいのか、何を話していいのか、分からない気がします。

A.「原因が分からなければ、解決しない」と考える必要はありませ
ん。仮に原因を見つけたとしても、それを過去にさかのぼって取
り除くことは至難の業です。
大切なのは、今いるところからどんな風にしていくことができる
か、今やれる事を一つずつ積み上げていくということではないで
しょうか。

「家族としてどう対応したら良いか」「本人がどんな気持ちでい
るのか分からない」「なんとなく将来が不安」といった相談が多
く寄せられます。その時々の“正しい答え”は一つではないかも
しれませんが、第三者に話すことで、ご本人への見方や考え方が
変わり、これまでとは違う対応の仕方を知ることが出来るのでは
ないでしょうか。


Q.相談機関を利用したいと思ったら、どうしたらいいのでしょうか。

A.まずは、利用したいと思う相談機関に電話をしてみてください。
「電話相談」だけで、不安が取り除かれることもあるかもしれま
せんし、直接会って話をした方がいいなということになれば、電
話で「面接相談」の予約をすることもできます。

相談機関については、
ポータルサイト
http://www.kyoto-hikikomori-net.jp/consu/
ほっ都マガジン23号
https://kyoto-hikikomori-net.jp/mail/bknum/090127.php
で、御紹介しています。


Q.ところで、相談に行っていることは、本人に言った方がいいので
しょうか。

A.ご本人に伝えていただきたいと思います。
もしかしたらご本人は、家族が相談に行くことを嫌だと思うかも
しれませんが、あくまで、ご家族自身がどうすればいいのかを相
談し、対処していくために利用しているのだという点を伝えてく
ださい。そして、ご本人が必要とするなら、一緒に、もしくは一
人でも相談できることをも伝えてください。


Q.無理矢理にでも、本人を医療機関に連れて行った方がいいのでは
ないかと思う時がありますが・・・

A.医療の利用については、ご本人の意向を大切にしてください。
強制された受診は、実現したとしても、以後続かなければ意味が
ありません。むしろ、本人が今困っている生活上の問題、たとえ
ば不眠や食欲、身体症状などの改善や軽減のために利用してみる
ことを提案してみるのはいかがでしょうか。


Q.いつもではないのですが、ものを壊したり、暴力をふるう時があり、
身の危険を感じることがあります。相談するのも怖い気がします。

A.電話相談や面接相談の他に、インターネットやメールでの相談窓口
もあります。
ご本人やご家族が身の危険を感じるなど、緊急を要する時は、警察
(110番)の力を借りることも必要かもしれません。
「もしも」の時の対処法を知るため、ぜひ日頃思っておられること
を、ご相談いただきたいと思います。


Q.前に相談機関を利用したことがありますが、合わないような気がし
てやめてしまいました。

A.相談員との「相性」というのも、あると思います。別の相談員・別
の相談機関で、良い出会いがあるかもしれません。何度も相談する
のは力の要ることですが、その過程で、新しい考え方を知ったり、
本当に困っていることは何かに気づいたりすることもあると思います。

また、合わないと感じた時に、それを相談員や相談機関のスタッフに
伝えることも、大切だと思います。『今より気持ちが楽になる』ため
に、『今できること』を一緒に考えるのが相談です。思っていること
は、どんどん言葉にしてみてください。


さて、「家族」が相談する場合について、書いてきましたが、最終的には、
ご本人が自発的にこれまでとは異なる何らかの動きを選択してゆかれるこ
とが大切です。

そのために、ご家族の出来ることは、ご本人が選択し歩んでいけるように
するための「後方支援」。
まず大切なことは、ご家族が、気持ちのゆとりを得るということではない
でしょうか。ご家族が、相談を通じて安心されたり、新しいことを始めた
い気持ちになったとすれば、それはご本人にも伝わっていくものです。


もしも、現在相談機関に相談されておられない場合には、「まず思いを話
すところ」から始めてください。

公的な相談窓口については、下記をご覧ください。
http://www.kyoto-hikikomori-net.jp/consu/


┗■ 3. イベント情報
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○ 京都若者サポートステーションからのお知らせ

<親こころ塾>
日時:2月7日、2月21日、3月7日、3月21日 全4回で1クールです。
13:30〜15:30
※4日目は若者との交流会を予定しています。
定員:20名
参加費:無料
会場:中京青少年活動センター 中会議室及び和室
講師:佐々木佳代 氏
対象:わが子(学校を卒業・中退後、あるいは仕事を辞めた後、一定期間
無業の状態にある概ね15〜40歳未満)の自立を考える保護者の
方。
申し込み:事前申し込み制です。

詳細はこちら・・・
http://www.kyoto-hikikomori-net.jp/event/index.php?itemid=842

<自分を見失わない就活のために!!
「自分軸」を明確にすることで一歩前へ踏み出そう!>
日時:2/4(木)、2/8(月)、2/15(月) 14:00〜17:00
全3回で1つのセミナーです。
会場:京都市中京青少年活動センター 中会議室
定員:15名  基本的に全3回を出席できる方が対象です。
講師:鈴木泰詩 氏
対象:学校を卒業・中退後、あるいは仕事を辞めた後、一定期間無業の状態
にある15歳〜概ね35歳未満で、就業を目的とされている方。

詳細はこちら・・・
http://www.kyoto-hikikomori-net.jp/event/index.php?itemid=841

申込・問合せ
京都若者サポートステーション
TEL:075-213-0116
FAX:075-231-1231


○ フリースクール・寺子屋みらいの会からのお知らせ

<不登校・ひきこもり経験者と寄りそう者のお話と個別相談会(予約制)>

日時 : 1月31日(日) 14:00-17:00
場所 : 京都教育サポートセンター(中京区三条河原町角 早川ビル6F)
費用 : 1,000円
内容 : 経験者・応援者による講演、分野別(進学・生活・就労ほか)相談会

興味・関心のある方、参加希望の方は下記へご連絡ください。

詳細はこちら・・・
http://www.kyoto-hikikomori-net.jp/event/index.php?itemid=861

フリースクール・寺子屋みらいの会
メール:botayama19570820@yahoo.co.jp
電話:075-924-0820(転送になります)


○ ラカン精神科学研究所からのお知らせ

<京都分析理論講座>

日時 : 2月4日(木) 10:00-12:00
場所 : ひと・まち交流館京都(JR京都駅より徒歩15分)
費用 : 3,000円 (テキスト別途 1冊1,000円)
内容 : 『心の発達』 -口唇期の心の発達- リピドーとは

興味・関心のある方、参加希望の方は下記へご連絡ください。

詳細はこちら・・・
http://www.kyoto-hikikomori-net.jp/event/index.php?itemid=847

ラカン精神科学研究所
電話:077-558-8766
携帯:090-7357-4540



┗■ 4. 京都府からのお知らせ
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○ 京都人権啓発会議府民講座
「今どきの『若者』達がみな活躍できる『地域社会』を目指して」
を開催します。

「非行」や「ひきこもり」といった、社会生活を円滑に営む上での
困難を有する青少年の社会的自立を、地域において支えていくため
のネットワークづくりに向けて、地域を構成する様々な立場の方々
に、青少年問題を包括的に理解していただくために、府民講座を開
催します。

日時 平成22年3月6日(土) 午後1時〜午後4時30分
場所 京都商工会議所3階 講堂
定員 300名
内容 1 講演「青少年の社会的ひきこもりへの理解と対応」
斎藤 環 氏
(医学博士 爽風会佐々木病院診療部長)
   2 講演「元総長のふれ愛義塾〜こどもたちの居場所づくりに関わって〜」
     工藤 良 氏
(法務大臣認可更生保護施設「田川ふれ愛義塾」施設長)
3 パネルディスカッション
「非行・ひきこもり青少年への包括的支援を考える」
コーディネーター
川畑 隆 氏(京都学園大学人間文化学部教授)
パネリスト
斎藤 環 氏
工藤 良 氏
北村 真也 氏(認定フリースクール・チーム絆「アウラ学びの森知誠館」代表)
松浦 一樹 氏(NPO法人ENDEAVOR JAPAN統括事業長)
4 不登校・ひきこもり民間支援団体等活動紹介ブース(常設)

申込  平成22年3月3日(水)までに、青少年課まで
電話・FAX・Email・郵送にてお申し込みください

詳しくはこちら・・・
http://www.kyoto-hikikomori-net.jp/kyoto/jinken_kouza.php


○ ひきこもりを支える家族教室 御参加お待ちしております。

生活の中で、ひきこもりの状態にあるご本人への対応に困っている
ことがあるかと思います。
ご家族は、日々悪戦苦闘されながらもなんとか対応の工夫をされて
いることでしょう。
「家族教室」では、他のご家族と、今の問題を出し合い、対応への
ヒントを得ていただく機会になることを願っています。

講師及び運営は、京都府ひきこもり相談支援センタースタッフが担
当します。

さまざまな視点、対応・工夫の仕方、考え方のくせなど、ご家族に
あった対応を集団の力を借りながら、見つけて行けたらと思ってい
ます。参加は無料です。
お気軽にご参加下さい!!

開催予定:北部(京都府中丹西保健所)       2月17日(水)
南部(京都府精神保健福祉総合センター) 1月27日(水)
                         2月24日(水)

詳しくは京都府ひきこもり相談支援センター
(電話075−641−2291)へお問い合せください。


○ 共同体験活動支援事業のお知らせ

仲間と一緒に、楽しんでみませんか?

☆☆みんなでエクササイズ!こころとからだのストレッチ教室☆☆
日程:平成22年2月(詳細未定)
場所:あやべ青少年センター(綾部市)
内容:ホメオストレッチ
♪♪心と体をいっしょに癒す新しいリラクゼーション法を一緒に学
びましょう♪♪

☆☆ジョブトレ「デジタルパトロール」☆☆
日程:平成22年2月2日、9日、16日
場所:北部会場 あやべ若者サポートステーション
南部会場 京都オレンジの会情報センター京都ISIS
内容:学校裏サイトなどを監視する「デジタルパトロール」のあり
方に係る調査研究活動
♪♪定員6名程度予定。興味のある方は、青少年課まで御連絡く
ださい♪♪

☆☆あいほっとワークショップ☆☆
日程:平成22年2月4日
場所:ワークセンター宇治作業所
内容:障害のある方の共同作業所のスタッフ補佐として、作業準備や
共同作業などを実施
♪♪気軽な気持ちでボランティアを一緒にやってみませんか?
JR黄檗駅前に集合して一緒に出かけています。興味がある方、御連
絡ください♪♪

京都府青少年課(チーム絆)
TEL 075-414-4304
FAX  075-414-4303


▽▼▽▼あとがき▽▼▽▼
ひきこもり支援情報メールマガジン「ほっ都マガジン」第35号は
いかがでしたでしょうか?

もうすぐ2月、1年で最も寒い季節を迎えますが、皆さん体調を崩され
たりしていませんか?

風邪予防には、手洗い・うがいはもちろんですが、部屋の湿度を適度に
保つということも、とても大切だそうです。そこで私は毎晩、枕元に湿
らせたタオルを置いて寝ております。小さなことですが、意外に効果が
あるみたいです♪湿らせる時に、お湯を使う+アロマオイルを1滴落と
すのがオススメです☆

「ほっ都マガジン」第35号に関するご感想や、最近の「ホッ」とし
た出来事など、読者のみなさまからのメールをお待ちしています。
是非、下記アドレスまでお寄せください。

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┃○発行:京都府ひきこもり支援情報ポータルサイト
┃    メールマガジンワーキンググループ
┃    (事務局・京都府府民生活部青少年課)
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